表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/670

39 北の国へ 3

蛇型獣人へびさん)達は,あたし達に優しいよ。

 にゃんでかにゃあ・・・・




 あたしが目を覚ました後で,夕飯を食べようと言うことににゃった。

 夕飯? 

 あれえ。お昼ご飯はどうにゃった!!!

 え?寝ているあいだにもう終わったってえ・・・・1食食べ損ねたあ・・・


・・・・・


 女将さんが,夕飯を食べているあたし達のところに来たよ。

「さっきは大変でしたねぇ。」

獣人(ひと)さらいって多いんですか?」

ロートが聞くと,

「最近多いんですよ。特にミャアコちゃんくらいの年頃の子が多いんですけどねぇ。午前中に捕まった 蛇型獣人わるいひと)が,これからいろいろ白状していくでしょうから,今日見つかった他の,前にさらわれた小獣(こども)の行方も,すぐに分かるんじゃないでしょうかねえ。」


 へえ。小獣ひとさらい・・・にゃんのためにしてるのかにゃあ?

小獣(こども)にゃんてご飯食べるばっかりで,お金がかかるだけだと思うんだけどにゃ。

・・・ちょっと不思議に思ったにゃ。


その時,蛇型獣人(けいびのひと)たちが,どやどやと食堂に入ってきたんだよ。

にゃに?

 蛇型獣人(けいびのひと)たちは口々にご飯を注文する。それと一緒に椅子をどかし始めたよ。にゃんだろ。


 急に忙しくにゃったので,女将さんはそっちに行ったよ。

蛇型獣人(けいびのひと)たちたちは,これから蛇型獣人(ゆうかいはん)のアジト(ってにゃに?)に向かうんだって。へえ。

 ロートとズィルバーにも来て欲しいって,蛇型獣人(けいびのひと)のなかの一番偉そうな蛇型獣人(けいびのひと)が言った。隊長さんだって。

 どうも,山の中のアジトだそうで,ズィルバーの破壊力に期待しているらしいよ。ロートには,山を探ってアジトを発見して欲しいらしい。

 へぇあたしも行きたいにゃ。え?だめ?小獣(おこちゃま)はもう寝る時間だって?

 ひどいよ。こんな面白そうなこと見ちゃいけにゃいにゃんて。

 え?血が流れるかもしれにゃい?そ・・・それは嫌かも。


ロートは,ヴァイスにも,ついて来ちゃ駄目だよと念を押しているよ。

 駄目って言われると行きたいのににゃ。まだロートもズィルバーも分かってにゃいね。



 結論から先に言うと,あたし達はこっそり後をつけることにしたよ。へへへ。


「いってらっしゃい。」

あたしとヴァイスはおとなしくみんにゃをお見送り・・・女将さんにも

「おやすみにゃさい」

を言って部屋に戻る・・・と見せかけて,こっそり窓から出たよ。

ヴァイスは窓から飛び出すのと一緒に,ぽんってりゅうににゃる。早速乗って後をつけるよ。


 静かに静かに・・・ゆっくりゆっくり・・・ヴァイスは飛ぶとき,かにゃりスピードを出せるけど,ゆっくり行くのは苦手みたい。


 先を行く 蛇型獣人(けいびのひと)たちとは別に,後からゆっくり,プフェー車も2台ついて行くよ。何のためだろ?

 あたし達は,先を行く 蛇型獣人(けいびのひと)たちの後をつけたよ。

追いつきそうににゃっては,しばらく着地して息を殺すよ。後ろのプフェー車の人が追いついて来にゃいかひやひやだよ。

 何回目かの着地の後,歩いてついていった方がいいよねってことににゃった。

 りゅうの姿だと目立っちゃうので,ヴァイスも小獣(こども)姿に戻ったよ。


 でも,歩くと獣人(おとな)の速さにはかにゃわにゃい。

 いつもだと,ちゃんとついて行けるのに。

 ロートもズィルバーも,いつもはあたし達に合わせてくれているんだね。

 あたし達はほとんど走ってついてくよ。ぜえぜえ・・・・。

 「シッ・・・」

 ん?

 どうやら立ち止まっているらしいよ。なにやら怒声が始まった。見えにゃいよ。


 ヴァイスの背中に乗って,上から観賞だい。

 おおっ。ズィルバーだ。あれは・・洞窟かな。入り口をぶっ飛ばしたよ。

・・・あれ?にゃにかとんでくるよ。え?獣人(ひと)

 こっちに飛ばされてきたからあたしは慌てて捕まえようと思・・・・・・・と,その獣人(ひと)は網に入ってヴァイスの足にくっついていたぁ・・・あたしがやったのかにゃ?また飛んできたよ。二人目。3人目も・・・。

ヴァイスが,

「オ・・・オモイヨ。」

と言い出したので,慌てて下に降りることにする。

どすどすどす・・・網ごと落っことされて,

「いたたたた・・・・」

「くそっ出せッ」

にゃにやら言ってるけど,しまってあった杖を取り出し,・・・その杖を振って,そのまま網の口をまとめて縛って木にくくりつけてやったよ。おおっ8人もいたよ。重いわけだよ。

・・あれ・・・あの獣人(ひと)血が出ているよ。うわっ見たくにゃい。血ィとまれっ。


まだあっちでどか~んどか~んって派手な音がしてるけど・・・

・・・ズィルバー?暴れてんのかにゃ?

