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異世界ってスゲェェェ!!(仮)  作者: ポチでボッチなポッチポチ
初めての街
10/87

10話 災難の次は

すみません、自動に投稿するのを日にち間違えてしまいました。

 「おい!?どうしたんだ、随分とボロボロじゃないか?お前一人か?」

街の門番さんが、俺に向かって心配そうに声を掛けてくれた。

 「あ・・・あの・・・オークに・・・襲われて・・・おれ・・・おれ一人で、心細くて。」

俺は、この世界で始めて、人と会話して、相手の第一声が心配の言葉だった事で、涙がまた、溢れ出した。

 「そうか、俺はもう交代の時間だから、そこの詰め所で話を聞いてやる。」

そう言って、俺を詰め所に連れて行き、椅子に座らせてくれた。


彼は、言葉にはなっていない、俺の話を静かに、受け止めてくれた。

オークを倒した事に目を丸くして驚いていたが、すぐに表情をもどし、最後まで聞いてくれた。

話が終わっても、根掘り葉掘り聞いて来なかった。


「そうか、大変だったな、旅に慣れていないのに、一人旅は辛いよな、俺の名前は、アランだ!!この街で二年ほど門番をしている、何か困った事があったら、相談に来い・・・・って言っても後3ヶ月で任期が終わって、首都に帰るんだがな。」

 どこか気品が漂っていて、青みがかった髪に、青い目、その目は何処までも優しく包んでくれそうな目で、顔立ちも優しい感じだった、困った時に真っ先に声を掛けやすい人って言えば10人中10人頷くだろう。


 俺は、アランさんの御蔭おかげで、落ち着く事ができた。


「はい、ありがとうございます!俺の名前は、シュンといいます。」

話を聞いてくれた事と相談に来いっと言ってくれたアランさんに、心から感謝の気持ちを込め、深々と頭を下げた。


「俺の今日の仕事は来れで終わりだし、街を案内するよ、それに何時までも、その格好は不味いだろ。」


「え!?あ・・・はい、あと鍛冶屋の場所もお願いします・・・・」

 自分の格好を見て赤面した、最初は枝に引っ掛けたり、戦闘で少しずつ破れていったが、そこまで気にしていなかった、何時の間にか、大切な所だけを守っている状態だった。

 確かに、これで街中歩いたら、誰も目線は合わせてくれないだろう・・・・


「ああ、わかった、ずは服屋だな、付いて来い。」

と先に、アランさんが歩いて言った。


が、俺は税金を、収めていなかったのを思い出しアランさんに確認した、やっぱり必要だった。


 税金を払って、通行書を買うらしいが、冒険者になれば不要になるそうです。

俺は冒険者になるので、銅貨5枚の使い捨ての通行書を貰った。


 いの一番に服屋に連れて行ってもらった。

「ここが、俺も使ってる服屋だ、サラ居るか?」

  ドアを開け店員を呼ぶ

「アランいらっしゃ~い?うわ!?後ろの子どうしたの・・・・ボロボロじゃない・・・」

 サラと呼ばれる、金髪ポニーテールお姉さんは、アランさんの声に反応して、店の奥から出て来て、俺の格好に驚いた。

「悪いが、シュンの服を見繕ってくれないか?」

「はいは~い♪採寸するから、こっちいらっしゃい。」

サラさんは直ぐに店員の顔に戻った

「お願いします。」

サラさんが、採寸用の紐をポケットから出して、俺のサイズを測ってくれた。

「えっと、上下で3~4着と下着が欲しいのですが?」

「君のサイズなら、そこに7と書いてある棚の商品がそうなんだけど、そのサイズの服が一番売れていくのよ、今あるのは黒一色何だけど、何なら1着だけ買ってく?2~3日には何着か出来るんだけど?」

 サラさんの言いたい事は分かる・・・わかりますとも・・・女神様に変化して貰ったのは、顔のコンプレックスを無くして貰っただけ・・・つまり・・・・黒髪黒目の俺に服まで、黒はちょっとって事でしょ・・・

