表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

第1章4話 予想外の事態と喜び

ソフィア「よし!次は…」


突然スマホの着信音が試験会場に鳴り響く


ひまり「ちょっと…まさか誰かスマホ持ってきたの?」


と小声で囁く

すると着信音がなったスマホを取り出したのは


ソフィア「あ!ごめんごめん私だわ」


そう言って少し離れたところに行き電話に出る

しばらくして電話が終わったのか

こちらの方に戻ってくる


ソフィア「紫苑ちょっと呼び出されちゃってー、しばらく1人で試験官としてお願いね」


紫苑「分かった、頑張って」


ソフィア「んーありがとー」


そう言って試験会場から走って出ていく

出て行ってしばらく静寂の間がおとずれる


天音(気まずい…)


重苦しい空気に耐えきれずにひまりが口を開く


ひまり「え、えっと夜桜…さんでしたよね」


紫苑「…」


その質問に無言でコクリと頷く


れん「誰が次は試験を受けるんだろうな、もちろん俺はいつでも大丈夫だぞ!」


突然魔法陣が紫から赤色に変わる

すると突然夜桜副隊長が

持っていた分厚い本をペラペラとめくる


紫苑「待って…魔法陣が機能しない」


すると突然吐き気を感じられるほどの強い魔力を感じる

突然の強い魔力にあてられ視界が眩む


天音「うっ…」

(私ですら壁に手をついてないと立ってられるほどの魔力…それが…魔法陣に込められてる?)


ひまり「う…気持ちが悪いよ…」


れん「これは…結構きついな…」


2人は床に手をつき顔は青ざめている

そんな私達とは裏腹に

夜桜副隊長と蒼は平気な顔で立っている


紫苑「…これは止められない」


蒼「いったい何が…」


紫苑「呪障壁」


一瞬で私達の周りに壁が展開される

しばらくしてさっきまで感じていた魔力が消える


紫苑「…スマホも通じない、これは閉じ込められた 面倒…」


すると突然魔法陣から禍々しい熊型の魔獣が出てくる

その瞬間冷たく張り詰めた空気に変わる


紫苑「…魔力を感じない…」


そう言って障壁を解除する

障壁が無くなってもあの魔力は感じなかった


れん「ひまり、天音 蒼!俺達で何とかしないとな」


ひまり「うん!」


2人は乗る気で武器を構えていたが蒼だけは


蒼「こういうのはあの人に任せた方が…」


とちらっと夜桜副隊長の方を見る


天音「まあ私達が頑張れば勝てるかもだけど」


紫苑「はあ…貴方達に任せる…死にそうになったら助けるから、試験だっと思って」


そう言って持っていた本を開き何かを呟いた後

地面に魔法陣が上書きされる


紫苑「その代わり自分達で倒すって決めたんだから

その責任は忘れないで」


私達はその言葉に


天音「分かりました!」


ひまり「はい!」


れん「ああ!」


蒼「はい」


天音(絶対に私達が倒す!)


この時の私達は試験を合格したいという気持ちより

周りの人に危害が及ぶから倒さないと という気持ちが強かった


れんは双剣

ひまりは剣

蒼は拳銃

私はナイフ

を取り出し

各々が武器を構え攻撃を仕掛ける


れん「疾風舞」


高速で魔獣を斬りつける


その隙をついて


ひまり「突光」


光をのせた突きで魔獣の首を貫く

剣を抜いた瞬間傷が再生する

そして魔獣が攻撃をするが掠るだけだった


蒼「うーん…再生能力持ちだね、こういった類いは長期戦で削るか再生出来ないくらいの傷をつけるか…」


れん「よし全員で攻撃を叩き込むぞ!」


ひまり「おっけー、任せといてよ」


蒼「僕が拘束するからその隙に攻撃を叩き込んで」

「粘水域」


魔獣の足元に銃を撃ち込み粘着性のある水が発生し

身動きを取れなくする


その動きを見て私達は同時に攻撃を仕掛ける


れん「裂風乱舞」


高速で連続で斬りつけ魔獣が傷だらけになる


ひまり「輝輪」


光の輪が魔獣を斬り刻む

再生する為に肉がくっつこうとするところを

私はトドメを刺す


天音「氷突」


内部を凍らせる突きを繰り出し魔獣に刺す

そして魔獣が内側から凍りつき動きが鈍くなる


蒼「やっぱりまだか…」

「水圧弾」


頭を撃ち抜き貫通する

そしてどでかい図体が崩れ落ち

ズンッと重い音をたてる


れん「やったか?」


ひまり「変なフラグ立てないでよーれん」


蒼「いや…確実に死んだね」


天音「こ、怖かったー」


私は緊張の糸が切れたようで地面に座り込んでしまう

それと同時に魔法陣がパリンっと音を立てて消える


紫苑「終わったのね」


そう言って本を閉じこちらの方に歩いてくる


ソフィア「皆大丈夫!?」


突然強い力で扉が開きソフィアさんが心配した顔で私達の方に走ってくる

そして私達に抱きつき


ソフィア「すっごい心配したよ、皆ケガはない?」


ひまり「本当に怖かったですよ」


れん「ひまり達が居なかったら危なかったぞ、全員ケガはないぞ」


蒼「ふう…流石に疲れたね」


天音(あの魔獣…まるで私達を倒す気がなかったみたい、まるで私達の試してる…みたいな)


紫苑「…」


夜桜副隊長は遠くから私達を見ている

するとソフィアさんが入って来た扉から

少し長めの金髪に薄黄色の目をした男性が入ってくる


ハル「紫苑さんいったい何があったんですか、念の為回復魔法をかけた後に話を聞く事になると思うので」


紫苑「魔法陣が暴走した、それで試験者達が魔獣を倒した」


ハル「も、もっと詳しく教えてもらわないと…」


紫苑「そう…」


そう言って視線を本の方に向ける


ソフィア「とりあえず試験は…中止?」


紫苑「別に私は全員合格でもいいと思う」


ハル「まあ僕が見た訳ではないので説得力はありませんがあれほどの魔力を発していた魔獣を倒したのですし優秀な人材だと思いますよ」


紫苑「チームワークも取れてた」


天音(意外にも結構周りを見てる人なんだなー、興味なさそうな態度だったのに)


私は勝手に感心していると


ソフィア「でも皆今回は運が良かったから無事だったの、これからは気をつけるように」


そう強めに言われてしまった


ひまり「はい…」


れん「悪かった…」


蒼「…」


天音(私達…不合格になるのかな…)


ソフィア「フフでも良かったね、明日から構成員なんだから」


その言葉に私達は大声をあげて喜ぶ


れん「え!い、今構成員って言ったか!?」


見るからにれんは喜ぶ


ひまり「え…やったぁー」


と両手をあげて凄く嬉しそうに笑う


天音「ほ、本当ですか!?」


その問いにソフィアさんは両手を合わせて答える


ソフィア「もちろん!よろしくね皆」


笑顔で微笑んでくれた

私は嬉しそうに笑い


天音「これからよろしくお願いします!」


蒼「これから国防軍の構成員として皆で頑張ろうね」


そう言って笑う


ハル「新しい後輩が入ってきますからね…そろそろ聞き取りを始めましょうか」


ソフィア「ん?ハルが聞き取りをやるの?」


ハル「さ、流石にやりませんよ僕の担当ではありませんからね」


そう言って少し困ったように笑う


紫苑「私は残る…聞き取りの対象だから」


ソフィア「そうだねじゃあ後は任せたよ、皆明日また会おうね」


そう言ってハルと呼ばれた人とソフィアさんは試験会場から出ていく


れん「今の…もしかして、天城ハル?」


ひまり「さぁ?」


天音「うーん、テレビで見た事あるソフィアさん以外はあまりよく知らないんだよね…」 


蒼「僕もあまりよく知らないや」




そんなありふれた雑談にはなを咲かせる

私達はこれから起こる事をまだ気づく事は出来なかった





深夜


とあるビルの屋上



手のひらに光の玉を浮かばせ仮面とフードを着けた人物が誰かと話している


???「うん頼まれた通り細工しといたよ、実力はあるみたいだしそれにこれから面白いことが起きそうだフフ、いざとなったら僕が対処するからさ」




誰一人その不吉な予感に気づく事はなかった
























評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