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【祝9000PV突破】何故現代兵器をファンタジー世界へ持ち込んではならないのか?  作者: ウォルギリウス
第八章

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黄金色の鷲は赤き鉄槌に立ち向かう

光を求め夜に動く

「はふぅ……やっとです……」


ヤドヴィガは平原の国の宮殿内にある自室のフカフカの天蓋付き寝台に身体を埋めながらぐったりと脱力していた。

彼女には確かに王国を乗っ取った後見人である君塚悠里を「摂政」として置き、実務のほとんどを彼に任せている。

そういう取り決めで彼女自身は「飾られた象徴」として振る舞うはずであった。


「これからの為の女王としての勉強も有るのにそれに加えて毎日毎日、沢山の方と謁見しなくてはならないのはやはり疲れます……」


だがしかし最近は国内が安定してきたこともあり各地の有力者や他国の特使との会談も多く、まだまだ幼いヤドヴィガの肩にはその重圧がのしかかっていた。


君塚もある程度配慮しスケジュールを調整してはいるもののそれでも回数が多く時間もそれなりに長い。

夜、自室に戻る頃にはクタクタで大好きなサウナどころか水浴びすら忘れかけてベッドに倒れ込む時が有る。

流石にそのような限界の場合君塚が目隠しをしながら入浴を手伝ってくれたり、服を着替えさせてもらったりしているがヤドヴィガの女性として成長し始めた肉体に決して意識を向けないよう彼は紳士として(あるいは、無用なトラブルを避けるために)並々ならぬ努力をしていた。


「〜♪」


鼻歌を軽やかに歌いながら彼女は12歳の誕生日プレゼントとして君塚から贈られた彼の肉声データがインストールされている端末を起動させ、健やかなる睡眠の為に『一仕事(日課)』をしようとしていた。


耳にイヤホンを差し込み、再生ボタンを押す。


「んっ……はぁ……君塚様……君塚様……いえ、悠里様……っ!!」


可憐にして幼き蕾が早熟な情熱に浮かされ、必死な思いで色鮮やかな花びらを押し上げながら咲き誇ろうとしていた――まさにその絶妙なタイミングで、部屋のドアにノックが入る。

だが、ヤドヴィガはそれどころ(イヤホンの音声と己の熱)に集中していたので、全く気付かず、何も返答がなかった。


「悠里様、悠里さま、悠里さまぁ!!! もっと――」


「ノックに返答が無かったので大変無礼では御座いますが、緊急の事態故、失礼します殿下! ……それと、先ほどから私の名前を何度も仰られていたようですが、私をお呼びでしたか殿下?」

「あらあら、まぁ……」


不躾な形で二人の人物が入室してきた。

一人は彼女がまさに妄想していた当人である君塚悠里。彼は部屋の主の状況など何も気付かず呑気に「急用のため馳せ参じた」という顔をしていた。

そしてもう一人、君塚の後ろに立つ聡明なアナスタシアは寝台の上で衣類をはだけさせたヤドヴィガが『何をしていたか』をその表情と仕草から色々な事を即座に察し口に手を当てて驚きと気まずさの感情を抑えていた。


夜分遅くにやってきた二人はそれぞれの反応をしていたが紅潮して汗が垂れていたヤドヴィガはその愛する本人が入室した瞬間、全身から一気に冷や汗が噴き出て、情欲よりも猛烈な『恥じらい』が勝り始める。


「ふぇ? き、君塚様!?」

「殿下、いかがされたのですか!? こんなにも服を乱して……まさか、何者かが侵入して危害を!?」

「いえっ! そのような事は決して! 決してございません!!」

「くっ……! 殿下を成人した暁に『女王陛下』と正式にお呼びする事が私の今の目標であったのに! どこの不届きな転生者が『女性支配』のような外法を使って殿下を貶めるような行いを!!」


その意中の方がさすがに心配して血相を変えて入室してきた為ヤドヴィガは慌てて飛び起きた。

彼女の着衣の乱れを見て君塚は激しく動揺した。

彼の脳内では「もしかしたら何処かの転生者によって物理的・精神的に籠絡されたのかもしれない」と、完全に軍事的な脅威へと変換されてしまっていたのである。

或いは東方世界の魔法使いが極秘裏に潜入し、ヤドヴィガへ何か呪いを――。


「おそらく、摂政様がお考えになられているような物騒な事は起きてないかと思われますが……」

「貴殿に何がお分かりかアナスタシア殿下! 我が国の対峙してきた敵には女性のみを虜とする姦淫の魔法を用いる卑劣な輩も居たのです、何を悠長な事を……!!」

「うぅ……違うのです……もう、どうして……」


すっかりリラックスモード(お楽しみの最中)だったヤドヴィガは叩き起こされた上に、恋煩いをしている相手に何故か『暗殺か洗脳の危機』という変な思い込みを暴走させられ何処かで血の雨が降りそうな勢いになりそうであった。