「いえ、大丈夫です、お願いします。」


「そう、君がいいなら、私からは無いわ、えっと全部で・・・銀貨1枚と銅貨8枚だけど、アランの紹介だし、銀貨1枚でいいわ。」


銀貨1枚を渡し、俺は店の隅っこで着替えた・・・・ん~真っ黒・・・


「く、ふふふふ、すまない・・・・・シュン、鍛冶屋何だが今日は定休日なんだよ、場所は目の前を通るから、食事にしよう。」

アランさんは、笑いを押し殺そうとしてたが、無理だったようだ。


アランさんに、飲食店に連れて行かれ、そこで食事をする事にした。

名前は『エプロンネコ亭』っと言うらしい・・・嬉しい匂いがする


   ガヤガヤガヤガヤ

「覚悟しておけよ、シュン!」

俺の背中を軽く叩いてから、アランさんは空いてる席に誘導してくれた・・・・・

「覚悟!?って・・・食事しに来たんですよね?」

「ああ、驚くぞ!いろんな意味でな!」

アランさんは、何が何だか分かってない俺の表情を、楽しそうに見ている。

「は~い、アランいらっし~ゃい、ん?そっちの子は見ない顔だね?」

こちらの店員さんも、金髪のロングの、おねえ・・・・猫耳キタアアアァァァァァ!!

「やぁ、クーネ、この子はシュンって言うんだ、今日この街に来たんだ。」

「へぇー、シュン君かぁ~、うふふ、可愛い顔してるね、お姉さん好みかも。」


クーネさんは、好みとか、言ってるけど挨拶っすね・・・・・分かります分かりますとも、だってアランさんが挨拶した時、尻尾がピンっと真っ直ぐに伸びたよ・・・確か猫って嬉しいとき、甘えたい時はピンと張るって・・・・・猫好き芸能人が熱弁してたっけ?


「クーネさん見たいな、美人のお姉さん言われたら本気にしちゃいますよ?」

・・・・頑張った俺を褒めたい、女神様に出会う前の俺なら固まって何も言えなかっただろう・・・返した言葉が・・・在り来たりなのが残念だけど。

「うふふ、可愛い顔して言うわね・・・・・アランは、いつもの?」

「ああ、2人前頼む、良いよな?シュン」

「はい、それが驚く物ですか?」

「それも含めてだ。」

「じゃあ、ちょっと待っててね。」

っと言い残し、厨房に戻って行った。


「あの、アランさん、こんなに良くして貰って、嬉しいのですが、他の方は街へ入る際に、手続きしてたんですが?俺は、やらなくて良かったんですか?」

話を聞いてくれていた時、ふと外を覗いたら、何人かが街へ入る際に、話をしてから入る者、水晶玉に触れる者が居たので聞いてみた。


「ああ!あれな、話は通行所を持っているかの確認で、水晶の方は、不振な奴か初めて来た奴に触ってもらって、危険人物かどうかを計るんだ、ちなみ、危険の度合いが強いと黒く光るんだが、シュンには必要ないよ。」

 やっぱり、そう言う類の水晶か、定番だわな

「何故?俺には必要ないんですか?」

初めて来たんだから、するよね規定通り


「先に言って置くが、スキルについては話すなよ、シュンお前自身のスキルも他人に話すなよ、それを踏まえて他言無用だぞ。」

今までの雰囲気が一転して、厳しい顔にアランさんはなった!

俺は黙って頷いた。

「実はな、俺には『悪意を感じる』スキルがある、それで、人の、シュンの色を見たんだ、オレンジに光る色をな。」

 周りの賑やかな声に消えそうな、声で説明してくれた。

「オレンジ?ですか?」

色に何か意味があるのかな・・・・

「オレンジは、俺も始めて見たよ、他の色については秘密だが、シュンの色の意味を教えてやるよ。」

俺は喉を鳴らした、今日始めて会ったのに、大切な自分のスキルを、話す何て・・・何て人だアランさん・・・・

「緩和色なら、水晶を使う必要が無いからな、ついでに言って置くがオレンジが表す象徴はチャレンジャーだ。」

 

     ・・・・・・・・


はい?チャレンジャーって挑戦者って事ですか・・・てか、それイメージカラーって奴ですよね・・・

  

「はっはっはっは、まぁ~そんなに、深く考えんな、実害が在る訳じゃないんだからよ。」

「ええ、まぁ~そうですね、解ってても変えられないですからね~。」

「そう言う事だ、お!来た来た。」


「おまたせ~、本店の名物、日替わりメニュー『キャット盛』2人前です。」

何、キャット盛って、・・・・・ネコ盛?

