第四章~第五章
第四章
木星の衛星であるガニメデの基地では、科学者及び軍人が会議を行っていた。
識別番号1029Aは、その中のひとりだった。
会議室は緊迫した空気で満たされている。それもそうだ。ついさっき第193Ki作戦でWopaseoに重要な空母5機が破壊されたからだ。
Wopaseoにはこれまで勝ってきた。それなのに...破壊された。それも、原始的な水爆で。一度に。
これにより、Osaeは大きな戦力不足となる。
この会議では、なぜWopaseoに負けたのか、そしてこれからの作戦を決める予定だった。
会議は重々しい雰囲気で始まった。
「それでは、会議をはじめます。作戦の前に、第193Ki作戦失敗の原因を考える必要があります。」
「私はおそらく気まぐれだと思う。Wopaseoは我々より知能は低い。先住民よりも。」
Osae軍司令官1032Aは言った。
「私も同感だ。」
他の参加者は口々にいった。
正直1029AはWopaseoに破壊された原因は暗号解読ではないかと思っていた。しかしながら、Osae法律により上のものに逆らってはいけないルールが有るため1029Aも同じことを言うしかなかった。
「では、作戦会議に入ります。我々Osaeは5つの空母を破壊されたので、そのことも頭の中に入れて作戦をねってください。」
作戦会議に入ったとき、既に小惑星帯はOsaeのものではなくなっていた。
第五章
地球人が火星作戦で勝った2ヶ月後、木星は国連とオスアエ帝国が血を流して戦っていた。
なお、あれから国連加盟国すべてが加わっている。
最も、戦っているのはロボットであるため、血は出ない。
一度カリストでオスアエ帝国が巻き返しを狙ったが、すぐにカリストは国連の手に渡った。
捕獲した宇宙人から、木星基地がガニメデにあるということを突き止め、基地を原爆で破壊した。
これで、木星は地球人のものになった。
地球では、中国がその他国連に宣戦布告を出し、中国と国連が戦争状態になった。中国の意図は不明だが、敵には間違いない。中国は国連の都市を攻撃し始めたのだから。
国連は資源不足になりつつあり、小惑星や木星の衛星から資源を回収するため鉱山がたくさんできた。
次に中国と北朝鮮が手を組み、国連を攻めてきた。
北朝鮮はすぐに国連の手によって滅ぼされ、中国も地球外領土をすべて奪われた。数年後に、中国は滅び、代わりに中華民国が委任統治した。
石本は極東連合軍暗号解読班として準惑星ケレスにいた。
準惑星や小惑星は正直石本は苦手なのだが、我慢していた。もともと、なぜ準惑星なのかわからない。正直地球でもいいと思っている。
ただし、星空は異常にきれいである。
そう思いながら、研究室で送られてきたデータを見ていると、また浅池が来た。
「おい、何かわかったことはあるのか?」
「宇宙人の日記のようなものを発見したらしい。今解読中だ。」
「わかった。こっちは宇宙人の武器の仕組みを調べている最中だ。というのも、外装が硬すぎてカットできていないのだが。」
浅池はエレクトロニクス班だ。
「そうか。解読が半分くらい終わっていて、これがその日本語訳だ。」
「了解だ。後で読んでみるよ。」
ケレスからは地球も見える。青い地球はとてもきれいだ。火星も赤く、きれいだ。




