表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
18/29

第17章 沖田蒼馬

姉の舞が入社して8日経った。

翔は毎日、舞かルーナのそばにいて、二人に甘えていた。

「お姉ちゃんが二人になって僕は嬉しいですよ」

「私もまた翔と暮らせて嬉しいわ」

姉と話す翔を沖田は笑顔で見ていた。

沖田はしばらくは舞と翔の護衛兼世話係のためペガサスに残っていた。

龍神隊は結成から戦時中まで18歳以上の男子しか入隊できない。

沖田は義理の兄でもある土方に龍神隊に入隊するよう少年時代から進められていた。

士官学校に14歳の時に入学し、18歳で龍神隊に入隊した。

龍神隊は18歳から入隊できるが、入隊のための試験がある。

この試験はかなり難題で、一発で合格できたものは結成当時から200年の間に18人しかいない。

一番の難題は最後に幹部5人と3時間戦い、隊長、副隊長がそれを審査し、それなりの戦いが出来るものだけが合格することが出来る。

だが沖田の時は本来審査員である土方が5人の対戦相手の一人として加わった。

沖田は魔法は変身魔法くらいしか出来なかったが、訓練生の時から「天才剣士」と呼ばれていた。

そして最後の試験土方達5人を相手にし、なんと2時間58分で土方達五人を倒したのだ。

18歳で入隊し、その2年後には幹部の一人となった。

戦時中翔が入隊する前までは龍神隊の中で一番強いと言われていた。

やがて本来なら18歳以上からしか入隊できないのだが、その強さと恐ろしさ、さらに戦時中だったため特例で13歳の翔が入隊した。

これにより神威龍一が一番で沖田蒼馬が二番目の実力者となった。

終戦後龍一が脱退し土方が隊長となった。

土方は新たに入隊したものが増えたため、1番~10番の隊を作り、それぞれに組長を決めその組長が担当の隊を任されている。

一番隊には沖田蒼馬(27歳)が二番隊には永倉新一(33歳)、三番隊には斎藤一郎(30歳)などが組長となっている。

十番隊組長は原田光助の弟佐助(26歳)が組長をしている。

また組長以外にも組長補佐という者たちが存在している。

龍神隊の現在の任務は街の見回りや新人隊士たちの育成。幹部クラスとなると、女王が平和作りのため、他国と交流を深めるために他国に出向くため、その護衛を任される。

そして沖田は義理兄であり上司である土方から大空姉弟の護衛兼世話係を任されたのだ。

沖田は変身魔法を得意としている。

その魔法でスパイ活動などを行ったりもしていた。

沖田は女王の護衛で他国では顔を知られているから、外に出るときは30代くらいの男性に変身し、「山崎進」と名乗って大空姉弟を護衛しているのだ。

任務中「山崎」なる人物にずっと変身して護衛などをすればいいのだが、彼は翔ほどではないが魔力がそう高くない。(翔はほとんどない)

そのため魔力消耗を避けるために会社内では元の自分に戻って任務を遂行しているのだ。


「しかし隊長…いや翔さんもずいぶん変わりましたね」

「これもルーナさんや皆のおかげです」

翔は沖田に隊を抜けてから現在に至るまでの経緯を話した。

「そうですか。あのキリトが生きていたんですか…それより隊…翔さん、ルーナさんの事が好きなんじゃないですか?」

その言葉に翔は顔が赤くなった。

「やっぱり。ここに来てから舞さん以外で翔さんがよく一緒にいるのはルーナさんですもんね」

「だ、誰にも内緒ですよ」

「分かっています(でも皆知っていると思うんですが…)

「それより沖田さん…いや山崎さん」

「会社の中なら沖田でいいですよ」

「じゃあ沖田さん、沖田さんの方こそ恋人とかいないんですか?」

「…」

沖田は一瞬黙り込んだ。

「ご存知だと思いますが、私には婚約者がいました。でも戦時中に犠牲となってしまった。土方隊長は私に縁談をよく持ちかけるんですが、私は今でも彼女を愛していますから…」

沖田も姉の舞と同じ想いなのかと翔は思ったのであった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