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9.Virtual Boxを使ってみよう


「俺はもう最新のWindows11のPC買っちゃったからなー。Core i5だしメモリは8GBあるし何も不自由してないしなー」という方。でもここまで読んだらちょっと試してみたくなりましたよね?


 起動USBを作ったなら、それを最新PCに挿して、USB優先で起動すればUbuntuの画面になるし、「Ubuntuを試す」を選べばWindows環境には触らず一通り使用感を試せます。


 実際に使ってみたくなった。でもデュアルブートにしてしまうともう後戻りできなくなるし(消去はとても難しくWindowsを再インストールするほうが確実で速い)などハードルが高いですよね。


 ならばVirtual Boxで試してみましょう!

 Virtual BoxはPCの中にもう一台のPC仮想空間を作り、OSを丸ごとインストールして使えるエミュレーターです。Core i5でメモリが8GBあったら軽量で要求性能が低いUbuntuは十分エミュレートすることができます。必要なくなったら削除してしまえば元通りなのでPCに悪影響は一切ありません。


※以下は全部Windows機での話です。Ubuntuをインストールした中古PCの話は一切出てきません。



●Virtual BoxをWindowsにインストールする


・お使いのブラウザで「Virtual Box」を検索します。Oracle社のサイトから最新リリース版の「Windows Installer」をダウンロードしてください。


・ダウンロードフォルダにできた「VirtualBox-*.*.**-****-Win.exe」ファイルをダブルクリックしてインストールをしてください。


・Windowsメニューから「Oracle Birtual Box」をクリックして起動します。



●UbuntuをVirtual Boxにインストールする


・先に紹介したUbuntuのサイトから「ubuntu-24.04.**desktop-amd64.iso」というインストールディスクのイメージをダウンロードして用意しておきます。


・起動したOracle VirtualBox マネージャーから、右上の「新規」のアイコンをクリックします。


・仮想マシンの名前を入力します。「VM名」は「Ubuntu24.04」とかでいいです。


・インストールする「VMフォルダ名」でフォルダを確保します。そのままC:ドライブでもいいですし、データドライブが別にあるならそちらに新しいフォルダを作成してください。25GBほど消費します。


・「ISOイメージ」で先ほどダウンロードしたUbuntu-24.04のISOファイルを指定します。

 以下LinuxOSと自動的に判別されます。


・「無人インストールを実施」のチェックを外します。自分でインストール手順の確認をしながらやった方が確実ですから。


・「仮想ハードウェアを指定>」をクリックして、メインメモリーを4000MB程度、CPU数を2程度に設定します。


・「仮想ハードディスクを指定>」をクリックして、この仮想Ubuntuにどれぐらいのハードディスク容量を割り当てるか決めます。25GB程度でも十分動きます。


・「完了」をクリック。ubuntu24.04の仮想PCができました。まだ電源オフになっています。


・VirtualBoxの設定はインストールしてから行ったほうがいいので、上の「起動」アイコンをクリックします。


・仮想PCディスプレイが開きます。後はこの仮想PCディスプレイ内でインストールをしていくことになります。先に書いたUbuntuのインストール手順に従ってインストールを行ってください。この状態でちゃんとマウスもキーボードも接続されて画面内で有効です!


・インターネットの接続は本体PCがWi-Fi接続でも関係なく「有線接続を使用」を選びます。

・「☑グラフィックとWi-Fi」、「☑追加のメディアフォーマット用のサポート」にチェックを入れます。

・「ディスクを削除してUbuntuをインストールする」を選びます。ここで削除されるのは先ほど作ったubuntu用の仮想ディスクですから本体のWindowsディスクが削除されることはありません。、

・アカウントの名前、コンピューターの名前、ユーザー名、パスワードを入力してください。

 なんでもいいです。「☑ ログイン時にパスワードを要求する」はチェックしておいてください。

 「☐ アクティブディレクトリを使用する」は無視でいいです。


・「インストール」まで進めて実行します。


・「インストールは完了し使い始める準備が整いました」と表示されたら「今すぐ再起動」をクリックします。


・インストールメディアを外せ、と表示されますがそのままEnterを押します。


・仮想Ubuntuが起動しましたか? あとはいろいろいじくりまわして楽しんでください!


