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久し振りに連休を貰った。そこでこの数日はひたすら呑んだくれることにした。



バスに乗って二十分くらいで成増に到着。坂井君と合流。居酒屋に入って浴びるように酒を呑む。後、カラオケに入って歌う。それから坂井家に泊まらせていただく。翌朝、坂井君のお母様と挨拶。坂井君は子供向けのアニメを観ている。僕がニュースを観せてくれ、と言っても無視。延々と子供向けのアニメを観ている。彼は僕と同じく二十四歳である。寂しい、という理由でmixiでマイミクというのを三百人ほど登録している坂井君。哀しい男ではある。でもそれを責める気持ちにはなれない。ブコウスキー曰く、誰もが皆、冷たい世界の孤独な生き物だとの由。



午前中、僕の希望でブックオフへ行く。幾つか本を買う。後、坂井君の希望で電車に乗り和光市へ行きゲームセンターに入る。彼は音ゲーというのをプレイする。僕はメダルのパチスロをやる。一分で飽きる。パチンコに嵌るのも才能が要ると思った。坂井君が、

「午前中にゲームセンターに来ているクズ共を眺めていると心が安らぐんだよ。自分より下がいると思うとね。」

と言った。気持ちは分からないでもない。しかし。しかし……何かが間違っていると思う。僕は哀しかった。後、居酒屋に入り、浴びるほど酒を呑み、べろべろに酔っ払って坂井君を怒らせて駅前で物別れした。



彼は相変わらず「死にたい」とか何とか言っていた。僕はもう聞き飽きたので何とも思わない。僕の周りは死にたがりばかりだから。彼が本気なのかどうかも興味がない。どうせ人間、いつか死ぬ。それに加えて、僕は仕事柄、死者は何人も見ている。人の最期なんてあっけないものだと思う。人の一生なんて傍から見れば所詮は他人事だと思う。神聖なる一回性、もへったくれもあったものではない。生まれてきて死ぬ。あまり人生を神聖化するものではないと思う。ましてや自殺する云々などと騒ぐべきではない。みっともない。大人気ない。



少し余談が過ぎた。その後、僕は池袋へ行きブックオフに入り古本を幾つか購う。昨夜の雨でぐしょ濡れになってしまった本を買い換える。池袋に着く前に電車で寝てしまい何度か乗り換えた。以前まで、自分は電車では絶対に寝なかった。神経が図太くなったのか。あるいは。いや、いい。この話はやめよう。とにかく池袋に行って、石神井公園に帰って来た。



石神井公園では山崎君、小田君に会う。居酒屋『和民』に入り酒を呑みながら近況報告。小田君は複雑な状況になっているらしい。山崎君は誕生日プレゼントを寄越せと言うのでちょっと考える。近況、といっても僕は一昨年の暮れに老人ホームで働き出してから何の変化もない生活をしている。感情の浮き沈みが激しいだけで話すに値するような事件などは特になかった。厄年だったからか厭なことは多かったけど、酒の席でする話ではないと思う。後、カラオケに入り、一時間半ほど歌って別れる。ところで、正味の話、カラオケは恥ずかしい。酒を呑まないと、恥ずかしい。



今朝、起きてみると二日酔いと二日酔いと二日酔いが一時に襲ってきたような猛烈な不快感を覚える。無気力感、徒労感、虚無感、なんとか感、かんとか感。いろいろ襲って来た。精神安定剤を服用する。住む家があり、仕事もあり、彼女までいるのに、何が不満なのか自分でもよく分からない。漠然と不安で、気晴らしにまた酒を呑む……。ぜんぜん楽しくない酒だ。

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