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親友と一緒に転生  作者: Mr.8
Arc 2: 獣人の痕跡を追って
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第1章:ある誰かの過去




星村ほしむらという村は、幾重にも連なる山々の奥深くに隠れていた。一年中、ぼんやりとした霧が立ちこめる場所だ。村人たちは古いしきたりと揺るぎない信仰に従って暮らしている。そして彼らの目には、シオリの息子こそが不吉の象徴そのものだった。


その少年は、混沌を具現化したかのような紫色の瞳を持って生まれた。彼が生まれた夜、村中のろうそくが一斉に消えたという噂がある。産婆が最初に叫んだのは、彼に何か奇形があったからではない。産湯を使わせたその瞬間、彼女の手のひらにあった――長年の労働でできた硬いタコが――不思議なほどきれいに消えていたからだ。


母シオリは若い未亡人だった。夫は少年が生まれる前に、村を襲ったペストでこの世を去った。人々は、胎内の子が父親の命を吸い取ったのだとささやいた。しかしシオリはそんな噂を一度も信じたことがなかった。彼女にとって、この子は人生が与えてくれたただ一つの宝物だった。


「おい、悪魔の子だぞ!」


石が空を切り裂き、少年のこめかみを直撃した。鮮やかな血が頬を伝う。十歳の少年は村道の真ん中に立ち尽くし、小さな手で擦り切れた着物の裾をぎゅっと握りしめていた。周りでは五、六人の子どもたちが笑い声をあげ、鋭い石を手にしている。


「なんで死なねえんだよ! 母ちゃんがお前は呪いの子だって言ってたぞ!」――一人のガキが叫ぶ。

「お前が近づくと、人が病気になるんだってよ!」


また石が飛ぶ。さらに一つ。未亡人の息子は膝をつき、両手で頭を抱えた。泣かなかった。涙は相手をますます勢いづかせるだけだと、とっくに学んでいたからだ。唇を噛みしめて血をにじませ、石の雨がやむのをじっと待った。


「お母ちゃんの子よ!」


その声が彼を救う鐘のように響いた。子どもたちは、痩せた女の影が走ってくるのを見ると、すぐに散り散りになった。シオリは息子のそばにひざまずき、震える両手で血まみれの顔を抱きしめた。


「お母ちゃんが来たよ。お母ちゃんが来たからね。」


彼女は息子をぎゅっと抱きしめ、古びた浴衣で傷を拭った。そして、いつものように、彼の耳元で最も優しい言葉をささやいた。


「あなたは悪魔なんかじゃない。お母ちゃんの天使よ。あの子たちはね、自分たちが理解できないものを怖がっているだけなの。でもお母ちゃんは違う。お母ちゃんは一度もあなたを怖がったことなんてないんだよ、愛しい子。」


少年は母の胸に顔をうずめ、その時初めて、静かに涙をこぼした。


その夜、シオリは縁側に座り、疲れた目で星空を見上げていた。家の中では、息子が彼女に手当てをされた後、ぐっすりと眠っていた。額の傷はもうかすかな傷跡になっていた――本来なら数週間はかかるはずの治り具合だ。


「シオリ。」


彼女は驚いて振り返った。門の前に立っていたのは、村で唯一の学校の校長、タナカだった。分厚い眼鏡をかけたいかにもな中年男で、その笑みにはシオリがいつも違和感を覚えるものがあった。


「息子さんの入学のことで話があってね。」タナカはゆっくりと庭に足を踏み入れた。その目は彼女の顔ではなく、痩せた体を這うように動いている。「もう十歳だろ。学校に行くべきだ。」


シオリは黙っていた。その通りだとわかっていた。しかし、学校が我が子にとって地獄になることも知っていた。


「入学の手配はしてやれる。」タナカがさらに近づき、声をひそめた。「だが、ただじゃないってことはわかってるな。」


彼の手が彼女の肩に触れた。

「特にあんたの子みたいなガキはな。村人は学校に来るのを嫌がるだろうよ。だが、あんたが協力してくれるなら……」


シオリは目を閉じた。わかっていた。タナカが門をくぐった瞬間に、もうわかっていたのだ。そして彼女は決断を下した。


「明日。」彼女は凪いだ湖のような声で言った。「明日、息子を学校に行かせます。」


タナカは笑った。月明かりの下で、黄色くなった歯が覗いた。


少年は眠っていなかった。いつからか目を覚ましていた。木の戸の隙間から、すべてを見ていた。タナカの手が母の肩に触れるのを。母の諦めの表情を。すべてを見て、彼は横たわったまま、目を閉じ、決して目を覚ましていないふりを選んだ。


