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エピローグ 元余生闇精霊は幸せです。

ご愛読ありがとうございました。

千嘉・クレシアです。

結婚して大分立ちました。


まあ、子どもが2人ほどいて

上のお姉ちゃん詩賀(ウタカ)・クリスタ・クレシアは今日も

カータシキ魔法塔国のルナさんところに

行ってるよ。


あの人が守護戦士資格持ってるのはじめて知りました。


まあ、うちの子魔法も使えるんで

魔法戦士目指すそうです。


需要供給をかんがえて職業決めてよね。

うちの児童さん。


あと、あんた一応本業クレシアの第一王女だから…。

容貌的にはシグさんそっくりで格好いいです。

髪は深い緑で目は水色です。


格好いいと女の子にもてて悩みらしいです。

女ハーレムいらないーと

うちの児童さんが叫んでました。


将来的にカータシキ魔法塔国に住むといってて私たちをあわてさせてます。


「だってルナ師匠格好いいし、ラナエス兄ちゃん守らないと心配なんだもん。」

詩賀(ウタカ)が言った。

ラナエス君はルナさんと塔王様の長男で

詩賀(ウタカ)より少し年上なんですが。

詩賀(ウタカ)いわく生活能力ないそうです。


魔力はあるのにと残念がってました。

うちの児童さんがです。


頼むからほだされて結婚なんてしないでよね。


弟の千太(センタ)・アルベルト・クレシアはまだちび幼児です。


上の娘が国王なんて継がないと宣言を議会で

児童のくせにしくさったので


議会では千太(センタ)を次代国王に押すか

検討中です。


ハア、王族も大変だね。


「お母さん、今日はお友だちとかけっこしたら転んだの。」

千太(センタ)が駆けてきて言った。

「そう、大丈夫だった?」

私は千太(センタ)を抱き上げた。

重くなったな。


「申し訳ございません、ちか様、私がついていながら。」

お付きの警護士が言った。

「大丈夫だよ。」

私は千太(センタ)をなでながら言った。

「お母さん、大好き。」

千太(センタ)が言った。


「私もお母さんの事が好きだ。」

…あ、帰ってきた。

「おかえり、お父さん。」

私はシグさんに言った。

シグさんは私とアルベルトを抱き締めた。

「ただいま、本当に似てる親子だね。」

シグさんは微笑んだ。


うん、私と千太(センタ)は似てる。

髪の色は銀で目は深い緑だ。

うーん、お姉ちゃんみたいに

シグさんに似ればよかったのに。


シグさんは今、クレシアの国王陛下です。

結婚したとたんミシェル国王陛下が退位宣言したので。


「お疲れ様です。」

千太(センタ)を乳母にお願いして

シグさんと会話中です。


夫婦の語らい大事だよね。


「千嘉、カイトが結婚しないので、エーシア夫人が花嫁募集のポスターを製作して全店舗にはったらしい。」

シグさんは笑いながら言った。


カイトの若旦那、ついにそこまできたか。


「まあ、誰か見つかるんじゃ無いの?」

私は言った。

「さっさと、子どもをつくって、うちの子どもたちと親友関係希望なんだが。」

シグさんが言った。

そんな事考えてたんだ。


私はシグさんの腕のなかで思った。


「オルティアスのシャルリーヌさんはやり手だな、あの人も独身らしい、カイトを紹介しようか。」

シグさんが笑った。

「うん、いいんじゃない。」

シャルリーヌさんは親友です。


「ちか、うちの児童はこのまま、カータシキ魔法塔国に留まる気かな?」

シグさんが言った。

「寂しいの?」

私は言った。

何だかんだと娘の事が心配な子煩悩なシグさん。

「……ちかさえいればいいと思っていたのに…私はぜいたくだな。」

シグさんが私の背中をなでながら言った。

「私もシグさんだけいればよかったのに、子どもたちは別格かな?」

私は微笑んだ。

『まあ、子どもは可愛いですからね。』

センカが言った。


夫婦の語らいに出てくるなんて珍しい。

今でも、レイの事好きなのかな?


レイはまだ独身で赤のキユリになった

モモヤに愚痴りに来るらしい。


そのせいでまた、できてる噂がぁとモモヤが言ってた。


「ちか、愛している。」

シグさんがそういって口づけた。

「私も愛してる。」

私はシグさんにしっかりしがみついた。


まだ、明正和次元にかえれないけど。

シグさんと一緒ならどこでも天国です。

本当に、シグさんに保護されていかったよ。


余生と前世の因縁から異世界に来なければ

逃れられなかった。


だから、私が巻き込まれたのは

実は仕組まれた事なんじゃないかな?


まあ、担当ソウトントンが吐く分けないんで聞きませんが。


ともかく、私、幸せです。


もし、クレシア芸術国に来たらぜひ

王立クレシア美術館へ。

『闇の乙女の喜び』と言う木彫がシンボルです。


ああ、あの木彫撤去したいよー。

ご愛読ありがとうございました。

千嘉の物語はこれにて終わりです。

いつか子どもたちも語れるといいですね。

次回作は紫世界を舞台とする作品を

投稿予定です。

よろしくお願いいたします。

本当にありがとうございました。

阿野根の作者

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