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6-5 久しぶりのお酒

「それで、ちょいちょいSNSでお前が時空のおっさんの話してるところ見るけど、あれって本気でいってるの? 昔から言っているようだけど」


 彼はそういった。本郷も信じてはいないようだった。自分は嘘なしで言っているつもりではあるが、正直真面目に信じられる内容ではないことも理解している。自分はあくまで個人的には事実を言っているつもりだが、それを証明することはできないのが現状だ。


「僕が何かしら知らないだけで精神的な症状を患ってるかもしれないから、そうだったら嘘言ってることになるけどね」


 大村は、少なくとも自分が自分的に真面目に話していることは理解できたようだ。


「そうは言っても信じられないけどね」


 彼はそう付け加えた。


「逆に信じられると言っても本当か?ってなるけどね」


 僕は笑いながらそう言った。本郷も嫌な気分になってないならよかったと言っていた。


 そんな話をしていると唐揚げとキムチ、サラダが届く。 


「唐揚げにレモンかける派?」


 僕は2人に聞いてみる。2人とも唐揚げにレモンはかけない派らしく、僕もそうなのでレモンを横に避けて、唐揚げだけを箸でつまんで食べた。僕は他にも運ばれたものを口にしていた。


 自分は軽く伸びをする。その瞬間くらっとした感覚が身を襲った。自分は最近立ちくらみを感じることが多い。


「時空のおっさんにあってないよね?」


 大村はそう茶化した。僕は今はあってないと伝えた。


「今はってことは会うこともあるのか?」


 本郷はそう言って笑った。自分はあると伝えた。


「めまいがトリガーなんだ」


 自分は目眩を感じたあとに時空のおっさんにあったことがあるだけで、感じた後に必ず会うというわけもないし、会う前に必ず感じるというわけでもない。自分でもはっきりとした条件はわかっていないのが現状だ。非時空性の体調不良もあるだろうと思っている。


「なんかスピリチュアルとか、そっち系っぽくも感じるわ」


 大村はそういった。自分は時空のおっさんを経験しているが、それでも幽霊やパワーストーンなどのスピリチュアルは信じていない。自分自身それらは違う発想にある者だと感じている。


「なるほどな」


 そんな話をしているとビールがなくなった。自分は次にレモンサワーを注文した。本郷も同じものを注文していた。それが届くと、僕たちはまた飲み始めた。


「ちょっともらっていい?」


 大村は僕のレモンサワーを1口飲んでいいかと聞いてきた。自分が飲んでいるのを見てみて、今なら大丈夫なのでは無いかと思ったとのことだ。


「責任は取らないけどいいなら飲んでもいいけど、気持ち悪くなったらすぐやめなよ」


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