翌朝、シオリは笑顔で息子に学校に行けることを伝えた。その笑顔はあまりにも輝いていたので、もし少年が昨夜の出来事を自分の目で見ていなければ、奇跡だと信じたかもしれない。


しかし彼は真実を知っていた。

そして沈黙を選んだ。


「お母ちゃん、嬉しいよな?」シオリは彼の髪を梳きながら言った。「やっと、他の子たちと同じように学校に行けるんだから。」


「はい。」少年は淡々と答えた。「僕も嬉しいよ。」


それが彼が初めて母に嘘をついた瞬間だった。

そして、それは彼が生涯悔い続ける嘘となった。


学校は村道と何ら変わらなかった。違うのは、子どもたちが先生の前では石を投げられないということだけだ。しかし、視線、囁き、意地悪な冗談は毎日続いた。


少年は教室の一番隅、日差しが決して届かない場所に座っていた。友達はいなかった。必要もなかった。毎日、彼がただ待ち望んだのは下校のベルだけだった。そして家に駆け戻り、笑顔と温かいおかゆで待つ母のもとへ。


「今日の学校はどうだった?」シオリは毎日尋ねた。

「楽しかったよ。」少年は毎回そう答えた。


シオリは微笑んだ。息子が嘘をついていると知りながら。彼女は彼の手に残る新しいあざを見て取った。彼が隠そうとする悲しげな目も見ていた。しかし彼女もまた、息子と同じように沈黙を選んだ。


なぜなら、それが彼らの愛し方だったから――沈黙と、優しい嘘によって。


それから何年もの間、タナカはたびたび彼らの家を訪れた。そのたびにシオリは息子を外で遊ばせた。そしてそのたびに、少年は家の前の古い桜の木の下に座り、両手で耳を塞ぎ、家の中から漏れる音を必死に聞こえないようにした。


彼はタナカを憎んだ。自分自身を憎んだ。何よりも、自分の無力さを憎んだ。


「もっと強かったら。」彼はよく思った。「自分が化け物なんかじゃなかったら……」


しかし、そんな思いは毎晩、シオリがそばに座り、彼女が夢見る広大な花畑の話をしてくれるたびに消え去った。


「お母ちゃんはね、花屋を開きたいの。」彼女は夢見るような目で言った。「小さな花屋でいいの。いろんな色の花が揃ってるのよ。バラ、菊、チューリップ……それにひまわりもね。ひまわりはね、嵐が来てもいつも太陽の方を向いてるんだよ。」


「お母ちゃんはその花屋を開くんだ。」少年は確固たる声で言った。「約束するよ。いつか必ず、お母ちゃんのために花屋を開くから。」


シオリは笑い、息子の頭を撫でた。

「じゃあ、お母ちゃんはその日を待ってるね。」


運命の夜、空には月も星もなかった。


少年がランプの灯りで本を読んでいると、外から不思議な音が聞こえてきた。風の音でも獣の声でもない。血管の血が凍りつくような音――地の底から響いてくるような、低く長く続く唸り声だった。


「お母ちゃんの子よ!」


シオリが部屋に飛び込んできた。顔色は真っ青だ。何も説明する必要はなかった。彼女は息子の手を掴み、裏口へと走らせた。


「逃げて! 森へ行くんだ! 決して振り返るんじゃないよ!」


しかし少年が反応するより先に、家の正面の壁が爆発した。瓦礫と砂煙の中から、巨大な何かが姿を現した。三メートル近い高さで、全身は闇が凝り固まったように真っ黒だった。その目は炭のように真っ赤に燃え、その体からは死の匂いが立ち込めていた。


「早く逃げるんだ!」


シオリが叫び、少年を背後の方へ押しやった。しかし怪物の方が速かった。黒い腕が伸び、女を激しく打ち据えた。シオリは裂けた人形のように部屋を吹き飛ばされ、木の壁に激しく打ち付けられて倒れた。


