表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

255/282

孤児院の屋台

 本日は選択授業の日です。

 授業の課題は鶏舎の掃除と卵の回収です。卵は学園の食堂で使われているそうです。

 最初に卵の回収です。

「コッコちゃんごめんね〜。卵を頂いてくね〜」

 そう言いながら集めています。

「ホーデン様、そっちはどうですか?」

「こっちは粗方集めたよ。隣の小屋に入れてきたわ」

「後は掃除と藁の入れ替えですね」

「そうですね、頑張りましょう」

 そう言って藁を出してから掃除をして新しい藁を敷き詰めて終了です。

「ふう、終わった〜」

「終わりましたね。ホーデン様は汚れるのは気にならないのですか? 貴族はこう言う事はやらないと思ってました」

「私は領を発展させたいから汚れるとかは気にしてないのよね。そんな事を言っていたら何もできないからね」

 その後も話しをして以前話した牧場に行って勉強してきたと言っていた。その時に私の描いたポスターが貼ってありびっくりしたと話していた。


 酪農の授業が終わった後は錬金術、薬師、魔導具と授業を受けて、最後に3つの授業は期末の試験で製作物の提出があると言われたので今から準備をする様に言われた。

 何を作ろうかな?

「セリカさんは何を作るのか思いついたのですか?」

「なんとなくね。ただ錬金術と薬師のが被っているのよね」

「どう言う事ですか?」

「錬金釜で作った薬」

「薬も出来るのですか?」

「出来るよ、実際に作ったから」

「男爵様は何でもやってますね」

「薬は必要に迫られてね」

 ジェミニ、セリカ、ケターダが話しをした。


        ー・ー・ー・ー・ー

 休日になりローレルさんと一緒に西の外縁部に来て買い物をしています。

 何か面白いものでもないかな?

 ローレルさんも何か特産品のヒントがないか探しています。

 暫くウインドウショッピングをしていると前から声が聞こえました。

「あっお姉ちゃんだぁ〜」

「あれ〜久し振りだね、元気だったかな?」

 孤児院の女の子に出会った。

「うん、元気だったよ。お姉ちゃんに相談があったの」

「じゃぁ何処か休みながら聞こうか」

 3人で近くのカフェに入った。

「私こういう所初めて入った〜」

「好きな物頼んで良いよ。甘いのが良いかな?」

「甘いの大好き」

 そう言ったのですが何を頼んで良いのか分からなかった様で、ホットケーキ3つと女の子のジュースと私達のお茶を頼みました。

「それで相談は何かな?」

「お兄ちゃん達のお店の事何だけど」

「何か嫌がらせとかがあったの?」

「違うの、お店に人がいっぱい来てくるのだけど屋台だから作るところが小さくて間に合わないの。だからどうにかしたいと思って」

「じゃぁ食べ終わったら一緒に行きましょうか」

「うん」

 ホットケーキが来て、女の子は口いっぱいに入れて美味しそうに食べていた。

 それを見てセリカは癒されていた。かわいいね〜。

 食べ終わって、孤児院に来た。

 屋台には行列が出来ていた。

「結構人気があるみたいだね」

「羨ましいです。家の特産品にも列んで欲しいです」

 私が言ったらローレルさんがボソッと言った。

「あっお兄ちゃん、屋台のお姉ちゃんを連れて来たよ」

 女の子の言葉でローレルが肩を震わせて笑いをこらえている。

「こんにちは」

 屋台の纏め役の男の子が私に挨拶をしてきた。

 他の子も手を動かしながら会釈をしてきた。

 そのあと纏め役の子と話しをして現状の問題点を聞いた。

 女の子が言ったキッチン部分が小さいので作るのが間に合わないのと、お客様に対応する所を広くしたいと言っていた。出来れば頼んだお客様が待っている間に座るところが有れば嬉しいと言っていた。

「孤児院の土地を使わせてもらえればできないこともないけど、管理人のケイトさんに相談してみましょう」

 ケイトさんに相談したら土地は王家の管理なので、一度そちらに相談しないといけないと言っていたので宰相閣下に電話をして相談したのだが、陛下と話しをすると言って一旦電話を切った。


 暫くして閣下から電話があり、OKが出ました。

 陛下に相談に行ったらちょうど上王妃殿下が居て直ぐにやりなさいと言われたそうだ。確認は後でするそうだから始めてくれと言われた。

 御礼を言ってから電話を切った。

「許可が下りたから直ぐ始めるよ。先ず簡単に絵を描くから、それを見て意見を頂戴」

 カキカキ、カキカキ、カキカキ。

「こんな感じでどうかな? 外観はこれ、ちょっとファンシーにしちゃったけど。作業場のコンロは2台は増設出来る様にしてあって、オーブンも下における様にしたよ。この先必要になるかもしれないから。

 後冷蔵ケースを作った時用に、置いておけるようにしてあるよ。

 そしてお客さんの動線がこうなっていて一方通行にして、待ってもらうお客さんは此処に10人程座れる様にしたよ。どうかな?」

「これでお願いします」

「これからやるよ。お店はそのままやってくれれば良いから」

 孤児院の敷地に入り屋台がある所の塀を新しいお店の大きさ分を[クラフト]を使って撤去。

 その後に地面に手を当ててイメージを固めてから発動させる。

「[クラフト]に[硬化]、[強化]、塀と一体化、地面と一体化、表側の外壁と屋根に[リフレクション]、[ホーミング改]を追加、発動!!」

 発動させると地面が光り、5分程でお店の建物が出来た。

「まぁこんなものかな、上手く出来たと思うよ」

「相変わらず凄いですね」

 ローレルさんが感心している。

 表の方からは驚きの声が聞こえる。

「何か外がうるさいね」

「いきなり建物が出来れば驚きますよ」

 ローレルさんが呆れている。

 さっきの女の子が来て驚いていた。

「お家が出来てる。何で〜」

「私が作ったのよ」

「お姉ちゃん凄〜い」

 女の子を連れて私達は表側に行って、纏め役の男の子と一緒に中に入った。

 入って左側がキッチンで、中央部が注文や受け渡し、支払いする所で、右側が出来上がりを待つ場合に座る椅子が列んでいた。

 棚とかは作っていないが、コンロを置く台や作業台、接客カウンター等は作った。

「凄い凄い、可愛いお店だ〜」

 女の子が喜んでいる。

「ありがとうございます。これでスムーズに出来、お客様を待たす事が少なくなります」

「気に入ってくれて嬉しいよ。明日は休業して引っ越し作業と接客とキッチンとの連係の確認だね」

「そうします。本当にありがとうございます」

「お姉ちゃんありがとう」

 御礼を言われてから、またウインドウショッピングをしながら寮に戻った。

 途中で閣下に御礼の電話を入れて、上王妃殿下に「御協力を感謝します」とお伝え下さいと言って電話を切った。


       ー・ー・ー・ー・ー

 1週間経って様子を見に行くと、お客さんを待たす事が無くスムーズになっていた。

 それと上王妃殿下から引っ越し祝いと言う事でコンロ2台とオーブン2台をいただいたそうだ。

 良かったね。

 私は気分良く帰った。

ご覧いただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