↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあ  作者:
8 北の国で
PR
70/670

70 北の国で 14

・・・ズィルバー


「まったくミャアコの奴,何で俺のしっぽをしゃぶるんだかね。」

ロートに言われて水晶を探しに行く途中,ヴァイスの背中の俺はつい愚痴ってしまった。

「ミャアコチャンハ ズィルバーノ シッポハ ジブンノト オンナジ アジガスルッテ イッテタヨ。」

・・・・・ありがたくねえ。

俺のしっぽは攻撃用の武器にもなるんだ。武器をしゃぶるなんて危ねえじゃねえか!!!よく言い聞かせてやる!!


「おっあの辺だぞ。」

ロートが探っていて気が付いた大きな木がある。

ヴァイスはばっさばっさと舞い降りた。

「木から10歩位下に下ったところにある小さな岩・・・雪が邪魔で分からんが,盛り上がってるこの辺りだな。ここからさらに20歩位右に行ったところ・・・このへんか?この下に埋まっているらしい。」


あまり派手にやると,魔物が来るといけないし,何より雪崩が起きると怖いって言ってたな。とりあえず出力を絞って・・・と

ずぐ~ん・・ずぐ~ん・・・なんかさえねえ音だな。

・・・・・・

「なあヴァイス?!

おまえもやってみるか?」

「ボクデキナイヨ。コオラセルノトカ フブキトカ トクイダケドサ・・・」

「いや氷を鋭くしてそいつを使ってみたらどうだ?」

・・・・

「ソウカ・・・キガツカナカッタ・・・ウマクツクレバ ボクデモ アナヲ ホレルネ・・・」

いろいろ氷で作っているぜ。


「コンナカンジ?」

「いいんじゃねえか。」

ヴァイスは氷の槍みたいなもんを作ったぜ。鋭い先。これならうまく掘れるかもしれん。


うまくいったぜ。すげえヴァイス。

穴の先には氷のような6角形の透き通った物が見える。

「ヴァイス,採りに入れるか?」

俺はロープを出しながら聞いた。

「イイヨ。ハイッテミル。」

ロープをヴァイスに結びつけ,手にもう1本のロープを付けたかごを持たせてから慎重に下ろす。

「どうだ?」

「スゴイヨ。キラキラダァ。」

氷の先でつついて大きな塊に崩してかごに入れているのが見える。うまいもんだぜ。ヴァイス。

「イイヨ-」

その声を聞いて俺はかごを慎重に引き上げる。

中身をリュックに入れた後、またかごを下ろす。

かごが上がっている間に,ちゃんとヴァイスは次に運ぶ物を崩しているぜ。あいつなかなか頭がいいな。もしかしたらミャアコより利口かもしれん。

1回。2回。3回。・・・・・


そろそろ言われた量になったな。

「ヴァイス。上がって来いよ。そろそろ十分だぞ。」

「ウン。」

ヴァイスが最後のかごを持って上がってくる。

「おや?」

最後のかごには水晶の他に小さな丸い物が入っている。

「たまご?」

「ボクモ ソウカモシレナイッテ オモッテサ」

最後に運ぼうと思って脇に置いておいたらしい。


まさか・・・またりゅうの卵じゃねえよな。

ヴァイスはたまご(?)をなでている。


とりあえずロートに報告だな。

俺は伝言鳥を取り出した。

「ロート,水晶を見つけて言われただけ掘ったぞ。ここをまた埋めて帰るから・・・もう少しかかるかな。

・・おいヴァイスどこに行くんだこらっ。」

最後はヴァイスに向かっての呼びかけになってしまったぜ。あああ・・・伝言鳥も飛び立ってしまったぁ!!!!


・・・ヴァイスの奴,卵を持ってさっさと飛んで行ってしまったじゃねえか。

馬鹿野郎!!!!水晶と俺はどうなるんだぁ!!!

たまご・・・もしかして?いやまさか・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。