首を激しく横に振りながら恥ずかしさのあまり顔を枕で覆い隠しほそぼそとした声で必死に否定していた。


「君塚様……そうではないのです。本当に、そんな事は……」

「かしこまりました殿下。なら直ちに国内軍を動員し、ズラトポル周辺を封鎖して其奴を見つけ出し適当に始末いたします。可能なら本日中即ち日付が変わるまでにでございます。殿下をご不快にさせた輩には血で贖わせるべきであり国家反逆罪に該当するなら軍法会議の裁判も不要でしょう」


愚かな輩には即決処刑で報いを受けさせると息巻く君塚であったが、アナスタシアは流石に一人の女性として(そして同年代の少女としての共感から)君塚の朴念仁極まる暴挙を止めることにした。


「あの、摂政閣下。一つよろしいでしょうか?」

「あぁ、アナスタシア殿下。一体どうされましたか?」

「そもそも、先ほどの殿下の一件はヤドヴィガ殿下の『非常に個人的かつ尊厳に関わる、デリケートな事』ですので……ここはあえて深く追求せず不問にするべきかと思われますが」

「だ、だが! 国家の最高権力者の危機を――」


アナスタシアからの制止に戸惑う君塚へ畳み掛けるようにヤドヴィガも被せるよう君塚の追及をやめさせようとした。


「そうです! 私は今日は何もしていませんし誰も来ていませんからご安心ください君塚様!!!」

「そ、そうですか。殿下がそう仰るなら……」

「それよりも君塚様。そちらの方はどなたでしょうか? 『殿下』と仰ってましたが、何処かの国の方でしょうか」


ヤドヴィガは真っ赤な顔のまま強引に話題を切り替え、隣のアナスタシアへ話を振った。

ヤドヴィガとしても安眠(と至福のひととき)を阻害された原因はきっとこの同年代の少女が夜中に君塚を連れ回したからだろうと推測している。

更に身なりは何やら血まみれだがヤドヴィガの使役する妖精がそっとその衣服に用いられている布地について少し反応しており、「東方由来で何らかの神秘を秘めた高級な素材が用いられている」衣服であることを告げている。

つまりいとやんごとない身分の人物であるのは間違いない。

少なくとも高級な布地を東方から取り寄せられるなんて我が国でさえ出来ぬ話だ、とヤドヴィガは思っていた。

ついでに安眠妨害犯の素性も、この愛する人(君塚悠里)からしっかり聞き出しておきたかったのもある。


「そうでした、私とした事がつい取り乱してしまいました。こちらの方は鷲の国の姫君、アナスタシア・セルゲイヴィチ・オリョーラ様でございます」

「夜分遅くに大変申し訳ございません。以後、お見知りおきくださいまし。本日私はヤドヴィガ殿下に大変急ぐご相談がございまして参りました。平にお許しください」


睡眠時間を削られ訝しげに見つめながら衣服をようやく直してアナスタシアと対面する幼き女王は、すんとした為政者の表情に戻り、側にある椅子に座って佇んだ。


「アナスタシア様。鷲の国の惨状の件については私も聞き及んでおります。何やら我が国でも暴れた『赤軍』と名乗る武装勢力が貴国で今猛威を振るい、そして帝都オリョールを落としたと」

「……お恥ずかしい事ではございますが、事実です。我が国は貴国から秘密裏に支援を受けていたにも関わらず敵に負けてしまい我が皇室は私を除き全て死に絶えてしまったのです……。それで、この国に命からがら落ち延びて参りました……」


彼女は自身に起きた凄惨な出来事を全て打ち明けてから、本題に入ることにした。


「それで祖国を滅ぼされ私どもに助けを求め、そしてあの女(新倉)を討ち取って欲しい。つまり、そう言う事ですね?」

「さようでございます。どうか、どうかお願いいたします!」


凛とした眼差しで亡国の姫君は年が近い、そして平原の国の事実上天涯孤独な女王へ藁にも縋るような思いのまま頭を下げ、頼っていた。


「……それは我が国にとっての『利点』とは何でしょうか? 摂政率いる国内軍を大規模動員し、鷲の国をあの女と赤軍から解放する利点について何かございますか? 近隣の国と言えど国境が接していない貴国のしかも体制側が既に敗北した……いえ失礼終わった皇室をわざわざ血を流して助けるのに、我が国が負うリスク(欠点)を超えた利点が有るのですか?」


