神は世界にハッピーゴールデンリキッドをお創りになられた
「っはぁ〜!ただいまぁ〜〜。疲れたあぁあああ〜!!」
返ってくる「おかえり」の声などあるはずも無く。。ガチャガチャと鍵を雑に置き、靴も脱ぎ散らかしてバタバタと玄関に上がる。
もうね、いいんですよ。
疲れてるんでね。。キッチリやらなくたっていいんですよ。
誰も困らないんでね、これが我が城ってもんですよ。
スーパーの材料が入った袋を一旦どさっと床に置く。
面倒くさいけど、手洗いうがいはしなくっちゃね。
風邪なんか引いたって、看病してくれる人なんか居やしないんだから〜。
チャカチャカっと手洗いうがいを済ませてどっかと座ると一旦ビールをプシュッと開ける。
こんなのね、もう駆け付け一杯ってなぁもんですよっ(違う)。
(グビッ、グビッ!)
「くうぁああ〜っ!!労働の後の一杯はたまんねぇな〜〜!!」
あまりにも旨い、あまりにも五臓六腑に染み渡り過ぎる黄金色の液体。。
こんなんもうハッピーゴールデンリキッドですやん。
ひと心地着くとぐうぅ〜っと元気良く鳴く腹の虫達よ。。
「へいへい、すぐ作りますよっと」
よっこらせと立ち上がり鍋をコンロにかける。
良い感じにあさり出汁と醤油みりんを調合する。
こんなんね、目分量で適当でよろしい。
家庭料理なんてね、毎回味が変わるくらいの方が飽きなくてよろしい、なんてね。
ただ単純に酔っ払って計量しながら作るのがおっくうなだけだったりするのですが。。
斜めにざく切りした白ネギと短冊切りした油揚げを出しに入れぐつぐつ煮る。
もうね、うどん別茹でとかしないよ。
そのまま一緒に煮込んじゃうよ。
「疲れて帰ってきたのに自炊してえらい!」
「さっすが〜!おつゆの調合比率神!!」
ぐびぐびビールを飲みながら自画自賛でおうどんロードを進めていく。
玉子でふわふわにとじてどんぶりに盛る。
七味をふわわ〜っと振ったら完成だ〜♪
すごく美味しそう、匂いだけでよだれが今にも垂れてきそう。
こちらも最高の黄金の液体(お出汁)ではないか!
ハッピーゴールデンリキッド?(あさり出汁は白いのでちょっと濁ってるけど)再び!
など訳も分からぬ事を考えながら丼をテーブルに運ぶ。
もう天才!
自分で自分を幸せに出来て偉い〜。
お昼は熱々を食べ損ねたから、今度こそ温かくて美味しいうちにいただかなくてはね。。
あっ!すぐに出してあげるって言ったのに忘れてた。
後回しになってごめんよ、空きっ腹にビールで頭回ってなかった涙
カバンからふわふわ達を取り出す。
そんなはずはないんだけど、なぜだかプンプン怒っているように見えるキツネーズ。
「お前たち今日も可愛いねぇ〜♪」
2匹をテーブルの上に乗せる時に、あれっ?気のせいだろうか、いや、でも。。そんなはずない。
2匹とも心なしか以前より気持ちズッシリしている。
はて?と首を傾げてはみたけれど、まぁお酒も飲んでいるし気のせいか。。
「出すの遅くなっちゃってごめんね」
ぽんぽんと頭をなでると、2匹ともこちらを向くようにテーブルの端っこに置き直した。
だって大切な君たちに、おうどんハッピーゴールデンリキッド(しつこい)が散ってしまっては大変だからね。
こんな時間にごはんの事を書くのではありませんでした。。
頭の中がほかほかうどんになりました。
コシのあるうどんも美味しいけど、柔らかい煮込んだおうどん最高なんだよな〜(しみじみ)




