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壊れた世界で  作者: がとしょ
はじまり
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2/2

2、同じ朝

目が覚めた。

見慣れた天井。

見慣れた部屋。


――昨日と同じだ。

そう思った瞬間、少しだけ違和感があった。



「……昨日?」



なぜ“昨日”という言葉が出たのか、自分でも分からない。

同じではあるにはあるがなぜだろう。

外に出る。


村は昨日と同じように動いていた。

誰も気にしていない。

誰も変わっていない。



「おはよう、ソトグス」



村の人の声。

同じ顔、同じ声。

昨日も聞いた気がした。


いや、聞いた“はず”だ。

薪割りの音。

子供の笑い声。


遠くで鳴く鳥。

全部同じだ。

なのに――


何かが、少しだけズレている。

昼過ぎ、同じ場所に立っていた。

昨日と同じ道。

昨日と同じ景色。



「……おかしいな」



何がおかしいのかは分からない。

でも確実におかしい。

そのときだった。



「ソトグス、今日は早いな」



同じ言葉。

同じ笑顔。

なのに、なぜか胸がざわついた。

――昨日は、この人はここにいなかったはずだ。



夜。

魔術やらの本を散らかしながら本を読んでた。

本を読みながら思った。



(これ、本当に“今日”なのか?)



そしてその日は床で寝落ちした。






目が覚めた。

ベッドから降りて朝食の準備をする。

そして朝ごはんを食べてる最中にあることに気がついた。


なぜ床で寝たはずなのにベッドで起床したのかと。

家では1人だ。

誰かに動かされることはありえない。


寝ぼけた状態でベッドに移動したのか?

いや割と本が散らばってたから転んだりするはず、、、

あれ?


本も散らばってなかったぞ?

しかも昨日食べたはずの食べ物もそういえば使ってる。

慌てて外に出る。


ちょうど昨日外に出たのと同じ時間だった。

村は昨日と()()()()()()()動いていた。

誰も気にしていない。


誰も変わっていない。



「おはよう、ソトグス」



村の人の声。

同じ顔、同じ声。

昨日も聞いた。


薪割りの音。

子供の笑い声。

遠くで鳴く鳥。


全部同じだ。

なのに――


また何かが、少しだけズレている。

昼過ぎ、同じ場所に立っていた。


昨日と同じ道。

昨日と同じ空。

同じなのに違和感がある。



ーー夜

また1人で散歩してたら近くの森が騒がしい。



「は?」



森が燃えていた。

そしてどガァァァアンどいう轟音がした。



「え?」



轟音と共に大岩が目の前に落ちてきていた。

あと1〜2メートルずれてたら死んでた。

流石に村の人に知らせた方がいいと思い。


村に走った。

あの森でキノコとかの食料が採れる。

なくなっては困る。


何かがおかしいと感じながらもそう思うことにして大人を呼ぶべく村に走った。



「え??」



村は壊滅していた。

家は崩れ。

村人の死体があちこちに転がっている。


後ろに後ずさると誰かにぶつかった。

次の瞬間______

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