40話 夏休み
「よーしお前ら、明日から夏休みだ、満喫しろよ。」
一学期最終日。修業式が終わり、ホームルームの最中で、みんなは明日から夏休みという事もあってみんなのテンションは上がってる。
「だからと言って羽目を外しすぎるなよ!それじゃ号令。」
「起立、礼。」
号令が終わり、みんなは一斉に騒ぎ出す。羽島も駆け足で自分たちのところに駆け寄ってきた。なぜか柏木も居たが。
「なあなあこのあとファミレスに行かないか?」
「いいよー暇だし。」
「奏は?」
「構わないけど。」
「よし、じゃあ紗羅も誘ってきてくれないか?奏。」
「……なぜ?」
「奏が誘った方が良いと思うよ。」
「………そう。」
別に自分の名前に掛けたわけじゃ無い、本当です。
仕方なく自分で紗羅を誘いに行った。紗羅はいつも通り本を読んでいた。
「なあ紗羅。」
自分が声をかけると紗羅は本を閉じてこちらを向いた。
「羽島がこのあと食べに行こうって。」
「…奏は行くの?」
「一応。」
「じゃあ行く。」
じゃあって。自分が行かなかったら行かないのか?よく分からない奴だ。
そう思ってると携帯が鳴った。浦澤からだ。
「もしもし。」
『先輩こんにちは。今日時間あります?由那とどこか食べに行きませんか?』
「すまんがこっちも羽島たちに誘われたんだ。」
『あ、じゃあせっかくだし合流しませんか?』
「ちょっと待て。」
そういうと羽島たちに確認し、OKをもらった。紗羅は何やら渋々だったが。
『よし、それじゃまたあとで!』
「ああ。」
通話を切る。なんかどんどん人が増えたな。
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いつものメンツに柏木を加えて教室を出る。すると待ち伏せでもしてたのかという風に如月が来た。
「奏くん!今日どこか行かない?」
なぜ今日はこんなに誘われるのだろう。そして後ろで柏木と羽島がコソコソと喋っていた。
「え、お前ら、あの如月さんと知り合いなの?」
「ああ、実は…」
「……ふむふむ、そういう事か、全く羨ましいな。」
「本当だよ。」
よく分からんが、しょうもない話になっているのは分かった。
「すまんが、こいつらで食べに行くことになってるんだ。」
「えーー。…じゃあ私も混ざって良い?」
後ろにいる羽島たちにに目配せをして了承をもらった。紗羅は嫌そうだったが。
「いいらしい。」
「本当?ありがとう!」
そう言って如月は嬉しそうにする。そうしてさらに増えたメンツで歩く。
これ以上増えないよな?




