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脱出劇
19話に戻る。
「あんた・・・、だれだ?」
俺はもう適当な挨拶をする気にしかなれなかった。まあ嫌われることに関しては実はあまり気にしていない。そんなに息を荒げてどうしたというのか。
目の前の金髪の少女は、いつの間にか背筋をピンッ!と伸ばしている。一体なんの用なのだろう。
「副会長補佐さん・・・。そんなに俺らに会いたかったんですか?」
彩都の口調はいつもと同じ。でも、表情が暗い。
「そうだ。授業の途中でサボっているとは何事だ!!生徒会室の風紀システムをなめるなよ?今日はたまたま私が仕事をしていてな、生徒玄関には監視カメラがあるのじゃ。蒼井君も一緒ではないか。ちょっと気になってな」




