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家族紹介

「お父様、お母様、

私精霊と友達になったんです!

えっとこの子はビエントって言って風の妖精さんなの。」

お父様とお母様に紹介したけど、実は見えないなんて無いかな?ちゃんと見えてるかしら?

「あらあら、風の精霊さんとお友達になったのね。」

お母様はにっこり笑って答えてくれるけど、お父様が少し固い表情をしてる。

お父様は何時も優しくてどんなことも受け止めて守ってくれる………こんなお父様は初めて。

精霊を紹介したから?

加護が無いって言われていた私が精霊を連れてきたのは信じられないとか?

「………ビエント、と呼んでもいいのかな?」

お父様が探るようにビエントに聞く。凄く警戒してる?

「勿論、いいよ。

僕もシッキムって呼んでいいかな?」

えっ?呼び捨てはどうなのかしら?お父様に敬語を使わないのは大丈夫かしら?お父様が固い顔してるのはそのせい?

お友達だから私が注意するべき?

「勿論構わないよ。」

お父様がにっこり笑いながら答える。………もしかして少し緊張してる?

「………ふぅ。

今が合図の時なんだね。」

合図?って何の合図なんだろ。

「ビエント、リナは愛し子の事はもう知っているのかな?」

えっ!?お父様は愛し子の事を知っているの……

「お父様!お父様は愛し子の事をどうして知っているの?」


お父様は優しく微笑みながらぽつぽつと話始めた

「……私を守護している精霊はね、水の女の子の精霊で契約の時に名前をルーファとつけたんだ。

ルーファはリナが産まれたときにね、それはそれは喜んでくれたんだよ。

そして、この子は特別な子でルーファはこの子が大好きだと。

その時ルーファは私よりリナが大切だと言ってくれたんだ。

勿論私もリナが大切だからそう言ってくれる事はとても嬉しかったんだ。

……ただ、ダリウスやルフナの時も喜んでくれてくれたけど、一番に大切と言うのは初めてだったから少し気にはなっていたんだ。

それからリナはすくすく成長していき3歳の時に教会へ連れていったら、リナに守護精霊が居ないと言うじゃないか。

勿論信じなかったさ。こんなにも精霊に愛されている子が守護精霊が居ないなんてあるはずがない。

何かの陰謀に巻き込まれてくるのかと思ってね、直ぐに城に連れていったよ。」

お父様の精霊がそんなことを言っていたのね。確かにビエントも私が一番とは言ってたけど……

「どうして城に行ったの?」

「それはね、ドアーズ陛下に会わせるためだよ。」

「えっ?陛下に?」

何で陛下に?陰謀を疑ったから抗議でもしにいったとか???

「この国の王はね、実は精霊が選んでいるんだよ。

必ず一代に1人全ての精霊が見えるものがいるんだ。その人が王になる。それがこの国の始まりの精霊との契約なんだ。」

全ての精霊が見える。そっか、クリストファー殿下もそう言ってた。長男だからではなく見えるから次の王で、王太子殿下なのね。

「だから守護精霊が居ないと教会で言われた時、直ぐにドアーズ陛下に見てもらおうと思って城に行ったんだ。

結果はリナにはちゃんと精霊が居ると言うことが直ぐ解ったよ。ただ沢山いすぎてどの子が守護精霊か解らなかっただけだったんだ。」

おお、クリストファー殿下の予想道理だ。でもならなんで私は今まで居ないことになっていたのかしら………

お父様が私を見ながらまた話し出す

「うん、この話はまだ続きがあってね。

その時ルーファと陛下の精霊アメリがリナを愛し子と呼んだんだ。

リナは全ての精霊の愛し子だと。全ての精霊がリナを大切に守ると。

………だが、それは今言うべき事ではないと。

伝えるべき時は精霊王が決めるから、精霊から合図が来るその時までリナを全てから守りなさいと………」


ビエントが言ってた自由時間だから待てって事だったのかな?

「リナ、精霊の加護の話でお前には辛い思いもさせただろう。

だが、たとえ加護が無かったとしてもリナは私の大切な娘だよ。」

お父様が私をぎゅっと抱き締めながら優しく言ってくれる。

「ありがとうございます、お父様。

私皆に愛してもらってるってちゃんと伝わってます。私も皆が大好きです。」

お父様だけじゃなくて皆私の事差別しないで同じように優しくしてくれるもの。

外の世界は怖かったけど家はとても安心だったわ。

「ビエント、リナは愛し子というだけではなく、この続きの話があるんだね?

その話は聞けるのかな?」

お父様の言葉にビエントはにこにこしながら楽しそうに答える。

「シッキムは凄いね!きっと色々考えて予想もしているんだね?

シッキムとドアーズとアッサムかな?」

ビエントの言葉にお父様はびっくりしてるけど、アッサムって誰だろ?

「魔災の事は知ってる?」

魔災の言葉にお父様の顔が固くなる。お父様は魔災についても知っているの?

「………言葉を知っている程度だ。

どういうものかは全く解らない。」

ビエントはそれから皆に魔災について私に話してくれたのと同じような説明をしてくれた。

私に前世の記憶があることや地球の事は出さないでくれたからそこは良かった。

それからしばらくお父様は色々考えていたみたいだけど、いきなり娘が愛し子で魔災を停める役目?があるなんてきっとびっくりよね。

「………ビエント。それはリナでないとダメなんだね。

他では代われないんだね。」

「………うん。リナにしか魔災は停められない。

リナにも話したけど、絶対にしなくてはいけない事ではないよ?

僕たちは常にリナと共にある。」

「魔災についてはもう少し詳しくは聞けないだろうか……?」

「魔災については精霊王から、もっと詳しく聞けるよ。

だからまずは精霊王に会いに行かないとね。

そして、精霊王に会うためには王が持っている鍵が必要になるよ。」

鍵?そんなアイテムが必要なのね。王って精霊王ではなくてこの国の王よね。

鍵を貸してくださいなんて通用するのかしら?

「鍵か……なるべく早く王にも会いに行こう。

精霊王には私も会えるのだろうか?」

「シッキムなら会えるよ。是非リナと一緒に会ってあげて!」

今回3話同時に書いていたので遅くなりました。

今日から3日続けて投稿していく予定です(°▽°)


ここまで読んで下さってありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いします。


前回いいねをつけて下さった方ありがとうございます!

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