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【祝10000PV突破】何故現代兵器をファンタジー世界へ持ち込んではならないのか?  作者: ウォルギリウス
プロローグ

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重要事項の説明は必ず案内しましょう。

落下する

君塚はただひたすら延々と続きまるで巡り続けているような感覚に襲われながらも眩い光を放つトンネルの中に何処までも落ち続けて居ました。


「何時までこのフリーフォールが続くんだよおい!このクソトンネルは何処まで、んで何時まで続くんだよクソ運営!!落ち続けるのは普通に苦痛なんだが早く何とか言えよおいごらぁっ!!」


君塚はつい限界に達して悪態を付きました。

何時間もずっとただ一人このトンネルの中で心を擦り減らされながら落ち続けて居ますからね。

君塚は何処にでも居て有り触れているような日本に住んでいるただの普通の社会人です。

そう、自分より後から入社した弟がとても優秀でいつも劣等感を感じ嫉妬しながらそれを隠して事務員して、高校時点で既にFXでFIREした妹杏奈の侮蔑の眼差しに兄として堪えそして彼等の為にずっと「兄」を演じているそんな情けない男です。


現在も交際中で気が強めの幼馴染の彼女もいますが、残念ながら君塚は彼女へはあくまでも妹のような存在のため一歩踏み込まれても応えず結局のところ童貞のままの魔法使い様です。


彼女は妹のような存在で、性的な対象として見られなかったのです。そもそも彼女は自己中心的でメンヘラ気質で、まさに君塚のタイプで有るおしとやかな普通の女性ではありませんでした。


【ヤッハロー☆お待たー君塚くぅん、ちょーしどう?慣れそうかな??】

「慣れるわけねぇだろタンカスがぁ!それともてめえのそのイヌの糞でネコのクソを包んだ甘ったるい反吐の出る声を出す声帯今から包丁で千切ってやろうか?ああ??てか、何時まで俺は大の字に成りながら落ちりゃ良いんだよ!?恥ずかしいわ!!!」


君塚の口から出る言葉は悪態のオンパレードです。

そりゃまあ、落ち続ける体験なんて誰もしたくないし普通はそんな体験嫌ですから。


【ニャハハ☆ざぁんねん、君塚くぅん。まだ落ち続けて貰うよぉん☆でもね、大切な事を君に伝えに来たんだぁ、少し良いかな?】

「どうぞ!!」

君塚は即答します。


【ありがとー君みたいな大人しい子ばっかりなら良いのにな〜、それじゃ君に1つだけいいニュースと複数の悪いニュースがあんだよね。】

「ですよね!知って⋯え?いいニュース??あるの!?」


いいニュースに食い付きます。

君塚は既に外れスキルを引いたことは確定していますがいいニュースとは何でしょうか。


【悪いニュースから言うね☆君のギフトは今大会のギフトでは最悪クラスの成長力で内容見たら卒倒しちゃうかも〜】

「で?」

【それと君と同系統の能力者は複数居るからねー、で後は〜今大会では多分相性悪いかも〜後レベルキャップっていうか能力にも制限有るし】

「そうですか、はい、まあ知ってたがなぁ!!どうせ同系統の能力が一杯居るのくらい考えてましたよ〜!!!はあ…」


君塚は怒りが静まり初めて水の中に突き落とされたように落ち着きました。

無駄に落ち続ける事に慣れたわけではなく、今は早く「いいニュース」が聞きたいのです。与えられた情報から考えうる最悪な状況はもう織り込み済みです。


【でさぁ、いいニュースなんだけど~。てかこっちの不手際っつーかさぁ、うん。君はスポーン地点の国に居る転生者は君一人で、他の転生者は他の国にみーんなスポーンさせちゃった☆ だから当分、ギフトをじっくり育てられる時間がたっぷりあるよ!】


「わあなんと、割と嬉しいニュースありがとうございます。こっちでも俺はボッチ飯を優雅にソロキャンと言う名で実行出来るんですか」


他の転生者達に合掌せざるを得ません。

恐らくいきなり転生者密集地帯の激戦区に放り込まれたり、格闘家や軍人、警官や犯罪者といった戦闘慣れした出自の転生者に狩られたりするのでしょう。

何はともあれ君塚は運営の不手際により膨大な、かつ絶対的な成長する為のモラトリアム期間を得ることに成功しました。



【後どうでも良いかもだけどさ、君最下位オッズなんだよ。大丈夫?やっていける?】

「最下位オッズ⋯となると今大会では俺は勝てないと思われていると?」

【え、うん。私も負けると思うもん。どうやって最低人気馬が大舞台で勝てるとか思うのかな?】


「負ける」と運営側のスタッフに煽られつつ断言される屈辱。

中々になけなしのプライドをへし折られ、大人である君塚はこの最悪の状況説明に怒りを覚えました。


【ちなみにどうでも良いかもしれない重要事項説明事項有るから聞いてね。】

「どうでも良いかもじゃねぇよ重要事項だろうが説明しろ、今すぐ簡単に教えろ」


どうでも良いわけがありません。重要事項は必ず説明すべきです。

社会人なら絶対欠かせない報連相の基本です。


【転生者は皆「不老」、転生者とかの攻撃で死ぬことは有っても老化はしないし老衰で死ぬことはありません。

子どもは転生者のパフォーマンスへ悪影響が有る可能性が高いので例え無理やり犯されても作れませんし女性なら妊娠しません。

後性病もギフトによる攻撃ではない限り感染はしません。

以上かな、他に質問は?】

「わかった、なら俺はジジイに成らないで今大会を乗り切れって事だな?よし、わかった。どうせこの世界でガキこさえる事は出来ないし童貞卒業はノーリスクなんだな!?」

【そゆことそゆこと。それでわかったって言ったから了承したって事になったから投下準備完了〜それじゃお待たせいっくよ〜!!】


そして、君塚悠里は異世界へ転生させられました。


その日、世界には数多の流れ星が流れました。

それらは蝗や洪水、地震や戦乱とよく似た厄災であり、それらは大陸各地へ数多の不幸を齎します。


ですがパンドラの箱のように、最後に残るのは恐らく幸福でしょう…どちらの、誰にとってかはまだ誰にも分かりませんがただ一つ言えるのは。


間違いなく我らが主よ、どうしてこの様な仕打ちを我らに課すのかと嘆くしか民は許されないとだけ理解させられます。

さぁ災厄は振り撒かれた


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