 「ちょっ!?えぇ、デカ過ぎ、フライパン丸ごとって・・・・。」

「驚いたろう、この店のマスターは元冒険者でな、冒険者は身体が資本なんだ、しかり食って力付けろって事で、このメニューが生まれたんだそうだ、冒険者になるんだろ、これ位食って見せな。」

アランさんは言った驚くってこの事か・・・クーネさんは、アランさんに言った、いつもの?って・・・

二重にびっくりだよぉぉぉぉぉぉ!!アランさん、どんだけ食うんだよ!!


「シュン君、残しちゃ駄目だよ?罰金で10倍の値段で請求するのが、店のルールなんだからね、ちなみにこれ赤字覚悟で出してるメニューだから、残したら元値の10倍で銀貨10枚だから。」


「い・・・・いただきます・・・・!?」

美味い・・・メチャクチャ美味い・・・フライパンの半分がステーキで残り半分が、ハンバーグ、その下に温野菜が敷き詰められていた。俺の手は止まらず、ひたすら、口に詰め込んでいく。


「あっ!おい、シュンそんなに、慌てなくても、大丈夫だぞ、誰もとらねーよ。」

俺の勢いに、驚きつつ、苦笑して、アランさんも食べ始めた。

「そうだよ、シュン君、料理は逃げないわよ、喉に詰まっちゃうから、ゆっくり食べなさい。」

クーネさんも、ゆっくり食べるよう言ってから、仕事に戻った。

 二人は黙々と食べて行き、見事に完食した。途中でクーネさんの言った通り、喉に詰まって、苦しんだら、慌ててアランさんが背中を叩いてくれて、クーネさんも、急いで水を持ってきてくれた。

  もちろん二人からは、言わんこっちゃ無いって言われて、苦笑された。

  


そんな、キャット盛のお値段、何と!?銅貨50枚です、二人分で銀貨1枚か。


「さてシュン次は宿だな、宿の近くに、冒険者ギルドがあるから、明日登録しに行けよ。」

 アランさん良い人過ぎっす・・・夕食をおごってくれた。


  冒険者ギルドの前を通り過ぎて10分程歩いて宿に着いた。

「ここの、宿にはな、1泊飯付きで、銅貨50枚の値段で泊まれるのは、俺の知る限り、ここしかない、俺は、そろそろ兵舎に戻るな。」


「はい、いろいろと、ありがとうございました!!」

頭を下げて、アランさんを見送った、その時アランさんが、何かを思い出して


「シュン、『アーレンの街へ』ようこそ。」


と言って兵舎に帰っていった。


・・・・・・・・・あんなに、話したのに、今頃になって街の名前しったわ。


何か、『エプロンネコ亭』の衝撃が強すぎて・・・・突っ込めないや、さてと宿に入るか。


ドアを開けて、入って、辺りを見回すが誰も、居なかった。


「すみませーん!」


「あいよ、今行くよ。」

カウンターの後ろにある扉から、顎髭が印象的な白髪の爺さんが出て来た。


「若いの、宿泊かい?」

「はい、この宿が安くて泊まれる所だと教えて貰いまして。」

「ほーう、確かに、この街では、家だけ昔ながらの値段でやっておるよ、何せこの宿は、この街を開拓した今は亡きアーレン公爵が冒険者に泊まってもらう為に、お造りになられた宿じゃよ・・・じゃが・・・」

「あー、すまない爺さん、俺は長旅で疲れて早く寝たいんだ、その話は、また今度頼むよ。」

「おお、すまんのう、最近客が減ってしまってのう、何でも銀貨2枚で、泊まれる宿が人気でのう・・・この帳面に名前を書いてくれ、1泊銅貨50枚じゃ。」

「とりあえず、10日泊まるよ。」

俺は銀貨5枚を帳面の上においた。

「ほい、208の鍵じゃ、階段を上って右の角部屋じゃ。」

「眠いので、もう部屋に行って寝ますね」

爺さんには悪いが・・・


俺は、もうお腹いっぱいで眠気に逆らえなくなって来たので、そそくさと部屋に行き、死んだように、眠りについた。


難しいですね・・・・分けて次話ってなると、何か違うなって思ってしまい、上手く分けれませんでした。


長さの調節出来る人って凄いです、本当に。


シュン君・・・・お腹いっぱい食べれて良かったね・・・

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