・ubuntuの「設定」でディスプレイサイズを変更するとそのまま反映されます。あとは前回の設定の通りお好きな設定をしてください。



●ちょっと高度な使い方

・追加ドライバーのインストール

 VirtualBoxのウィンドウ上にある「デバイス」から、「Guest Additions CDイメージを選択」をクリックしてください。画面内のubuntuの左、ドックに新しいCDがマウントされます。

 そのCDをダブルクリックするとファイルが開きます。


 上に「実行可能なソフトウェアが含まれています」と表示されますので、右の「ソフトウェアの実行」をクリックします。「自動実行されるソフトウェアを実行しますか」と聞かれますので「実行」をクリックします。パスワードを入力して承認します。


※端末が開いて、「実行するにはbzip2が必要だよん」と英語で書いてあったら下行を端末でインストールしてからもう一度。


sudo apt install bzip2


 端末が開いてインストールされます。終わらないのでヘンだと思うかもしれませんが、行の最後に「Press Return to close this window…」と表示されていたらインストールは終了ですのでEnterを押して終了します。インストールが終わったらUbuntu右上の電源ボタンを押して再起動を選択しましょう。



・ウィンドウの角をクリックして画面の大きさをドラッグで変更できるようになっています。


・本体Windowsとデータ共用できる共有フォルダが作れます。

 VirtualBoxマネージャーでインストールしたOSが選択されている状態で上の黄色い歯車ウィンドウをクリックします。一番下の共有フォルダの画面右の「+」フォルダをクリックしてWindowsドライブのどこかに共有フォルダを作ります。ダウンロードの中とかデスクトップでいいと思いますね。「☑自動マウント」にチェックを入れてOKをクリックすると、以後この共有フォルダを通して仮想Ubuntuとデーター交換ができます。

 仮想Ubuntuを再起動すると、「ファイル」内の右に「sf_VB」というフォルダができています。このフォルダが仮想Ubuntuと先ほど作ったWindowsでデータ共用できるフォルダになります。

 もし「管理者権限がない」とか言われたら、端末で、


sudo usermod -aG vboxsf $USER


 を実行してsf_VBをユーザーフォルダに加えてください。


※ファイル共有がうまくできないようでしたら、USBメモリを差し込んで、画面下の「USBの設定」を右クリックしてUSBメモリを選ぶとWindowsとVirtualbox両方で読み書きできますからそちらでファイル共用するほうが簡単ですね。



・仮想UbuntuとWindows間でコピー&ペーストを許可する。

 仮想Ubuntuの電源を切った状態で、VirtualBoxマネージャーの上の「設定」アイコンをクリック。

 左の「一般」タブからウィンドウの「機能」タブをクリックして、「ドラッグ&ドロップ」と「コピー&ペースト」を「双方向」にします。以降Windows画面から仮想PCの中にテキストやデータのドラッグ&ドロップやコピー&ペーストが使えるようになります。


・Windows本体の光学ドライブを仮想Ubuntuの中でアクセスできるようにする。

 仮想Ubuntuの電源を切った状態で、VirtualBoxマネージャーの上の「設定」アイコンをクリックする。

 左の「ストレージ」タブをクリックして中央の「トレージ デバイス」の「コントローラ:IDE」下にあるCDのアイコンをクリックする。右に「属性、光学ドライブ」の表示が出るので「☑Live CD/DVD」にチェックを入れる。

 以降Windows本体のドライブにいれたディスクがドックにマウントされて読み込むことができるようになります。Linuxの強力なリッピングアプリが使えたりいろいろ便利です。


 他にもいろいろ役に立つ機能や面白い機能がありますので研究してください。


●Ubuntuの削除

 Oracle VirtualBoxマネージャーから仮想Ubuntuを右クリックする。

 「×除去」を選ぶと全消しできます。

 飽きたらVirtualBoxもWindowsのアプリから削除できます。

 C:ドライブやデータディスクに残るVirtualBoxのフォルダも消していいです。


 面白かったら他のLinuxディストリビューションもインストールして確かめてみてください。

 WindowsXPとか7とか10とか、古いOSでないと動かないアプリを動かすためにレトロWindowsをインストールするという用途でもよく使われるのがVirtualBoxですので、使い道を考えると楽しいですね。


 これでいろんなディストリビューションを試せますね!

 次回は、他にはどんなディストリビューションがあるか、Ubuntu系でご紹介したいと思います。この連載の最終回となります。


次回、「他のディストリビューションも使ってみよう」

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