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21.ZorinOSをインストールしよう

Linux mintを紹介しましたので、もう一つ私のイチ押しのディストリビューション「ZorinOS」もご紹介いたします!

 かつてLinux界のスタンダートとしてユーザー人気トップだったUbuntuが企業、政府向けに収益化も視野に入れ高度に進化する一方で、そこまでは追従せず、従来通り個人・一般ユーザーを対象としたディストリビューションも多くのユーザーを獲得しています。

 今回はその中で特にWindows10からの移行ユーザーの間で評判の高い「ZorinOS」を取り上げます。「Windowsと操作感や見た目が似ている」「使いやすくシンプル」「低スペックでも作動する」という一般・家庭ユーザー向けに特化したディストリビューションとして人気が上昇中のおすすめディストリビューションです。最初は「Windowsパクりすぎw」と笑っていた私も最近はもっぱらZorinOSを使用していますね。


※なおMacにもZorinOSをインストールすることができますが、Macキーボードを使う場合日本語入力のON/OFFは英数・かなキーではできませんので、英数キーボード同様ctrl+Spaceで切り替えてください。


 インストールには消しても良い4GB以上のUSBメモリが必要です。DVDドライブを装備しているならDVD一枚に収まるサイズですからDVD-Rに焼いてもいいです。

 インストールで、プロダクトIDだのメールアドレスだの、提供しなければならない個人情報は一つも無いです。入力するのはログイン名とパスワードだけ、です!


1.ZorinOSのISOイメージをダウンロードする。

 現在使用している、あるいは家族や友人知人のWindowsパソコンからブラウザに「Zolin ISO」と打ち込んで検索してください。

 Linux Mint 公式ページを表示させたら、有料版のProではなく、無料版の「Core」をダウンロードしてください。

 ダウンロードフォルダにおよそ4GBの「Zorin-OS-18-Core-64-bit-**.iso」というファイルができていたら成功です。



2.インストールメディアを作る

・ダウンロードしたファイルはISOフォーマットですので、このままDVD-Rに焼けばインストールディスクになります。

 または用意していた4GBのUSBメモリーにこの内容を実行可能なファイルとしてディスクイメージを書き込みます。そのためには、ISOファイルをUSBメモリーに書き込むソフトが必要です。

・ブラウザに「rufus」と打ち込んで検索をしてください。


・「Rufus―起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます」と検索結果が出たらクリックし、Rufusのサイトから下にスクロールして「ダウンロード」の下にある「rufus-×.××.exe」をダウンロードします。

 RufusはOSなどのISOファイルをUSBメモリーに書き込むフリーソフトです。インストールしなくても単体でクリックするだけで動くEXEファイルです。


・ダウンロードフォルダに「rufus-*.**.exe」というファイルができていますのでクリックします。

「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と表示されますので「はい」をクリック。


・Rufusが起動しますので、パソコンに4GB以上の容量のUSBメモリーを差し込みます。

「デバイス」をクリックして今差し込んだUSBメモリーを選びます。

「ブートの種類」を左の「選択」をクリックしてダウンロードフォルダから先ほどダウンロードした

「Zorin-OS-18-Core-64-bit-**.iso」を選択します。

 その他の設定はそのままで、一番下の「状態」で「準備完了」と出ていたら「スタート」をクリックします。

「書き込む際に使用するモードを選択してください」と表示されたら、「DDイメージモードで書きこむ」を選択してOKを押します。

「デバイスのデータは消去されます」と表示されるので「OK」を押します。


・イメージの書き込みが始まりますので終了するまで待ちます。十数分かかることがあります。

「100%」から「準備完了」に戻りましたら終了です。USBメモリーをパソコンのUSBドライブの「取り外し」を選択してから抜いてください。

 もう使いませんのでダウンロードフォルダのrufusとZorin-OS-18-Core-64-bit-**.isoのファイルは後で消しても良いです。



3.インストールの準備をする

 最初はインストールしなくてもいいです。お試しするだけならUSBやDVDだけで動きますから、本体のドライブが書き換えられたりすることは何もありません。


※後にVirtualbox、Windowsアプリを使う場合はBIOS設定でセキュアブートを無効にしてレガシーモードにしておいたほうが無難です。セキュアブートというセキュリティシステムがもっぱらWindows使用を前提にセットアップされている場合が多く、PCによってはLinuxを受け付けない場合があります。


