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END

 

「無事にこの街に帰ってこれたな」


「ま、このあたしが手を貸したんだから当然ね」


 少し煩い妖精を肩に乗せて街の人々の目線を集めながらギルドを目指す。

 途中で妖精と話しながらのためそんな目線は気にならないのだが。


 そして男はギルドに入る。


「依頼の報告に来た」


「わあ!よく帰ってきましたね!実はずっと受付嬢(わたしたち)の間でずっと話題になってたんですよ。特にクエストを出した娘が気にしちゃってて…」


 どうやら心配されていたらしい。確かにパーティ推奨の魔物をソロで殺りにいったわけだから男が心配されるのは当然なのだが。


 それから男は魔物との戦闘の様子を報告した。

 そしてとどめを刺す時の話で妖精がとても威張っていた。実際とどめを刺したけれど。


「何はともあれランクアップおめでとうございます!これからもギルドは冒険者さんを応援しています」


 最後に定型文をのべて受付嬢が祝ってくれた。あと妖精は妖精だと説明すると面倒になるのでスルーして貰った。ただ若干キラキラした目で妖精を見ていたが。


「そーいえばあたしまだあんたの名前を聞いてないんだけど?」


「ん?俺そう言えば名乗っていなかったな。俺の名前は『ホープ』だ宜しくな」


「ふーんいい名前ねあたしは『 ディスプネオランダイレーション』よ長ければ特別にネオラでいいわ」


「ああ、宜しくなネオラ」



 そして男と妖精は冒険者として新たな人生を歩み始めた。


 そして数百年後ある御伽噺で1人の冒険者と妖精の話が人気となるのだがそれはまた別のお話。





 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇





 とある真っ白な空間。一人の少年とも少女とも言えるような格好の子どもが一人椅子に座っている。


「いやー神様ってのも楽じゃないね。危うくタイムパラドックスになる所だったよ」


 と独り言をしながらいつの間にか現れていたテーブルに置かれたこれまたいつの間にかあった紅茶に蜂蜜をたっぷり入れて飲む。


「もともとあの二人は旅をしてたら偶然会うはずだったのになー。わざわざ残らないように塵で出来た魔物を作って色んなところを飛び回ってる妖精を違和感なく連れ去って通りすがりの人に見せて彼に討伐させるこの苦労。分かってくれないかなー」


 更に独り言を言いながら紅茶を啜る。


「でもあれはあれで使い道がありそうだから何か別のことでも使えそうだなー。今度はもっといい動きができるように知能だけじゃなく経験もつもうかな」


 一人真っ白な空間で男と妖精の様子を見ながら反省をする。

 そしてまた紅茶を飲もうとしてもう紅茶が無くなったことに気がつく。


「よしっ休憩おしまい!まだまだすることはいっぱいあるから頑張んないとなー誰か手伝ってくれないかなー」



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