番外編1-6 記憶
彼はそういってくれた。私は、素直に感謝を伝えた。
「ありがとうございます。私自身客観的に見ればそれなりに問題のある可能性もあるのかなと思っていましたが」
彼はそこまで変だとは感じな肩っと言っていた。
「あれって完全に実話なんですか?」
Hくんはそう聞いた。私は、細かい部分を見れば実体験とは異なる部分もあるが、全体的には自分の実体験をほぼそのままなぞったようなものだと伝えた。
「なるほどです。あなた自身も、主人公に対する評判とか読まれたりしましたか・」
彼はそう言ってくれた。
「時空のおっさん映画2について私の評判が気になりすぎて色々調べていたことがあります。『実はパラレルワールドは存在せず、女凪の黒幕』だったりだとか、色々な説が出ていましたが、いずれにせよ私を過剰に悪く攻撃するような評判はなかったと思いますね」
私は彼にそういった。彼は、ありがとうございます、と言ってくれた。
私はコーヒーを飲みながら話を続けていった。
「今更ですがSNSで彼氏さんいるという話を見ていましたが、こんなふうに二人きりで話していて大丈夫なんですか?」
彼女はそう言っていた。私は自分が別れるまでの経緯を話した。
「ベンチャーだと大手企業に買収されたりすることはよく聞くのですが、それが発表されるのってそんなに直前なんですか?」
Hくんはそういった。実際調べたことがあるのだが、それほど珍しいことでもないようだということを伝えた。
「Hくんならもしかしたら知っているかもしれないと思って聞くのですが、本郷くんや大村くんなどについて知っていたりしませんか?」
彼は残念ながら知らないと言っていた。年齢が5個離れていれば当然と言えば当然かもしれない。
「なんでですか?」
Hくんはそう聞いた。
「自分が男子だった記憶はあるので、それと何か会うことで信じさせられないかなと思いまして」
彼はなるほどと言っていた。彼は映画自体はストーリーとしては良かったが、それが実際の個人の実体験と紐づけられてできた話だということが今ひとつ納得できていないようだった。
「まぁ当然だとは思いますね」
私はそういった。
聞いてくれてありがとうございました、と私は彼に伝えた。彼はこちらこそ、映画の背景などがしれて嬉しかったと言っていた。
「時空のおっさんって結局何だと思いますか?」
彼はそう聞いた。私は、少し考えて答えた。
「あの映画がうまく説明していると思いますね。実際がどうなのかはさておき、あの映画の設定そのままの存在だという認識です」




