4.アプリケーションをインストールしよう
●Linuxアプリのインストール。サイトからのダウンロード編
Windowsでは、アプリのダウンロードサイトから「setup.exe」のようなファイルをダウンロードして、クリックするといきなりインストールが始まります。パッケージがインストーラーと同梱されているのです。
Linuxはちょーっとやり方が違います。では実際にやってみましょう。
初心者ユーザーにはここが重要だと思うのですが、以前使っていたブラウザがそのまま使えるかが問題だと思います。
現在、メジャーなものについてはMacのSafari以外はLinux版がありますのでインストールできます。
大きなメーカであるマイクロソフトとグーグルは、自社サイトからのダウンロードを推奨していますので、まずはWindowsでやったことがあるであろう、企業サイトからのダウンロードをやってみます。
・Google chromeのインストール
ブラウザで「chrome」を検索。
Chromeのダウンロードページから「linux 64ビット.deb」を選択してダウンロード。
ドックの「ファイル」アイコンからファイルを開きます。Windowsのエクスプローラーですね。
Macみたいに「ダウンロードフォルダはどこ?」「ドキュメントフォルダは?」「今撮った写真はどこに保存してあるの?」なんてこともありませんから、やっぱりこれがあると安心ですね。
「ダウンロード」フォルダからdebファイルを右クリックして、「アプリケーションで開く」から、「アプリセンター」を起動します。
ついでなので下の「常にこのファイルの種類を使用する」をオンにしておいたほうがいいでしょう。次回からダブルクリックすればdebファイルはアプリセンターで起動します。
「開く」をクリック。
「アプリセンター」が開くので「インストール」をクリックします。
「インストールを許可」して場合によっては「パスワード」を入力します。
インストールされたアプリはメニューの最後尾に追加されています。使いやすい場所に移動しておきましょう。
Chromeの起動後(スマホやパソコンで作ったログイン情報で)ログインして同期するとブックマーク、サイトごとのパスワードなどが使用できるようになります。スマホのブックマークもこちらに反映されるはずです。ブックマークをエクスポートしたりインポートしたりする必要はもう無いですね。
・Microsoft Edgeのインストール
ブラウザで「edge」を検索。
microsoftのダウンロードページから「edgeをダウンロードする」を選択してダウンロード。
自動的にLinux版がダウンロードされますので、ダウンロードフォルダからdebファイルを右クリックして、「アプリケーションで開く」から、「アプリセンター」を起動させます。
「開く」をクリック。
「アプリセンター」が開くので「インストール」をクリックします。
「インストールを許可」して場合によっては「パスワード」を入力します。
どのブラウザもログインして使っていれば同期ができたり、他のブラウザから情報を吸い出したりしますので、やるかやらないかは個別に判断してください。
その他のブラウザもBrave、Opera、Vivaldiなど有名どころは一通り同様にサイトや、後半説明するアプリセンターからインストールができます。
WindowsやMacでやってきたことがLinuxでもできるということでまずは一安心ですね。
・オンラインアカウントを使ったアプリケーション
chromeかedgeにログインした時点で、グーグルアカウントかマイクロソフトアカウントの登録ができたと思います。表示された画面はWindowsやMacで出ていたものと同じはずですから。
ここで、「カレンダー」を起動して、左上の三をクリックすると「オンラインアカウント」がありますので、Windowsまたはアンドロイドに設定していたカレンダーのスケジュールをこのカレンダーに同期、表示させることができます。
後でインストールできるMicrosoftやグーグルのアプリでも同期できますので使っている方は同期を試してください。Ubuntuで入力した予定はスマホのカレンダーにも表示されます。
スケジュールをまとめて打ち込むなんてことはスマホよりパソコンでやったほうが簡単で楽ですよね。
グーグルドライブやOneDriveはブラウザからのログインで使用できます。
●Linuxアプリのインストール。アプリセンター編
先ほどやってみた通り、Linuxではアプリはパッケージだけでインストーラーが付属していません。インストールをするのは「アプリセンター」などのソフトウェアリポジトリ(インストーラー)の仕事なんです。ここがWindowsと違う部分です。安全性をちゃんと確保しているということになりますね。ダウンロードできるアプリは「アプリセンター」にカタログのようにずらりと並んだアプリからクリックで選んでインストールすることになります。これらのアプリはLinuxの開発チームに許可された安全なプログラムということになります。
「メニュー」から「アプリセンター」を開きます。
ここでカタログに並ぶアプリはどれも無料でインストールし放題です!
クリックして「インストール」を押すだけ!
いちいちメールアドレスを聞かれたりパスワードを設定したり、会員登録したりクレジットカード番号を入力したり年齢住所性別なんて個人情報を渡す必要は一切ありません!
おすすめは以下の通り。
・VLC
VLCメディアプレイヤー。音楽、動画、DVD映画などあらゆるメディアの再生にプラグインなしで対応している有名プレイヤーです。
映画DVDを再生するときは、DVDを光学ドライブにいれ、VLCを起動させてから「メディア」タブから「ディスクを開く」を選び、ディスク選択が「●DVD」となっている状態で「再生」をクリックします。DVD再生のためのコーデックをインストールしたりする必要が無い手軽なアプリ。
・handbrake
エンコーダー。映画DVDからのリッピング、動画フォーマットの変更などに対応。
SnapアプリのHandbrake-jzよりDebianパッケージのHandbrake(無印)のほうがおすすめ。
・GIMP
フォトショップ相当のペイントソフト。フォトショップのファイルを読み込みできます。
・Audacity
音声、音楽ファイルの編集など。
・Video Downloader
youtube動画、音声ファイルのダウンロードができる見た目は非常にシンプルなアプリですが性能はピカいちです。
・Copilot Desktop
マイクロソフトのAIです。Ubuntuでもわからないことがあれば親切丁寧に教えてくれます。
グーグル先生に聞くのでも同じですが。商売敵だからと言って何も教えてくれないと言うことが一切ないのは驚きです。
・Eye of GNOME
画像表示ソフトです。特記すべきは「スライドショー」があり、フォルダ内の画像を順番に全画面表示してくれます。この機能がある画像表示ソフトは実はLinuxにはあまりないです。
・OpenShot Video Editor
動画編集アプリ。いろんな動画の切り貼り編集、サイズの変更、エンコードなどができます。
Windows版やMac版で既に有名なアプリも多いですね。
・Timeshift
バックアップソフトです。標準で付属しているバックアップはユーザーデータのバックアップを目的としていますが、システムのバックアップを含むほうならこちらです。Macのタイムマシンみたいなものですね。
●アプリとファイルと関連付けする方法
例:mp4動画ファイルを常にVLCで再生します。
Mp4ファイルを右クリックし、「アプリケーションで開く」を選択します。
アプリの中から「VLCメディアプレイヤー」を選択し、下の「常にこのファイルの種類を使用する」をオンにします。
以後、動画ファイルをクリックするだけでVLCで再生されます。
これだけでももうすでにWindowsより便利ですが、もっと他にもアプリケーションをたくさんインストールしたい、プラグインをインストールしたい場合は、いよいよ「端末」からの「コマンドライン」入力ができないといけません。
Linux最大の鬼門! である一方でこれができればもう怖いものなし!
(古参ユーザーの声)
「ああ、昔、PC-98でMS-DOS使ってた時は普通にこんなことやってたなあ……」
大丈夫。あの時代よりも拍子抜けするほどずっと楽です。やる事は全部「コピー&ペースト」だけなんですから!
これがおすすめ、とか、自分はこれを愛用しているというアプリがありましたらお伝えください!
次回「端末を使ってみよう」