・パソコンのUSBソケットに先ほど作成したZorin OSの起動USBを差し込んで、F2、またはF1キーを押しながら電源を入れ、BIOSを起動します。BIOSの呼び出し方はPCにより異なります。

 パソコンごとに違うのですが、ブートメニューを探し出し、その中から最初に「USBメモリから起動する」順番に変更してセーブをしてから起動します。F12キーを押しながら起動するとどのドライブから起動するか選べるパソコンもあります。

 DVDを使用する場合はブートメニューで光学ドライブを最初に起動する設定にします。


・メニュー画面になります。一番上の「Try or Install Zorin OS」を選択します。あるいは待っていれば自動的に始まります。

 基本的にインストール方法はUbuntuとほとんど同じです。

 起動が終わるとインストール画面になります。

 この画面で言語を選びます。一番下にスクロールしていけば「日本語」がありますので日本語をクリックします。この時点で表記がすべて日本語に変わります。



4.Zorin OSを試す

 

「Zorin OSを試す」を選択すればHDDの書き換えはしないでUSBやDVDだけでまずはZorin OSに触れてみることができます。


 Zorin OSを試す、を選択するとZorin OSデスクトップ画面になります。

 下にタスクバーがあり、スタートボタンとアプリが並んでいるところはWindowsで見慣れたレイアウトですね。

 既にネットワークが接続されていれば、多くのアプリを使うことができます。

 Zorin OSではWindows同様、Zのスタートボタンからアプリを起動できます。既に日本語設定されていますので、メニューを開けばすべて日本語になっています。これだけも使いやすそうですね。


・「メニューを出す」

 左下のZアイコンをクリックするとメインのメニューが表示されます。

 最初にインストールされるアプリケーションが表示されます。項目ごとに分けられていてオフィスのようなワープロや表計算、画像、音楽、動画を再生するマルチメディア、設定、ユーティリティその他があらかじめインストールされるのが分かります。


・「ファイル操作をする」

 下のタスクバーから「ファイル」を選択すると、Windowsで言うエクスプローラーと同じファイル操作画面になります。ここでデスクトップ、ドキュメント、ダウンロード、ミュージック、ピクチャ、ビデオといったWindowsやMacと同じフォルダが表示されて、ファイル操作ができることが分かります。

 これはスタートボタンを押した時の最初のメニューでも右に表示されていますから、どちらからでも目的のファイルを探して起動することができるのが分かります。


・「ブラウザを起動する」

 アンダーバーから「Brave」をクリックします。これがZorinOSの標準ブラウザです。

 広告を表示させない、に特化していることが特徴のブラウザですね。どうやって収益を得ているのか謎ですが。

 MicrosoftのEdgeやGoogleのchromeなどのメジャータイトルもLinux版を公開していますので、後でインストールできますから大丈夫です。

 普通に操作すればアマゾンやユーチューブにもアクセスできるのが分かりますね。


・「LibreOffice Writer を起動する」

「スタート」>「オフィス」>「LibreOffice Writer」の順にクリックするとワープロが起動します。

 要するにMS-officeのWordですね。Wordのファイルを読み込んだり、書きこんだりすることができますので互換性はほぼ確保されていて、使いやすさや機能にも大きな差はありません。

 プロのライターはWordを使いますが、横書きで小説家になろうに投稿しているうちはこれで十分すぎると思います。


・「電源を切る」

「スタート」のメニューの右下に電源ボタンがありますし、タスクバーの右端にも電源ボタンがあります。タスクバーの電源マークはクリックするとスピーカー音量他、すぐにオンオフできる項目も並んでいます。

 電源を切ったら、あとはUSBメモリを抜けば、なにもインストールされずに以前の通りのWindowsパソコンとして使い続けることができます。


 このままHDDを消してZorin OSのインストールをする場合は、デスクトップの左上にある「Zorin OS 18.1のインストール」のアイコンをダブルクリックするとインストール画面になります。




