ニーニャからの手紙
Dear:親愛なる父 ダイヤ・スターゴート
まずは、読む勇気を出してくれてありがとう. これを読んでいる頃には、あなたのところに僕はいないでしょう. 僕はあなたにとってどのような存在だったのでしょうか. 僕にとってのあなたは、何よりも優先されるものです. 初めてあなたに出会った時のことを昨日のように覚えています. 小さく汚い子猫を拾ってくれたから、今の僕があります. たくさんのことを教えてくれましたね. 文字・医療・魔法・作法、他にもたくさん. あなたに褒めてもらうためにいろいろなことを頑張りました. 褒めてくれる時に撫でてくれるその手が、声が好きです. あなたに教えてもらったものの中で一番大きなものは”愛”です. あなたの愛が、多くの者を救っていると僕は思います. 優しいあなただからこそ、僕の死を一番嘆いているでしょう. そんなあなたに、僕から未来の情報を届けます. あなたの気持ちがこんなもので落ち着くとは思っていません. もし、僕があなたのこころを壊してしまったのなら、本当に申し訳ないです.
ー未来情報ー
赤い月の日に再びベルリアルがトヤヘリノにやってきます. カクーダを引き連れてくるようです. かなりの数なので、それなりの準備をお願いします.
あなたが禁止魔法を使っていることが、もう時期ルービタニアの監視官に気づかれてしまいます.
それと、あなたがルービタニアに連行されるとほぼ同時に、ルービタニアにベルリアルが現れます.
そして、そう遠くない未来. あなたは生命神と対立することになるようです. 五大神と三大神の対立に巻き込まれてしまいます. ゼルアーク様に逆らえなかったのでしょうね.
以上がこの先有益になると予想する情報です.
参考程度に頭の隅に置いておいてください.
この手紙を書く少し前に、僕が西の国で命を落とす未来が見えてしまいました. しかし、それと同時にクロム様が命を落とす未来も見えてしまったんです. 彼は無事でしょうか. 彼が無事なら、僕が西の国に行った意味があったと安心できます. 本当はあなたに相談しようと思いました. けれど、これでクロム様が命を落とせば、あなたが後悔すると考えたんです. クロム様は一度自分の中で決めると、なかなか意見を変えてくれないので、あなたや僕が止めても西の国に行ったでしょう. 西の国に行くのは、僕の判断です. 誰のことも責めないでください. もちろん、あなた自身も.
拙い文章を長々と書いてしまいました. 動揺と焦りが隠せないのは、あなたとの共通点です. とても寂しく感じますが、この手紙を見た時に少しでも僕のことを思い出してくれたらなと考えるのは、勝手が過ぎるでしょうか.
長い時間を持つあなたに光の守護を.
By:ニーニャ