・・捕まってる獣人(ひと)は大丈夫にゃのかにゃ。心配ににゃったので、もう一度ヴァイスに飛んでもらう。入り口にはもう誰もいにゃかった。見たいけど・・・見たいよ~


・・・あらら・・・

洞窟の上半分が消えちゃった。中が丸見えだよ。やばい。あたしがしたってばれちゃうよ。

「こらあ」

あ・・・見つかっちゃった。


洞窟の上半分が急に消えたので,みんにゃがまるで腰までの迷路にいるみたいにみえるよ。

あ。あの獣人(わるいひと),武器みたいにゃもの持ってるよ。 蛇型獣人へびさん)危にゃい!!!獣人(わるいひと)の武器!!きえろっ

つい,杖を振っちゃった。

たちまち獣人(わるいひと)達の武器がみんにゃ消えていくよ。便利だにゃあ。杖。

みんにゃどんどん捕まっていく。それとたくさんの 小獣(こども)たちが見えるよ。みんにゃ泣いてるよぉ・・ 蛇型獣人へびさん)熊型獣人(くまさん)兎型獣人(うさぎさん) ・・・いろいろだねえ。みんにゃ助かってよかったねえ。

・・・


あ・・・ズィルバーがこっちを見てるよ・・

あたし達は怒られる前に急いで帰ろうとした。

けど・・・

「降りてこい!!!」

ってズィルバーが怒鳴る。


「洞窟を元通りにしないと大変なことになるよ。」

って珍しく,ロートも叫ぶから仕方にゃく下に降りる。


「ごめんにゃさい。」

「ゴメンナサイ」

怒られる前に言っとこうね。ヴァイス。


いつの間にか白々と夜が明け始めていた。


蛇型獣人けいびたいちょう)さんが来て,あたし達4人に,

「君たちのおかげでけが人が出なかったよ。」

って言う。

「ぶっ飛ばされた連中が,もしかしたらやばいことになってんじゃねえかと思ってたんだが。

あの木の下にみんな網に入れられて縛られていたのをみつけたよ。あれも君たちだろう?さすがだな。ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあ。」



いやぁ~それほどでも・・・

「えへん。空中キャッチしたんだよ。」

「ボク オモカッタ」


ズィルバーは青筋たててたけど,ロートは,仕方なさそうにしていたよ。

蛇型獣人けいびたいちょう)さんが向こうに行ったのを見届けてから,


「でも,約束を破っちゃ駄目だね。」

ロートは静かに怒るんだ。目が怒ってる。

「確かに,けが人が出ないようにしたのはとてもいい。だけど,夜,約束を破って後をつけるなんてことは 小獣(こども) のすることじゃないな。」

「ご・・・ごめんにゃさい。」

「ゴメンナサイ。ロート,オコラナイデ。」



 ・・・・・


蛇型獣人けいびたいちょう)さんは,警備の人たちを半分に分けた。

半分は 小獣(こども)を連れてプフェー車で,先にまちに向かって出発した。

にゃるほど。このためのプフェー車かあ。


後の半分は捕まった獣人(わるいひと)たちを連れて帰るという。

あれ?もう1台に獣人(わるいひと)たちを乗せるの?


え?違う?



あたし達も帰ることになった。


でも・・・ロートは,帰る前に,洞窟の中の物をすべて出したか確認し,二度と悪用されないように埋めて,山を元通りにしろって言うんだ。


蛇型獣人けいびたいちょう)さん達が洞窟の中を確認し,獣人(わるいひと)達がため込んだお宝なども運び出した後,・・・あたしは上空から洞窟の中を再確認する。にゃにもにゃい・・・埋めて・・・山が元通りに・・・あれ?どんにゃ形してたっけ?

とりあえず埋めちゃえ・・

「ミャアコ!!岩にするな!!木や草が生えねえだろう!!」

「全く・・・」


呪文呪文っと・・・う~ん。仕方なしに,あたしは杖をくるりんと回しにゃがら

「にりおどとも」

って言ってみた。

ちゃんと元通り・・・だよね?

「洞窟は埋めろって言っただろ」

あ・・・ほんとに元通りだ。

洞窟を・・・

「にうよいなれわかつにとひいるわとどに」

って杖をくるくる回しにゃがら言うと・・・

ちゃんと洞窟もにゃくにゃったよ。

便利だね。魔法。


獣人(わるいひと)たちはいにゃくにゃったよ。よかったよかった。


ゆっくりと1話ずつ誤字脱字を訂正中です。お気づきのことがありましたら,お知らせくださるとありがたいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