5.Ubuntuの端末(ターミナル)を使ってみよう
昔、パソコンという奴は、キャラクタユーザーインターフェースというやつで、真っ黒画面にキーボードでカタカタとコマンドを打ち込んでいました。MS-DOSを使ってた人にはおなじみですな。アレです。
Windowsでトラブル解決のためにコマンドプロンプトを起動したことがある人もいるでしょう。アレですな。Linuxにはまだその文化が残っていまして、どうしてもこれをやらないといけない場面という奴は多々ありまして……。
でも大丈夫。今はすでにあるコマンドをコピペするだけですから、コマンドを覚える必要なんてありません。長いコマンドを一字間違えただけでやり直し、なんて心配は無いんですよ。
これから必要なコマンドを下に載せます。
画面からコピー&ペーストで張り付ける必要があるので、メインのWindows機からアクセスしている人は、既にUbuntuをインストールしたPCからこのページにアクセスして画面を出してください。(閲覧数稼ぎではありません!)
では始めますよ。
●端末の開き方
メニューから「端末」をクリックして起動します。そうですこれが「ターミナル」というやつです。Macユーザーなんかは「これが使いこなせてこそ本物」みたいな本末転倒なことを言いますが、Windowsにだってコマンドプロンプトはありますから実はやる事はおんなじです。
まず、
exit
と打ってみましょう。端末が閉じます。
もう一度起動して次は、
reboot
と打ってみましょう。PCが再起動します。
覚えておくと便利なのはこれだけですね。後はコピペでいいです。(なんだそりゃ)
コピー&ペーストはやり方が違います。ここ重要なので覚えてください。
●ネット情報などからコマンドをコピーします。
テキストを範囲選択します。Ctrl+cでコピー
これを端末に張り付けるには
Ctrl+Shift+v
です。
ターミナル内のコピーはCtrl+Shift+c
貼り付けはCtrl+Shift+v で、なぜかShiftキーがプラスされます。
ターミナルの使い方は以上です。(おいいいいいい!)
●Flatpakをインストールしよう。
linuxではアプリケーションのインストールは全て端末からコマンドを打ち込んでやっていましたが、これをGUI、要するにマウスでやれるように各グループが苦労した結果何通りか簡単なやり方が発明されました。そうした配布方式の一つがflatpakですね。Linuxのアプリケーションをダウンロードして****.flatpakと拡張子が付いていたら、flatpakを使ってマウスだけでアプリのインストールができるようになります。
しかし、その機能をインストールするにはまずこのコマンドラインでやる必要がありまして……。
sudo apt install flatpak
上のテキストを範囲選択してCtrl+cでコピーします。
次に端末の $の後ろをクリックしてCtrl+Shift+v
でペースト(張り付け)してください。sudoは管理者権限の命令です。
貼り付けられましたか? 張りつけられたらEnterを押します。
管理者のパスワード入力を求められますので、ログインに使っているパスワードを入力します。
インストールが始まりましたね?
ずらずらずらずらとプログラムの列が流れていき、いっぱしのプログラマー気分が味わえますな。
「続行しますか?[Y/n ]」と聞かれたらyを押して続行します。端末の命令は大文字と小文字は別扱いですが、ここは小文字でOKです。
次に以下のコマンドを同じ要領でコピペしてください。
sudo apt install gnome-software-plugin-flatpak
同じようにインストールできましたか。これでこのUbuntuはFlatpakパッケージのlinuxアプリをGUIでインストールできるようになりました!
●gnome software centerをインストールしよう。
Ubuntuにはsnapというインストーラーがありますが、画面表示にはgnomeという表示方式を使っていますので、gnomeのアプリとインストーラーも使えます。
gnomeのアプリケーションカタログもインストールしてよりたくさんのアプリをインストールできるようになりましょう。
sudo apt install --install-suggests gnome-software
上のコマンドを同じく端末にコピペしてEnterを押しインストールしましょう。
メニューに白いお買い物バッグが増えて、起動したらより多くのアプリが選べるようになったと思います。また、UbuntuはDebianというディストリビューションから派生したOSですので、Debianアプリケーションも含まれています。これはそれぞれのカタログにも載っています。
実は「**.deb」というアプリのパッケージは、debian用なんですな。
さらにお薦めのアプリをこの白い買い物袋からご紹介します。
・Brasero
リッピングアプリです。映画DVD、ゲームDVD、アプリケーションDVDやCDをプロテクトを突破してISOファイルに変換してしまうという悪魔のようなアプリです。なお、Braseroで映画DVDを読み込むにはDVDのコーディック(圧縮展開プログラム)が必要になるので続けてインストールしておきます。
VLC以外の動画再生アプリを使っている場合もこれをインストールする必要がある場合があります。
sudo apt install libdvd-pkg
端末の中に突然GUIが表示されて思わずマウスでクリックしたくなるでしょうが、これはキー操作でないと選択できません。Tabキーで移動できますが「はい」が選ばれていると思いますのでEnterで決定します。
