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4-5 大学での日常


 自分は子供の頃に夢見ていたツールがある。こういう文章を書きたいだとか、そういうのをふわっとした指示で与えるだけで自動でそのような文章を書いてくれるツールだ。ドラえもんがイメージに近いかもしれない。自然言語で伝えるだけでそれにマッチした画像が生成できてしまう現在、そのようなツールが完成するのも遠い未来ではないように感じる。


 自分はそんなことを考えながら画像生成しているところを見ていた。その瞬間、自分はふと目眩を感じてその場に倒れ込んでしまった。吐き気や気持ち悪さなどはなく、純粋に目が回っているだけの目眩だった。


「大丈夫?」


 彼はそういった。自分は単なるめまいだから大丈夫だと答えた。時空のおっさんやそれに関係する存在に合うわけではなく、単なる目眩だったようだ。


 最近10月でも暑いからかはわからないが体調が悪いときが多いように感じる。熱中症というほどではないが、伸びをすると視界が暗くなることがある。


「最近時空のおっさん会ってるの?」


 彼はそう聞いた。先日ベッドで寝ているときに謎の男性にあったと伝えた。


「夢じゃねえの?」


 彼はそう言った。正直自分でもそう思ってる。


「正直さ、僕の話信じてる?」


 自分は単刀直入に聞いてみる。彼は信じているわけではないようだが、信じていた方が面白いと思うと言っていた。そのくらいの距離の置かれ方の方が楽かもしれない。本気で信じてもらえるものだとも思っていない。自分が言われても信じられないような内容だからだ。


「異世界ってあるのかな」


 彼はそういった。パラレルワールドの自分に出会った自分としても、その存在をまだ信じきれていない。自分は彼にそう伝えた。


「え?!」


 彼はそう言った。そう言えばもう1人の自分にあったことを伝えていなかった。僕は自分がパラレルワールドの自分に出会って話をしたことを伝えた。今度あったらツーショットを撮ってくると言った。


「楽しみにしてるわ」


 彼は茶化したようなトーンで言われた。僕の性格的にも、本気で取り合われるより、茶化してもらった方が楽になるというのはあると思う。自分は、楽しみにしててね、と伝えた。


 次はそれぞれが違う授業をとっている。僕はその授業が行われる教室へと向かっていった。教室の後ろ側で花札を遊んでいる人がいる。自分は少し覗き込んでみたがよくわからなかった。自分はコンセントが近い席に座り、パソコンに充電器を指して授業を受けた。

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