「お母ちゃん!」


少年は母のもとへ駆け寄ろうとしたが、シオリは最後の力を振り絞って顔を上げ、彼を見つめた。その目は血に染まっていたが、その眼差しはかつてと変わらず確かだった。


「行きなさい……行くんだ……生きるんだ……お母ちゃんの分まで……生きるんだよ……」


そして怪物が唸り声をあげ、彼に向かって突進してきた。


少年は走った。これまでにないほど走った。暗い森の中を、枝が顔を打ち、石が足を裂きながら走り続けた。後ろからは怪物の唸りがどんどん近づいてくる。


そして、足元の地面が消えた。


シオリの息子は崖から落ちた。体は鋭い岩場に打ちつけられ、空中で何度も回転し、深い谷底へと叩きつけられた。肋骨が折れて肺を突き刺した。背骨は粉々に砕けた。無数の傷口から血が泉のように流れ出し、冷たい地面を染めていった。


死ぬだろう。確実に死ぬ。


しかし、彼は死ななかった。


少年が目を開けると、最初に目に入ったのは、木々の間から見える曇り空だった。彼は息を切らしながら横たわり、少しずつ、自分に起きている奇跡――いや、むしろ恐ろしい現象――に気づき始めた。


折れた骨がひとりでにつながっていく。裂けた傷口が塞がっていく。血が止まる。そしてわずか数分のうちに、粉々に砕けたはずの体は完全に元通りになっていた。まるで何もなかったかのように。


その時初めて、少年は自分が宿す力の本当の本質に気づいた。


彼は死ねないのだ。


彼が崖の上に這い上がり、家に駆け戻ると、日はもう高く昇っていた。小さな家は瓦礫の山と化していた。そしてその瓦礫の中に、彼は母を見つけた。


いや、正確には、母の残骸を見つけた。


シオリの体は引き裂かれ、もはやその姿を留めていなかった。彼女の血は乾き、割れた床に黒い跡を残していた。シオリの息子はそのそばに膝をつき、震える両手で、母の身に残された布切れを抱きしめた。


「お母ちゃん……」


声がガラスのように砕けた。

「お母ちゃん、ごめん……ごめん……」


彼は母を置き去りにした。彼は逃げた。彼だけが生き延びた。一方、母は――この世で唯一自分を愛してくれた女性は――あんなにも惨たらしく死んだのだ。


「ごめん……お母ちゃん……ごめん……」


少年は自分がそこにどれだけ座っていたのかわからなかった。数時間かもしれない。一日中かもしれない。ただ母の遺体を抱きしめて泣き続け、流れる涙が彼女の乾いた血に溶けていった。


「化け物め! 自分の母親を殺したのか!」


門の方から叫び声が響いた。少年が振り返ると、そこに立っていたのはヤマモト――時々家を訪ねてくる近所の男だった。その手には斧が握られている。


「わかってたんだ! こうなる日が来るってわかってたんだ! お前は悪魔だ、人殺しだ! 自分の母親を殺しやがった!」


「ち、違う……」少年はどもった。「化け物が……あいつが……」


しかしヤマモトは聞かなかった。彼は斧を振りかざし、少年に向かって突進した。少年はかわし、逃げる以外に選択肢はなかった。


背後では、ヤマモトの叫び声が村中に響き渡った。


「捕まえろ! あの悪魔が自分の母親を殺したんだ! 殺せ!」


そして村中が彼を追いかけた。十五年間彼を疎んじてきた者たち。石を投げ、呪い、死を願ってきた者たち。今や彼らには彼を葬る正当な理由があった――少なくとも彼らの目にはそう映った。


少年は田んぼを駆け抜け、小川を渡り、深い森へと入っていった。背後では何十本もの松明が燃え上がり、森の一角を照らしていた。罵声と怒号が入り混じり、狂気と恐怖の合唱となっていた。


足が感覚を失うまで走った。肺が破裂しそうになるまで走った。後ろの松明の灯りが小さな点になり、やがて完全に消えるまで走った。


そして夜明けが訪れた時、シオリの息子は森の中の小川のそばにうつ伏せに倒れた。彼は星村を離れた。彼は地獄から逃げ出した。


しかし本当の地獄――罪と後悔の地獄――は、生涯彼に付きまとうことになる。


第1章 終わり

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