5.Zorin OSのインストール

・インストール画面で日本語を選択し、「続ける」をクリックします。


・キーボードレイアウトは特に変更する必要が無ければ「続ける」を押します。

 Macにインストールする場合でも「Machintosh」は選択しません。


・ネットワークの選択をします。有線LANを繋ぐか、ここで無線LANの設定をします。


・アップデートとセキュアブート

「☑グラフィックスと~」

「☑configure secure boot」

 を両方チェックします。BIOSでセキュアブートが設定されている場合はセキュアブートのパスワードを入力します。Windowsは自動でやっていますが、Linuxの場合はシステムに触れるアプリケーションのインストールにこの許可が必要になる場合があるのです。ログインパスワードとは別ですので、適当な8桁パスワードを作成してメモしておきましょう。アプリをインストールするときに聞かれることがあるパスワードです。ハードウェアやBIOSには関係ないシステム内だけで使われるパスワードです。


「☐国勢調査に参加しない」は誤訳ですけどトラブル時のレポートを送るかどうかです。ご協力はお好きに。


・インストールの種類

「●ディスクを削除してZorin OSをインストール」を選択して「続ける」をクリック。

「続ける」をクリックしてディスクの変更を許可します。


・どこに住んでいますか?

 自動的にtokyoが選択されていますので「続ける」をクリック。


・「あなたの名前」を入力します。起動したときにログインするユーザーを選ぶ時の表示がこれになります。そこだけにしか使われませんので「ジュピタースタジオ」でも「チブル星人」でもなんでもいいです。他のアプリと関連付けられたり外部で参照されたりあとで困ることにはなりません。


・「コンピューターの名前」

 ネットワークで他のPCと共有フォルダを作るときのデバイス名がこれになります。長くなると非常に面倒ですので、「zorin01」とか「PC02」とか、どのコンピューターか自分でわかる程度の短い名前にしておきます。※ネットワーク共有設定で後で使います。


・「ユーザー名の入力」

 システムフォルダの下にできるユーザーのフォルダ名がこれになります。この下にダウンロードやドキュメント、ムービー、ミュージックのフォルダができますので短い英数半角名にしておきます。

 Windowsで言うUserフォルダの下にできる自分のフォルダ名ということです。

 ※ネットワーク共有設定で後で使います。


・「パスワードの入力」

 重要なポイントです。4ケタなど短いパスワードにできるのはこの場面だけです。

 後に新たなユーザーを追加したり、パスワードを変更するときは8ケタ以上英数記号交じりの強力なパスワード以外受け付けられなくなります。Pinみたいに短いパスワードを使いたければここだけでしか短いパスワードの設定チャンスはありません。

 今後、アプリケーションのインストールの許可、管理者権限の設定、システムに触れるアプリの起動など何度も入力することになるパスワードですので確実に記録してください。

 もう一度入力、でパスワードを再入力します。


・「ログイン時にパスワードを要求する」

 ここで自動的にログインにすると起動時にパスワードが求められませんが、そのかわりブラウザなどログインが必要なアプリでいちいちパスワード入力を求められるようになりますので、ここは「☑ログイン時にパスワードを要求する」にチェックを入れておきます。サーバー用途とか機械に接続とか、無人で動かす用途のための選択項目ですね。


「☐アクティブディレクトリを使用する。

 企業その他のネットワーク向けの設定ですのでチェックしません。


 インストールが続行されますので終了するまで待ちます。終了したら再起動させます。

 画面が黒くなり、ここで「Please remove the installation medium、then press ENTER」と表示されますので、差し込んでいたインストールUSBメモリを抜いて、ENTERキーを押します。

 最初の起動時だけ「continue boot」と表示されますのでEnterを押すとZorinOSのログイン画面になります。ユーザーを選んでパスワード入力したら、「ZorinOS**へようこそ!」 の画面になりますので「ツアー」でも眺めましょう。一回しか出ません。

「ソフトウェアの更新」が表示されたら、「今すぐインストールする」をクリックしてアップデートしましょう。アップデートが済んで再起動したら、次は初期設定をやっていきましょう。



次回「22.ZorinOSで最初にやっておく設定」

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