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【書籍化】転生聖女は友情エンドを目指す! ~腐女子なのに乙女ゲームの世界に転生しちゃいましたが親友キャラとイチャイチャ百合しながら悪役令嬢と派閥抗争してます~  作者: 川獺右端
第九章 ファルンガルドへの巡礼

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第1598話 ホルボス基地へ帰投する

 お茶を飲んでまったりしたので、そろそろホルボス山に戻ろう。


 子供達と学者さんを船に積んで、基地のアームでカタパルトの基部に船体を移動させた。


「いえ、我々はここで住みたいのですが……」


 学者さんが世迷い言をぬかしおる。


「増槽の光魔力があるとはいえ、百時間、四日ほどしか持ちませんよ」

「「「「「ぐぬぬ」」」」」


 学者さんが悔しそうだなあ。

 しかし、夕焼けの疾風号のレストアが済んだとしても、火と風魔石エンジンだからコストは高いよな。

 白銀の城号とか、黄金の暁号とかに比べれば船体の大きさが半分以下だから、燃費は少し良いかもしれないけどね。


【ガドラガカタパルト出力正常、】


 ガドラガ基地のカタパルトは上に向けて角度を着けている。

 上空斜め上に打ち出す感じなのか。


【ガドラガカタパルトは高空へと飛行船を打ち出します。高高度飛行へ素早く移行可能です】

「そういう目的のカタパルトなのね」

【はい、ホルボス基地の水平カタパルトよりも出力は二倍ほど高いのです】

「よし、カウントダウン」

【発射シーケンスを始めます。10,9,8,7,魔導回路接続,4,3,2,1,発射!】


 動力が接続され、とんでもない勢いでレールの上を蒼穹の覇者号は高速で走っていく。

 目の前のゲートがどんどん開いていき、スパーンという感じで我々は空中に打ち出された。

 恐るべき速度で船はどんどんと高度を上げていく。


「すばらしい、すばらしいカタパルト射出だね」

「資料では何度も読んだカタパルト射出ですが、実際に体験するとすごい物ですね」

「音も加速度も掛からない物と思っていましたが、すごい体験ですね」


 本で読んでいても、動的な物は体験しないと、色々と違うんだよね。


 ガドラガからホルボス基地まで二時間ほど。

 もうすぐ夕方って感じの時間にホルボス基地へと着いた。


「いやあ、夕焼けの疾風号のレストアが始まるの待ちきれませんな」

「素晴らしい体験をありがとうございます。聖女さま」

「早く、ジャックポッドが攻めてきませんかな」

「それは不謹慎ですぞ、ははは」


 ははは、じゃねえよ。

 学者さんたちは浮世離れしてんなあ。


 基地内に蒼穹の覇者号を入れ、学者さんとトール王子とティルダ王女、それと村の三馬鹿を下ろした。


「楽しかったです、また連れて行ってください」

「船の私室のインテリアを揃えたいなあ」

「まだ、僕らにはお金が無いから後でね、ティルダ」

「うん、そうねっ、お兄ちゃん」


 学者さんがかしこまって前に出て来た。


「そろそろ王都の基地も見たいのですが」

「泊まる所が無いですよ」

「エバンズ博士の部屋に泊めて貰う事はできませんかな」

「できません」


 というか、あの部屋はエバンズの私室じゃなくて、隠し礼拝堂なんだけどなあ。


「どうしよう、王都で宿を取って、通勤しますかな」

「とりあえず、基地の規模が見たいのでね」

「作動機構は扉の開閉ぐらいで、あまり見る所はありませんよ」


 エバンズが学者さんたちをなだめるように言った。


「外に宿を取るならば問題はありませんよ」

「魔法塔に話をもちかけますか」

「そうですね、錬金部のサーヴィス先生と学会で知り合ってますので融通は効かせてもらえるかもしれませんね」


 ああ、この人達は、なにげに錬金術の方では偉い先生方なんだよな。

 サーヴィス先生も飛空艇のレストアだと飛びつくかもしれないなあ。

 面倒臭いなあ。


『それでは私はビアンカ邸基地へと移りますね』


 ああ、ポセイはホルボスに居てもお世話する人がいなくなるからか。


「とりあえず、王都までは乗せますので、泊まる所は自分で調達ねがいますよ」

「わかりました、頑張って聖女さまに負担が掛からないようにしますよ」


 学者さん達が地下礼拝堂で雑魚寝していたらやだなあ。

 やりかねないからなあ。


 カタパルトハンドに船をはさませる。

 ファーンファーンと赤パイロンが回り魔導カタパルトに魔力が高まっていく。


【5,4,3,2,1,蒼穹の覇者号射出!】


 王都に向けられたカタパルトから蒼穹の覇者号が射出された。

 スパーンッ! って感じよね。


 ホルボス山から王都までは、あっという間だね


 まずは大神殿の練兵場に蒼穹の覇者号を着陸させた。


 「それじゃ、またね」

「「「「はーい」」」」

「アダベルはどうするの?」

「学園の中から帰るよ」


 まあ、もう夕方だからね。

 それが無難かもしれない。


 蒼穹の覇者号を練兵所から離陸させた。

 学園に向けて、ひょいっと飛ぶ。

 渓谷上空でターンして、垂直降下し、船をバックでトンネルを進ませる。


《それじゃまた》


 ヒューイが甲板から勝手に飛び立って、厩舎方面へと行った。


(ありがとうね、ヒューイ)

《なんのなんの》


 ヒューイは全自動騎獣となって、ますます便利になってるな。


 格納庫の奧のマークの上に、蒼穹の覇者号をぴったりと止めた。

 メイン操縦室にいた学者さん達が歓声を上げて拍手をくれた。

 さてさて、解散解散。

 あと、今晩中に聖女の湯の素を作らねば。


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