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辺境の転生三女 田舎暮らしを満喫したい  作者: トシボー


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後をつけられている?

 今週の休日もタウンハウスの掃除です。

 残りは3階だけなので楽勝と思ったら、コロナお姉ちゃんは部活の用事が入ってしまい私1人でやります。

「さて出かけるかな」

 そう言って玄関迄来ると、何やら嫌な気がしますので玄関を出てからスマホの[サーチ]をONにしてキックボードに乗り、門を出た所でタウンハウスとは逆の方向に走り出しました。

少し走るとスマホから音声が流れて来ました。

[後をつけられています。7人です。注意]

 後をつけているのは寺子屋メンバーだと直ぐわかりました。

(そうだ転移をやってみるかな? 外だと門と玄関の鍵を開けないといけないからホールにあるピアノを目印にやってみるかな。彼処を曲がって直ぐ転移しよう)

 小路がある所を曲がり、直ぐに「転移]」と言った。


 言った瞬間にタウンハウス1階のホールにあるピアノの前に来ました。

「出来ちゃたよ。後でお父さんに報告しないと。

 今日は1人だからスマホでダウンロードしてあった音楽を聴きながらやろおっと。でもその前に[バーニア]で入って来れない様に結界を張っておこう」

 キックボードをバッグに入れてから敷地全体に結界を張り、音楽を聴きながら3階に上がった。


         ーーーーーーー

 セリカが出かける前に寺子屋メンバーが集まっていた。

「セリカちゃんは今週も出かけるの?」

「暫くは清掃と修繕と言っていましたから」

「止めといた方が良いと思いますよ」

「場所だけは確認して殿下に報告しないと」

「見つかると師匠はへそ曲げますよ」

 ミウラ、第3王女、ジェミニ、エマーダ、伯爵家女子が話していた。

「それじゃぁ行くわよ」

 第3王女が指示を出した。


「彼処にいたわ。ちょうど玄関を出て来た所のようね。門のところに行ったら行くわよ」

 各自キックボードに乗って後をつけ始めた。

「逆方向に行きましたよ」

「掃除の道具でも買いに行くのかしら? 取り敢えず後をつけましょう」

 暫く行くとセリカさんは小路の所を曲がった。

「あっ曲がった。急ぐわよ」

 離されない様に急いで行き小路を曲がると誰もいなかった。

「いないわ、どう言う事? 横に行く道も無いですし、空を飛んで行った様子も無いわ」

「殿下、居ないなら帰りましょう」

「直接ホームタウンの方に行くわ。場所はルバス家の近くで20年売れて無かったのは彼処だけだから」

 7人は反転してホームタウンがあると思われる方に向かった。

            ・

            ・

「多分ここよ。大分さっぱりとしているわね。それに建物が新築のようだわ」

「結構敷地は広いね。場所が分かったなら帰りましょう」

「中に入るわよ」

「止めといた方が良いと思いますよ」

 第3王女とミウラが話している。

 そして門を開けようとしたが鍵がかかっていた。

「あら鍵がかかっているわ。門を飛び越えて中に入りましょう」

「やめましょう殿下、これ以上やれば本当に嫌われますよ」

「大丈夫よ」

 ミウラが注意したが第3王女は聞かなかった。

(殿下はわかっていないよね。セリカちゃんは邪魔されるのが一番嫌いだからね)

 ミウラが心の中で思った。そして向かいの屋敷まで行き塀にもたれた。他の5人もミウラの側に来た。

 第3王女は[バーニア]を発動させて門の少し上迄上がった。

(殿下のスカートの中が丸見えだよ。それに何かいやらしい下着だよ。見たく無かった。周りに人が居なくて良かったよ)

 上がった後、前に進むとセリカの張った[結界]にぶつかった。

”ゴン”

「痛!! 何? [シールド]?」

 門の上から進入出来なかったので、左右の塀の方から入ろうとしても出来なかった。

「何で〜」と言って騒いでいる。


 その様子を見ていた6人は。

「あれは男爵様が張った[結界]ではないでしょうか」

 エマーダが言うとミウラが反応した。

「[結界]?」

 エマーダがフソウ国に戻る前に試験終了後の休みの時に、セリカに教わったと言った。

「ズルイ、内緒で教わるのはズルイ。私達にも教えて。殿下の事は気にしなくて良いから」

 エマーダとケターダが4人に教え始めた。

 説明を受けて少し練習すると簡単に出来た。

「おー簡単に出来た。[シールド]に[バリア]、[結界]これで防御は完璧だね。光でも出来るとは驚きだよ」

「風属性やアイスでも出来るのは良いですね」

 ミウラとローレルが言った。


 少しすると第3王女が来た。

「貴方達何をやってるの? 全然入れないわよ」

「あぁ気が済みましたか? 入れないなら帰りましょうか。此処にいてもしょうがないので」

 7人は寮に戻った。


         ーーーーーーー

 第3王女がタウンハウスに入ろうとしていた時、セリカは3階の掃除と修繕をしていた。

「[クリーン]と[レストア]を別々にやると時間がかかったけど同時にやると短時間で終わるね。部屋数が多いから助かるよ。お昼迄頑張ろう」

           ・

           ・

「お腹空いた〜お昼にしよう。それでも2/3は終わったかな? ちょっと休んで、また始めよう」

           ・

           ・

「終わった〜。夕方前に終わって良かったよ」

 少し片付けをしてから1階に下りた。

 ホールの前に来ると、中に入りピアノを触ってみた。

「ピアノ以外にもどんな楽器があるのかな? ちょっと楽しみだな〜。それにどんな曲があるのかな? 教会の讃美歌の様なのしかないのかな? 1曲弾いてみるかな?」

 スマホの検索で楽譜を探してみると結構色々と出てくる。

「これは有料なのかな? 値段も書いてないから行けそうだね」

 見つけたのはアニメの働く女の子シリーズの温泉旅館編のだった。

「このシリーズ良かったよね。地域活性化の国王編を観たからホーデン領でもやってみようかな? と思ったんだよね。楽譜のダウンロードは止めよう倫理的にまずいよね。でも全部見れるからこれ見ながらでも良いかな」

            ・

            ・

「どうにか弾けたよ。やれば出来るものだね。

 そろそろ帰らないと門限過ぎちゃうね」

 ピアノから離れ、ホールから出て、玄関を出てから鍵をして、門も出てから鍵をしてOK。

 さて帰りましょうか。

 キックボードを出して乗って帰ります。

 寮の部屋に戻るとフソウ国組と殿下以外の寺子屋メンバーがいました。

「皆集まってどうしたの?」

「師匠は今日何処に行っていたのですか?」

「タウンハウスだけど。掃除と修繕。取り敢えず終わったけど。何かあったの?」

「いえ特にはないですけど、今度遊びに行っても良いですか?」

「来ても何も無いよ。まだ人の生活空間になっていないから駄目と言う事で」

「え〜お化け屋敷がどうなったか見たいです」

「却下で。ちゃんとしたら招待しますよ」

「何時ですか?」

「そのうち、これから内装や庭をどうするのか両親と決めないといけないから」

 伯爵家女子ががっくりしている。

 タウンハウスは取り敢えず終了です。

 あ~疲れたよ。温泉の素でも作ろうかな?

 

 




ご覧いただきありがとうございます

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― 新着の感想 ―
霧島とか別府の温泉のもとが気持ち良さそうです。
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