表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

森で一人ぼっち

 空は青く、雲がゆっくりと流れていく。

広大な森の中で仰向きに寝転がる自分にわかるのはそれだけ。

体を起こして周囲を見渡し、改めてどこまでも続く木々が自身を森の中にいることを自覚させる。


「気が付けば森の中ってことはなくないか...?」


特別なことは何もしていない。

いつも通りの日常、いつも通りの日々、自室で悪魔召喚の儀式もしてないし

電車に飛び込んだり誰かの運転するトラックに轢かれてもいない。


「まずここは日本なのか、それともよくある異世界的なやつなのか...?」


読書が好きで様々な本を読んできた、自室の六割は本に占拠されていた。

最近やたらと増える異世界物の本も、特に嫌悪感なく集めて読み漁っていた。

だからこそ...


「死んで転生とか...もしくは転移とかそういうやつなのかと思ったけど、そんな

案内受けてないしなぁ、チュートリアルないタイプの作品も確かにあったけど」


そう、自分の読んでいた作品の多くが転生なり転移なりする際、ゲームのロード画面的タイミングで

神様的超越者がこっちにアクションとってくるものだったのだ。

しかし今の自分にその記憶はない。

なんなら直前の記憶もない、寝てたんだっけ、あれ...飯食ってたんだっけ?


「仕事終わりで帰宅後、だったと思うんだけどなぁ...」


寝起きだからか頭はすっきりしてる、ってことは寝てる間に移動した感じかな...?



ひとまず分かったことが二つ。

まず一つ目、この森が結構広いという事実。

声を出したり、そこそこの距離歩いてみたり、思いつくそこまで自分に負担がかからない事は

一通りしてみたが一向に動物どころか獣道一つ見当たらない。

そして二つ目、声を出してる最中に頭の中で転生作品のあるあるを思い返してた時、

目の前にウィンドウが現れた事。


「ゲームのステ振りみたいな画面だな...」


実際そうとしか例えれないから困る。

見れる情報はLvとPPの二つ

Lvは1、まぁそもそもどう上げるのかもわからないし上がるのかも不明だからこれは放置。

そしてPP、何の略かもわからないが割り振れる系のポイントらしい。

現状PPは1しかないから困窮した事態になるかしない限り一旦これも放置だな。


「結論として何も発見はなかったな...仕方ないからこのまま方向決めた歩き続けるか...」


木の棒を拾う、放り投げる、よしあっちに進もう。

これで死にそうになったらそれはその時考えよう、今は体力あるうちに移動に徹しよう。


主人公...現状名前なし、メンタルはガラスだが基本的な思考が「死ななきゃ安い」で固定されてるから

鋼メンタルに見える、でもやっぱりガラスのハート

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