9-20 2回目のインタビュー
「一応ですが、明後日がデッドラインと説明されています。明後日以降返信できなくなるかもしれないので、そうなった場合は自分が書いた文章を読んでいただけると助かります。今外ですので、帰り次第Google Documentに書き足させていただきます」
彼からは分かりましたという返信が来た。外の寒気で酔いがだいぶさめる。僕はそのまま家に帰り、PCを起動して今日あったことをできるだけ事細かく記述した。気がつくと2万文字ほど増えており、自分が書いた文章が想像以上に長くなっていることに気がついた。
家に着いたのは11時くらいのはずだが、気づいたらもう2時になっている。僕は身体が急に疲れたのを感じる。あえて長い文章を要約せずにGoogle Documentに貼り付け、自分は歯を磨いて風呂に入り、ベッドに入って寝てしまった。
朝起きると9時だった。カーテンを開けると太陽光が差し込んでくる。僕はベッドの中で、スマートフォンに来ている通知を確認していた。すると、深夜(あるいは早朝)5時に、インタビュワーからメッセージが届いた。
「書いていただいた話を読ませていただきました。答えたくなければスルーしてもらって構わないのですが、あなたは現状、どうしようと考えていますか?」
僕は思っていることを伝えた。
「明日確実に時空のおっさん世界の管理者と話す機会があるので、そのタイミングで2つの世界を両立させられないかと直談判しようと考えています」
僕はそう伝え、朝ごはんを食べた。食べ終わってからスマートフォンを見るとすぐに返信が返ってきていた。
「ありがとうございます。私としてもそれが可能なように願っています」
僕は、ありがとうございますと伝えた。そして付け加えた。
「もし2つの世界を両立させられない場合、自分はもう1つの世界を選ぶだろうなと思っています。その場合、僕はこの世界の人物ではなくなりますけどね」
彼は「なぜそう思ったか聞かせていただいてもよろしいでしょうか」とメッセージが来た。僕は、この世界よりも向こうの世界の方が魅力的だと思えたからだと伝えた。
「やっぱり色々話を聞いていると、こっちの世界よりも向こうの世界の方がいいんだろうなって思いますね」
彼はそうですか、と言っていた。僕は申し訳ないと伝えた。
「あなたが謝ることじゃないです」
彼はそう言ってくれた。
「明日はあくまで選択のデッドラインですが、もしかしたら連絡できない状況に陥るかもしれません。もし明日を過ぎても連絡ができる場合、そのことを連絡します。連絡がなければそういうことだと思ってください」
自分は彼にそう伝えた。彼は、分かりましたと言ってくれた。そしてメッセージが届いた。
「もし可能であれば、どこかでインタビューさせていただけないでしょうか?」
僕は、明日を過ぎても連絡が取れるのであれば了解ですと彼に送信した。ただし、それは明日連絡が取れてから決めたいとも伝えた。彼はもちろんですと言ってくれた。
「あなたが生き残れることを祈っています」
彼はそう言ってくれた。僕は彼のメッセージにリアクションを押した。




