94 再び蜥蜴型獣人のまちで 11
朝ご飯を食べにゃがら、今日のことを確認していくよ。まず,温泉設備をあたしとズィルバーで作るっと。ヴァイスとシュバルツとロートは三人でお湯の調整っと。
「俺は監督だな。」
・・・・・
「姿をいい加減に見せろ!!!」
「ここの温泉が出来たらな。」
あれ?今日は一人なの?
「あいつは呼び出された。当分戻ってこないな。」
とにかく仕事だね。お昼までどのくらいする?脱衣所作って?先に湯船?はいはい。
湯船はズィルバー担当だから,あたしは洗い場を作るよ。いつもの台と水道と・・いすと・・
・・・ずが~んずご~ん・・ズィルバーの立てる音は相変わらず派手だよねえ。
・・今回は男女別の他に,蜥蜴型獣人さん達用のと,毛の生えた獣人さん用の4つの湯船を依頼されて受けているんだって。ものすごい熱いお湯だから,お湯をしばらく冷ますために溜めておく池も2つ作るから,全部で6つの穴だね。
お。1つ出来た。お湯が入っていくよ凄い湯気だよ。
・・あれ・・・初めて気が付いたよ。このお湯真っ白だね。
・・・うふふふ・・・温泉玉子・・
「ヴァイス~シュバルツ~」
「「ナニ?」なに?」
「お・ん・せ・ん・た・ま・ご」
「「おおっ」」
「どこに行くんですかぁあなたがた!!!」
ロートが呼んでるけど・・・誰にも止められませ~ん。
・・・・・
沢山集めてきたよ。にゃんかやたらとでっかいのもあるけど・・・
かごかごかご・・・ない・・
「いこてでごか」
「ヒモヲ ツケルンダヨネ」
良く覚えてたねヴァイス。
「なににするの?」
「オイシイモノガ デキルカラネ」
ぼっちゃ~ん
このお湯は熱い。温泉玉子は10分だな・・・
おや。声が。
まだ温泉に入ってにゃいから,成分が分からにゃい・・・
特別に教えてやろうか。
え?いいの?
神経痛・・慢性消化器病・・糖尿病・・毎回聞くけどこれにゃに?・・高血圧症・・皮膚病・・動脈硬化・・にゃに?・・婦人病・・女の獣人の病気のことだよね。筋肉痛・・うちみ・・冷え症・・この臭いの原因は硫黄・・鉄も多く含まれていて,温泉玉子は黒くなる・・・って!!ええ?!!温泉玉子を慌てて引き上げた
「真っ黒・・・」
「どしたの こげたの?」
「マタ ナンカ ヤラカシタノ}
ちが~う!!!
ロートもやっていたので,聞いた話をしたよ。
「ほう。鉄ですか。」
どれどれってロートたまごを剝いたよ。
「おや。中身は普通に白いですね。」
ぱくん。
「おお・・これは。」
「なに?」
「ナニ」
「にゃに?」
「うまい。」
ズィルバーがやってきた。
「なに食ってんだ。俺も呼べ!!」
みんにゃでぱくついたよ。
ほんとに美味しいんだよ。
「あ。最後の1個」
・・・・・
じろり・・・みんにゃで一斉に手を出した。
ふわっ・・・わっ・・たまごが空中に浮いてる・・・
「これは俺様がもらっとく。」
空中で殻が剝かれ・・・白い玉子がぱくぱくと・・・消えていった。
真っ黒にゃ温泉たまご・・・にゃんとにゃくしょっぱいようにゃ・・・固ゆでたまごみたいにゃ・・・う~ん。いいおあじ・・・




