表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

268/269

提出試験用魔導具

 放課後、寮の裏で土属性魔法を使い、魔導具の授業での提出用を作り始めています。

 土属性魔法を使って[クラフト]するとガラスが出来る事がわかっているので、今回はこれを使います。

 作る物は{搾乳用魔導具}で、牛の乳首にガラス瓶で覆う様にして風属性魔法を使って搾乳して、下に置いたバケツもしくはタンクに溜める様にします。

 形としては徳利型にして、乳首を挿し込んでから乳袋に固定する様にして、底の部分は漏斗の様にします。

 乳袋の固定はON−OFFを付与して落ちない様にします。当初は風属性で真空にしてやろうと思ったのですが、痛がったり跡がつくが嫌だったので避けました。

 搾乳作業は指で搾るのを風属性魔法でを使って再現させ、乳首を上から下に向って搾って行きます。

 そしてこのイメージを魔石に移して、一度触るとONして動作をする様にして、もう一度触るとOFFになる様にして行きます。

「基本方針は出来たから先ずは作ろう」

 地面に手を当ててからイメージを固めてから発動させる。

「[クラフト]」

 そう言うと数秒後にはイメージしたガラス製の製品が出来た。

「出来た。落して割らない様にしないと」

 出来た物は地面に置いたままにして、リュックから魔石を出しておきましょう。

 魔石は以前リンダさんから購入していたものだ。

 使う魔石の大きさは単純動作なら小さい物で、複雑な事をやる場合は大きくなるのですが、その大きさの選定は作る魔導具師のセンスとなるとリンダさんに言われたので、今回は小さいので良いだろう。

 リュックから出した魔石の入った入れ物から魔石を選ぶ。

「どれにしようかな? ん~君に決めた」

 1cm位の大きさの選び、他のはまたリュックにしまい、選んだ魔石にイメージを移す。

「んん、出来た〜!!」

 イメージを移した魔石を[モデリング]を使って取り付けから[強化]、[硬化]、[固定0N−OFF]を付与をする。

「じゃじゃ〜ん完成!! 後は試験だよね。まだ時間が有るから酪農の講師に相談して試験させてもらおうかな?」

 作った物をリュックにしまい、牛舎に向った。

 この時間は何時も講師は牛舎で牛さんの様子を見ているからね。

 牛舎に着くと講師は直ぐに見つけられた。

「講師、少し宜しいですか?」

「ホーデンさんどうしましたか?」

「牛さん用の搾乳魔導具を作ったので試験をさせていただきたいのですが、許可をいただけませんか?」

「搾乳の魔導具ですか? 面白い事を考えましたね。

 許可は出しますが、私も立ち会いますね」

「ありがとうございます」

 乳の張った牛の所に行くと2頭の牛がいた。

「この2頭なら良いですよ」

「はい」と返事をして牛の側に行き、牛の頭を撫でながら言いました。

「牛さん、今から搾乳魔導具をつけるけど痛かったら言ってね」

「モォ〜」

 返事をくれた(多分)ので搾乳に使うバケツを用意してから、牛のお乳魔導具を取り付けて「固定0N」と言ってから手を離して、落ちない事を確認してから魔石を触り魔導具を動かした。


 少しすると漏斗になっている所からミルクが出て来た。

「おっ出て来た。成功だ!!」

「ほ〜これは良い」

 酪農の講師も関心して見ている。


 バケツにいっぱいになると牛が「モォ〜」と鳴いたので1つ目は終わった様だ。

 固定をOFFしてから、取り外して隣に取り付けてからまた動かした。

            ・

 2頭の牛の搾乳を終えた。

 私は2頭の牛を撫でて「協力ありがとう」と言った。

「ホーデンさん、これは良いですね。最初の乳搾り体験以外では使いたい位ですよ」

「ありがとうございます。魔導具の提出試験用に作ったのです」

「そうですか、年明けから導入を考えましょうかね。

 でもガラス製だと落とした時は危ないですよね?」

「[硬化]と[強化]を付与しているので落としても割れる事は無いと思います」

「それだったらなおさら良いですね。年明けに少し話しましょうか」

「はい、今日はありがとうございます。

 牛さんもありがとうね」

「モォ〜」

 バケツに入ったミルクをタンクに入れて、魔導具を水で洗って、風属性魔法で乾かしてからリュックにしまい、寮に帰った。

 帰る途中でケターダさんとジェミニさんに会った。

「男爵様、どうしたのですか? とても機嫌が良さそうですね」

「提出試験用の魔導具が完成して、今その動作テストをしてきて上手くいったのよ」

「もしかして先日言っていたのをもう作ったのですか?」

「そうだよ、こう言うのはさっさとやってしまった方が後楽だからね」

「私はまだ見つけてないですよ」

「なら、何かやっている時や見ている時に、これを魔導具でやったらどうなるのかな? って考えたら?

 ちょっとした事でもそう考えると癖がついて見つけ易いかもよ。私の場合は面倒だから楽したいだけどね」

 話しながら帰りました。


  (SIDE マツ・ケターダ)

 部活からの帰り道で男爵様と会い、話しをすると提出試験用を作ったと言う。

 先日話した時にその様な事を言っていたけど、早すぎですよね。

 そう言えばミラージュ殿下もそうですね。2人共行動が早いです。

 話を元に戻すと男爵様は私達にヒントをくれましたのでやってみようと思います。

 私も早くやらないと。


  (SIDE ジェミニ)

 帰りにセリカさんと会った。ケターダさんとセリカさんの話しを聞いていると、提出用の魔導具を作ったと言っていた。

 私はまだ何も見つけていない。どうすれば見つけられるのだろうと思っていたら、セリカさんがヒントをくれた。

 前の私だったら何を言っているのだろうと思ったかもしれないけど、そういう考えも有るのかと思ってしまった。今セリカさんが言った事を試してみよう。

 何か見えるかもしれない。

 1つでも作れば自信がつくかもしれないと思ってしまった。

 見つけるぞ~。

 

ご覧いただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