表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
15/19

うちのケセランパサラン達のマッサージの腕が極上でした。

寝る準備はあらかた済ませた。


サイドテーブルにクッションを置き、ベッドの上のすやすやきつねをそーっと移動させる。

ベッドで寝かせたままだと寝返りで潰してしまいそうだし汗


そっと置いた瞬間にパッチリと開く2匹のお目々。

なんかあれかな、俗に言う背中スイッチってやつでしょうか。

そんなところまで赤ちゃんみを出してこなくても良いのに。。


「おぉ、いつの間にやら眠っていたようじゃ。」

「まだお目々ねむちゃい〜」


すやぁ。。とまた眠りそうになるきつね大に、きつね小が声を掛ける。


「こりゃ!寝るでない!旨い飯の恩返しをする時は今!」

「分かったよ〜。ごはんうまうまだったね〜。」


タオルおくるみに包まれたままジタバタともがく二匹。


「これを外すのじゃ!早うせい!」

「エーン、ぜんぜん取れないよ〜」


「分かった分かった。ちょっと待ってね。」


順番におくるみを取ってやると現れたのは、お風呂のおかげでふわっふわになったケセランパサラン風きつね2匹。ケセパサきつね。


体に自由を取り戻し、キューンと伸びをしている姿も愛らしい。


「こちらへ参れ。背を上にしてここに寝転がるのじゃ。」

「どーじょ〜」


先ほど恩返しと言っていたけれどこれの事だろうか?

今から何が始まるか分からないけど、とりあえず素直に従ってみる事にする。


よっこいしょっとベッドの上に背中を上にし横になると、私のスマホを指差し言った。


「ひーりんぐみゅーじっくなる音楽をかけるのじゃ。」

「すきなのかけて〜。」 


はて?意外と物知りなきつねだなと思いながらも、検索して良さげな動画の音楽を流す。


ぽわ〜ん、ほわ〜んと優しい響きが部屋を満たしていく。


すると背中の上によじよじとよじ登り、

肩や背中や腰の上でぴょんぴょん跳ねるきつね2匹。

お菓子でまるまる肥えたせいか、程よい重さが心地良い。

一週間のデスクワークでカチコチに固まった体が解されていく。


「はぁああ〜、気持ち良い。極楽〜。」


「それは良かったのぅ。旨い飯の礼とご当地お菓子とやらの罪滅ぼしじゃ。」

「お菓子ごめね〜」


ひとしきりぴょんぴょんしてもらった後、顔の横で子守り歌を歌ってもらいだんだん瞼が重くなる。

小気味の良いリズムで尻尾でぽんぽんされ更に睡魔がやってくる。


眠りに落ちる寸前に聞こえたのは


「おやすみ、豆介。良い夢見るんじゃよ。」

「まめちゃまた明日ね」


という、とてもとても優しい声だった。


豆介って誰だろう、だけどなんだか不思議と懐かしい感じのする呼び名だ。

少し気になるけど、もうとっても眠くて眠気に抗えないよ。。

私もきつね達のマッサージを受けたいです〜。

絶対に気持ち良いはず。

そしてお返しに、きつね達の小さい肩を揉んであげたい。。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