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さいきょうのぶき を てにいれた !

無駄に遠回りで全く意味のない、でも書きたかった伏線?回収。

書き上げた満足を理由に早めの投稿。

――――――――――


目が覚めて、寝ぼけたままいつの間にか胸の上に乗っていたきゅーちゃんをそっと横にどかす。

寝る前に考えていた事なだけあって流石に寝起きで忘れてそのままってことにもしなさそうだと思いながら、そっとSFウィンドウ君を開く。念じるだけで開くの、指から火が出るよりよっぽどファンタジーだと思うんです自分。


「あ、そういう?」


――――――――――





さてどうしよう、世界を破壊する能力でも劇的に自分に変化が起こる能力でもなかったわけだが、その分肩透かしかというとそんなわけない。というか地味だが十分ぶっ壊れというか、欲していた能力ではあった。他の能力優先しちゃったから後回しにしてたけど。


「うーん、きゅーちゃんと自分では試してみたけど、これ何とも言えないなぁ」


今日起きて変わった事、一つは昨日古龍さんの洞穴で昼寝したときにわけわからんお告げ的な感じで聞こえてきた天の声的なシステム音声。あれが言っていた通り新しい能力を習得していたってこと。

二つ目はLvが上がっていた事、これに関しては単純に機能確認忘れてた可能性もあるので放置。

三つ目、SFウィンドウの変化。これがまぁ割とありがたいというか多分一つ目の貰った能力の影響というか...まぁ見やすくなったのでなんたらかんたら翁が馬ってことで、あれ確か人生は勝手に変わる的な意味だったよな?


「よし、面白そうだし昨日預けた枝回収ついでに小ルラウネで試すか」


そうと決まれば早速行く...前にまずは朝食だな、じゃないと空腹できゅーちゃんに噛まれる。きゅーちゃん確か食事そんなとらなくても平気なんじゃなかったっけ?いや作るけど焼き魚とご飯ね。




「小ルラウネー来ったぞー?」


「な、なんで家の場所知ってるのよ!?」


「さっきすれ違ったなーちゃんに聞いた、思いの外近くの木の上に住んでるのね?」


「ぐ、偶然!偶然だからね!?」


凄い焦っている...ツンデレヒロインが主人公の登下校先で待ち伏せした時みたいな反応だ。ってことはこいつわざわざ我が家こと本拠点の近くの木を家にしたのか...酔狂なやつだなぁ。


「いや別に近くに住んで文句言わんて、そもそもアルラウネ達の里からこっちに移住するの提案したのも自分たちだしな?」


「ぐっ...だ、だから違うって...」


「その態度でいったい何を隠せてると?」


顔赤くしながらの否定ほど無意味なものもない...残念ながら自分、鈍感属性持ってないのよね。

あ、でも痛覚とかに鈍感なキャラっていいよな。大体作品の後半無茶して心配されても本人が気づかないから余計心配が加速するタイプのキャラ...どこかのタイミングで痛みを取り戻して涙する感じの。


「結構いろんな作品で見たなぁ…どの本で出たか混ざって思い出せねぇわ」


「な、なんの話?」


「こっちの話ー、それよりあの枝、どんな感じになった?」


「えっと、言われた通りの形には出来たと思う...持ち手の部分は私の蔦で補強したから、持ち心地とかは都度調整できるわよ」


おぉ…これがこの世界で初めて手にする武器。いや厳密には石斧モドキ作ったりしたから初とは違うかもだが...でも武器として作ることを決めたのはこれが初なので、うん。やったー武器だー。


「その武器?結局何なの?」


そういえば小ルラウネにはデザインだけ伝えてこれが何か...とかは言ってなかったな。

まぁわざわざ伝えるほどの事でもないんだが...。


「この武器というか元々木の枝だったこれは、まぁ昨日も言ったが自分がここで生きていく運命を決めてくれたものなんだ」


「そ、そんなに大事なもの...でもただの枝なのよね?」


「そうだぞ、マジでそこら辺に落ちてた木の枝だ」


そう…この枝をぶん投げて落ちたほうに歩いた結果川を見つけたし、そのまま上流に行ったから古龍さんと出会ったしその話の流れで小ルラウネ達とも出会った。

まさしく運命の分岐点的木の枝なのだ。どれだけ取り繕っても木の枝だけど。


「すごい間接的に私達と出会った理由ってわけね...確かにそう聞くと大事な木の枝?なのね」


「そう、そんでなんか薪にするのも捨てるのもなんだかなぁと思った結果、いっそのこと武器にして持ち歩こうかなって」


「潔過ぎない?」



一途と言ってくれ。

主人公の新しい装備、木の枝→■■!

武器に加工した結果攻撃力が上がったぞ!別にこれで戦う技能とか覚えてないから無意味だけどな!

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