sudo dpkg-reconfigure libdvd-pkg
途中の「はい」はEnterを押して了解します。
・サウンドレコーダー GNOME標準の録音機です。PCにマイクが付いているならインストールしておきましょう。
・Neofetch Desktop
Linuxの紹介画面などでよく表示されている、端末の中で大きなロゴと使用されているカーネルや基本ソフトなどの仕様一覧を見るソフトウエアです。端末を起動しなくてもメニューから参照できるようになります。
・ゲーム
GNOME上海 麻雀パイを二枚ずつ取るゲーム。同じものがいくつかある中でこれが良いのは、これ以上取れずに詰んだときに混ぜ合わせる機能がある事。
GNOMEマインスイーパー Windowsでもおなじみだった懐かしの地雷探しゲーム。
GNOMEリバーシ オセロですな。
AicleRiot Solitaire Windowsにもあったソリティアと同じ物。
囲碁とかチェスとかバックギャモンとか、スペースインベーダーとかパックマンとかテトリスとか! 伝統的なゲームのほとんどは網羅されています。gnomeソフトウェアセンターとアプリセンターの二つで、必要なソフトは無料でだいたい揃えられます。
昔からこういう軽いゲームがWindowsにインストール時点で組み込まれていたのは、まず「マウス操作に慣れてもらう」という目的があったからだと思います。MS-DOS時代は全部キーボード操作だけで動かしていたパソコンが、Windowsになってマウスを使えるようになった過渡期のアプリなんですよ。なのでUbuntuにもこんな軽いゲームがかつては同梱されていたんです。
もう役目を終えたと言うことだと思いますが、ちょっと寂しいですな。懐かしがりながらも楽しんでください。
特筆すべきはPCSXRとPCSX2で、こちらはプレイステーション(最低Core2DuoぐらいのCPU)とプレイステーション2(最低Core i5は欲しい)のエミュレーターで、パソコン上でプレステのゲームを再現できます。それもテレビよりはるかに高密度のレンダリングをやり直しますからHD高画質で! これはプレステがCD、プレステ2がDVDという、パソコンでも読めるメディアで売られていたからできることです。詳細を書くとかなりグレーになりますのでやり方は各自ネットで検索願います。
「どれも古すぎるわ!」という方は……、Steamのランチャーがありますからそれをインストールしてそちらでクレジットカード片手に有料ゲームをダウンロードしてください。もう多くのメジャータイトルがLinuxで遊べます。
あとエロゲは無いです。
アプリセンターなどを使わず一番最初にやった、「サイトからダウンロード」で、Liunx用に ****.flatpak でダウンロードされる場合があります。このファイルがダウンロードされた場合は、前述したFlatpakがインストールされていますので、****.flatpak パッケージを右クリックで開いて、「ソフトウェアのインストールで開く」を選択するとソフトウェアセンターが開いてインストールできます。
●ダウンロードしたフォントをUbuntuに使う。
さて、小説家になろう、にアクセスしてみましたよね?
なんか変だと思いませんでしたか?
そう、フォントが違うのです。
Linuxで使われているフォントはよく見ればわかる程度ですが、WindowsやMacとは違います。
ダウンロードしたフリーフォントなどありましたら、ubuntuのファイルの「ダウンロード」に収納されます。「ダウンロード」フォルダにコピーしてもいいです。
次に、以下のコマンドを一行ずつ、端末で実行します。
sudo mkdir /usr/share/fonts/※フォント名
※フォント名は ****.ttcなどです。
sudo mv ~/ダウンロード/※フォント.ttc ~/ダウンロード/※フォント名.ttc /usr/share/fonts/※フォント名
↑一行です。
sudo chmod 755 /usr/share/fonts/※フォント名 -R
sudo fc-cache -fv
以後、再起動後インストールしたフォントがブラウザやワープロで表示されるようになります。
さて、いよいよWindowsに保存している大量のデータをネットワークで接続して、この新しく作ったLinuxマシンにコピーしていきましょう。外付けHDDやUSBメモリでもできることですが、いちいちPCに挿して、抜いて、Ubuntu機に挿して、という手間が無いです。
ご家庭で同じネットワーク下にあるのなら、(同じルーターに繋がっている、同じWi-Fiにつなげているなど)このパソコンたちはネットワーク接続してお互いにデータを交換できます。とても便利な機能です。
Windows機のデータを外付けHDDやNASにデータを保存するのではなく、Linux機に保存してしまおうという試みですね。Macでも同じ手順で接続可能なコンピューターになりますから、Macユーザーの方もご参加ください。
※ずっと端末のことを「コンソール」と書いてましたが、「ターミナル」が正解でしたので修正しました。失礼しました。
コンソールはUNIXのシステムそのものをメンテナンスするための管理者用インターフェースのことで、古いLinux雑誌では「これは小さくてもUNIXでありUNIXの管理者が開くのはコンソールに決まってる」という自負からか「コンソール」と書かれたものが多かったようです。
gnomeやdebianでお勧めしたかったり、愛用しているアプリがありましたらご紹介ください!
次回、「Ubuntuをネットワークでつなげてみよう」




