表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドリンクB  作者: マコ(黒豆大福)
プロローグ
62/78

62 客観的評価は受け入れがたい


 一人残されたキリアは、しばらくその場に立ち尽くしていた。


「……」


 絶句。文字通り言葉の絶たれた状況にキリアは呑み込まれていた。


「……あ」


 出できた音は意味のない母音だったが、それはキリアの、キリアの心中の最後の抵抗である。


―――ハンターとしか考えられない。

―――何だ、それ ?


 先ほど言われた言葉を脳裏で反芻する。


―――日本語の意味を取り違えてる ? いや、それはない。

―――でも、だって、その言い方は


「それ以外が、あるみたいな……」


 ハンターとしか考えられない、それとは違う。

 それはつまり、ハンターとしてではない考え方が、キリアの中にあるということだ。


「俺は、ハンターなのに……」


 白昼の町中に、小さな呟きが響く。


「ハンターでしか、無いのに…… !!」


 力ない言い訳染みたそれは、誰にも届かず空気に溶けて消えた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