ヤドヴィガは、一国の国王として彼女へ冷徹に問いかける。平原の国が、あの大軍を擁するソビエト社会主義共和国へと攻め入る事のメリットとは有るのかどうかを。

ソビエトを討ち滅ぼせば、確かに二度と新倉結菜(あの厄災)には悩まされずに済む。

だが圧倒的な装備量を誇っている赤軍については決して軽んずる事は出来ず、安易な軍事介入の判断は出来ないのである。

もし戦争になれば平原の国が焦土になりかねないから出来れば今すぐは決断したくない案件だ。

少なくとも、判断力の鈍る深夜であれば尚更。

もしこれを今返答して侵攻するにしてもリスクが大きく戦火が国土に及べば平和を望む世論の反発は確実。

独裁国家と言えど民衆が暴動を起こせば政権は一溜まりもない。


「それについては貴国でもお分かりの事かと存じ上げますが、あの狂人の暴挙を放っておけばいずれ――」

「そもそも我が国にそんな大国を相手にする力も無く、そしてそんな大規模戦争を望む国民も居ません。民の願いの中に有るのは平穏と安寧です。大乱ではなく、です」


ヤドヴィガはあえて拒否しようとする素振りを見せてアナスタシアの反応を試していた。

もしこの程度で答えに窮し泣き落としに頼るならそこまでの人物。

大国たる鷲の国の復興など不可能であり、いっそ見捨てて高地の国や低地の国と共同で『分割統治する共和制国家』として大国達の影響下に置こうと画策している。

どうせなら自国の関与出来る傀儡政体にしたほうがよっぽど合理的であり彼の国の資源を搾取して平原の国にとって有益な形で新倉というバカ女を始末する方が良いからである。


「……それでも、それでもあの女を討たねばならないのです。私は、家族の為に、祖国の為に――」

「確かに責任は感じられているのでしょうが復讐は何も生みません。それに、その復讐は自分で行う訳ではなく、我が国の兵士の血で贖うというのに、少し偉そうな感じですね。もう少し、為政者として頼み方を考えられたら如何でしょうか?」

「……!! そ、それは……」

「すぐに合理的な対案を言い返せないとは、それ程の覚悟でしたか……。なら、我が国の返答はほぼ確定しました」


言い淀んだ彼女へ、ヤドヴィガの心は半ば決まった。

もう平原の国は鷲の国皇室の個人的な援助はしないと。

彼の国は戦後に弁務官達を派遣して分割して統治し安定化するまで弁務官区(植民地)にしてしまうと。

アナスタシアは側の君塚を涙を堪えながら見た。

嘆息し、天を仰いでいる彼の表情は窺い知ることは出来ない。

幼くも聡明なアナスタシアは察した。


もう誇りを取り戻す為の敵討ちさえ出来ないのだと。


「それでは――」

「ええ、殿下。そうですね、平原の国は――」


ヤドヴィガの非情な発言を遮るように君塚がすかさず口を挟んで発言した。


「平原の国は今回、アナスタシア殿下への全面的な軍事支援を行います」

「はい?! な、何と、何を仰るのですかっ!? 平原の国は鷲の国皇室へは支援を見送ると、私が今――」

「平原の国内軍は鷲の国の解放の為、ソビエト社会主義共和国への宣戦布告を前提とした大規模な軍事行動の準備を行います。よろしいですね、ヤドヴィガ殿下」

「……理由はあとでキッチリ聞かせていただきます、君塚様。私の意向に反した件は特に」


アナスタシアは絶望の暗闇の中から突然差し出された摂政の救いの手に驚いて口がずっと開いたままであった。


「ぁ…ぇ…摂政閣下……!! 宜しいのですか? ヤドヴィガ様はああおっしゃってますが」

「アナスタシア殿下。今回の件は私の独断です。ですが無論ただとはいきません。後で詳細な支援条件について話し合いましょう。無論、平原の国の圧倒的に有利になる様な条件ですが」


(あーこれ、ヤドヴィガ殿下にめちゃくちゃ嫌われたな……)と君塚は思いながら、だがどの道あの『赤い帝国』はいつか必ず討たねばならないので大義名分(良い機会)だと考えて独断専行したのだ。


「取り敢えずアナスタシア殿下は今から邸宅の方に一室貸し与えますのでそちらで寝泊まりして、長旅の疲れを癒やしてください。どうせ戦争の準備に1年位かかりますから」

「1年……あの大軍を相手にするのに、たった1年ですか?」

「ええ、まぁ、はい。多分それだけで落とせると我が国内軍の優秀な参謀達が言うものでして」


アナスタシアはあんなにも膨大な戦力を有している赤軍をあっさりと下せると豪語するこの男に困惑しつつ、確かな希望を抱いていた。


(父様、母様、そして哀れなアレクセイ。私は必ずオリョールに戻り、あの女の亡骸を霊前に捧げます。ですから、どうか吉報をお待ちください)



ヤドヴィガは退室したアナスタシアの気配が完全に消えると今回の派兵について、あまりにも安易な独断専行であると思い君塚の責任を詰める事にした。


「で、君塚様。また安易に勝手に約束していましたが、よろしかったのですか? 相手は君塚様の強力な軍隊でさえ手こずる様な圧倒的な大軍。そのような相手を降すのは厳しいかと考えてます」

「はい、殿下。私もそんな簡単に討てる相手とは思っておりません。寧ろ酷い泥濘と物量に阻まれ、苦戦を強いられるのがほぼ確実である事は分かった上で決断しました」


口を真一文字に結び、ヤドヴィガは厳しい口調で責める。


「あなたがどう暮らしどの女性と関係を結んでしまったとして、それは自由……だと、私としては非常に困りますし、私の側から離れるのは癪ですが! それより!! 何であんな、終わった王室の小娘の為に、アッサリと兵を送ると決めたのですか!!! それよりあの国を細かく弁務官区にして、我が国の植民地にして資源を接収してしまえばよかったでしょうに!!」


君塚は、確かにヤドヴィガの冷徹な為政者としての言い分は理解した上で、首を横に振りそれは違うと否定する事にした。


「確かに殿下の言う通りあの国の地下資源の開拓や農地の接収は経済的に大変魅力的ではあります」

「なら!」

「ですが、『終わった』というのは些か早計かと思われます。まだ帝国が打破されて時間は経っておらず、寧ろまだ民の心は帝国の時代の人間達の良き治世を覚えて生きております。ならば、開戦事由(錦の御旗)はこちらにある。奴らが追い詰められ寝返る場面です」


幼き女王はプルプルと震え、どうしても譲らない摂政に憤りを覚えつつ睨んでいた。

だが君塚はあくまで政治的にも譲る訳にはいかなかった。


「それに、私は助けを求めてきた少女を無碍にするのは個人的な趣味じゃありませんし……何より、あの狂人が一番困る一手を打てるかもしれませんから、余計アナスタシア様を手放すのは避けたいのです」

「困る一手とは?」

「アナスタシア様を担いでの『帝政復古』です。幸いな事に既に帝国軍の残存戦力は亡命を開始し、我が国へ向けて纏まった戦力が龍の国を経由して向かっております。彼らを彼女の下に再結集させれば強大なカードになります」

「……本当に上手くいくのですか?」

「上手くいきます。既に手は回しておりますのでご安心ください、前例は龍の国の一件でご存知かと思いましたが?」

「……全く、この朴念仁は……!!」


ヤドヴィガはとうとう本音を吐かねばならないと決断して怒りをコントロールしながら、心の奥の濁流を制御しつつ話した。


「私は、君塚様とこの国が平和ならそれで良いのです!! 私は貴方様さえ無事ならそれで良いのですよ!!! 鷲の国もどうでもいい高地の国も低地の国も何もかも!!!! 今もなお、あなただけが私の全てなのに!!!! また誰か別の女(アナスタシア)の為に勝手に動いて!!!!! どうして貴方は! 貴方は!!!!!」


ヤドヴィガの悲痛な叫びは君塚の耳を劈くように届き、彼はその激しい感情に押されて少し蹌踉めいた。


「貴方が私を女王にした! 私は本来なら、何処かの男に政略結婚で嫁がされたか、雑巾のように捨てられて、奴隷のような地位も自由も尊厳も無かった姫だったのに、貴方が全てを与えた!!! 与えられてしまったから私は、私は……女王として……貴方の為に……だったら、少しは私にも……!!」

「殿下……」

「ヤドヴィガと、ヤドヴィガと呼んでください……君塚様」


その目は闇の底を歩く様に仄暗く、重い湿り気を帯びているようで君塚は率直に「ヤンデレ化一歩手前でまずい」と感じた。


「殿下……申し訳ございませんでした。己のエゴイズムと政治的合理性ばかりを追求し、少し自己中心的であったようです」

「……こちらこそ申し訳ありません。少し取り乱してしまったので。ですが、その……」

「何でも仰せください」


久しぶりに甘えてしまおうと、ヤドヴィガの心の闇がそっと耳許で囁いた。


「添い寝をしてください。それで、今回の戦争について、私の方でも出来る限りのお手伝いいたしますので」

「殿下……それだけで私の暴走を許可するのは少し公私混同では……」

「良いから今すぐしてください! 私も恥ずかしい事であるのは分かった上で、一人の女の子としてお頼みしているのです!!」

「はっ、この君塚悠里。謹んで殿下の安眠を保障いたします!!」

「ダメです!ヤドヴィガと呼びなさい!!」

「は、はっヤドヴィガ様!!」

「ヤドヴィガ!!」


そして久々にヤドヴィガは愛する人の温もりや匂いをすぐ側で感じ取りながら、朝まできっちり熟睡していたそうである。(なお、君塚は緊張で一睡もできなかった)。

そして朝を迎える

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