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第1章6話 始まる日常

木の上で眠っていた私は目を覚ましスマホで時刻を確認すると9時半だった


天音「ふえ!?ヤバッ」


私はそう言って飛び起きる

焦りのあまり木から降りる際に足を滑らせて落ちてしまう


天音「痛た…」


髪や服に木の葉がついていたがそんな事は気にしている暇はなかった

私は痺れた足を気にせずに走り出す


天音(初出勤で大遅刻なんて笑えないよ!)


大急ぎで走ったおかげでなんとか間に合うことが出来た

息を切らし肩で息をしながら息を整えながら国防軍の本部に入る

するとそばの受付の近くで立っていた人物が近づいてくる


ソフィア「あららー葉っぱまみれで何かあったの?」


そう言って頭や服についた木の葉を取ってくれる


天音「遅刻しそうで慌てたせいで木から滑り落ちて…」


その言葉を聞いて驚かれる


ソフィア「木の上!?の、野宿でもしてたの…」


天音「はい!木の上で寝泊まりしてます」


私がそう答えると手を引っ張られる


天音「ええ!?ど、どうしたんですか?」


私が驚いているとソフィアさんは少し怒ったように言う


ソフィア「お風呂もご飯もまともにありつけてないでしょ、ほら遅れてもいいからお風呂とご飯だけは食べなさい」


とソフィアさんがそう言って私に食堂やお風呂に行くようにすすめた

そのおかげで私は久しぶりにご飯やお風呂にありつけた


天音「いやーありがとうございます!ソフィアさん」


ソフィア「支部所属が決まったらそこで暮らすといいわ、支部によっては空いてる部屋か休眠室があるはずだから」


そう言って優しく語りかけてくれる


天音(やっぱりテレビで見るよりも少し厳しくてそれでも誰に対しても優しくて…私もこんな人になれるかな)


ソフィア「そろそろ行きましょうか!多分皆待ってると思うからね」


そう言って楽しそうに笑っている

私もそれをみて笑顔になる


天音「そうだ、皆待ってるんだった!」


私達は早足で全員が待っている部屋に急ぐ

私達が部屋に入ると全員が私達を待っていたようで


ひまり「何かあったと思って心配したよー、天音」


れん「もしかして遅刻したのか?」


蒼「まあ大丈夫そうで安心したよ」


と心配はしてくれてたようで笑顔で出迎えてくれた


ソフィア「とりあえず!今日から皆は構成員になるんだけど部隊はまだ決まってないの」


ひまり「えっ!決まってないんですか?」


そう驚いていると


蒼「適正とかもあるからね…そういえば今日は何をするんですか?」


そう聞くとソフィアさんは笑顔で答えてくれる


ソフィア「今日から各部隊の支部に行って、最初は第5部隊支部に1週間働いてもらいます」


れん「って事は各部隊の隊長や副隊長に会えるってことか!」


嬉しそうに目を輝かせている


ひまり「楽しみだなーそれにやっと憧れの構成員になれたんだから、これから私達が国や市民を守ったりするんだから!」


そう自信満々な顔で意気込んでいる


天音「これから頑張ろうね!ひまり、蒼、れん」


蒼「さてと頑張るとしようか」


そう言って私達は全員が決意を固める

それを見てソフィアさんは微笑みながら見守ってくれる


ソフィア「こういった絆は大事にした方がいいよ…さてと今から…第5部隊支部に行ってもらうね、えーとたしかもらった転移石があったような」


そう言ってカバンの中をゴソゴソと探るように探している 


ソフィア「あった!ということでちゃんと4人分あるからね」


と転移石と呼ばれた物を渡してくる


ひまり「転移石よりも転移魔法の方が楽だと思いますよ、一気に転移出来ますし」


ソフィア「本当はそうしてあげたいんだけど、魔法が使えないから仕方がないね」


天音(魔法が使えないんだ…やっぱり凄い人なんだなー)


私が1人で感心しているとひまり達が驚いた反応をする


れん「ソフィアは凄いんだな!きっと凄い努力をしたんだな」


ひまり「ソフィア副隊長かっこいいですよ!」


蒼「本当に凄い人なんだね」


2人は目を輝かせてソフィアさんを見ている


ソフィア「さっそろそろ時間だね、頑張ってね皆」


そう言って手を振っている

私はその笑顔に少し違和感を感じてしまうが気にせず転移石を握る


天音「ソフィアさんまた会いましょう!」


蒼「僕達頑張ってきますね、ソフィア副隊長」


れん「また会おうな」


ひまり「色々教えてくれてありがとうございました」




そう言って転移石を発動させ私達の体の下に魔法陣が出現し体が光る

そして光が辺りを包みソフィアさんの目の前から居なくなる




ソフィア「頑張ってね…そして…」


その呟きは誰にも届くことはなかった




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