表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/33

第三十一話 フィナーレに向けて(プロット案)

もしまともに書いていたら、

ここに来るまでに、何話使っていただろう(眩暈。


「私にライトノベルが書けるのか」という、

実験を兼ねて開始したこの作品の執筆は、すでに失敗に終わった。


 結論:私にライトノベルを書くのは無理。


ならばもういいのだ。無理はしない。

私は、私の書きたいものを書くまで。


・あれこれあって、MとRは地下100階にたどり着く。

 デュノワールとの戦闘。

 倒すと緑色の「門」が現れる。


 「これをくぐると、別の宇宙に……」

 Rが興味津々といった表情で、門を見つめる。


・しばらく話し合った結果、

 彼らは門をそこに放置することに決めた。

 なぜならRがそこをくぐると、

 今いるこの宇宙が崩壊してしまうかもしれないし、

 だからといってRを置いていくことは考えられない。

 そもそも、彼らが別の宇宙に行く理由も今はない。

 また、ニャルがRに食われた今、

 このダンジョンの1階で必要な暗号を、

 知ることの出来る者は、この宇宙にはいないだろう。

 すでにこの宇宙は安全なのだ。

 ニャルが復活でもしない限り……。


・彼らは戦いの中で手にいれた「転位」のスキルで

 地上に戻った。空に真昼の太陽が輝いていた。


・「砂漠の町」に、まりもを送り届ける。

 結局まりもの身に、「ヤシオリ」の副作用である

 「狂戦士化」が起こることはなく、Mは首をかしげたが、

 そんなMにRがこっそりと言う。

 「Mさん? まりもちゃんが、1度も毒攻撃を受けなかった

  のに気づいてた?」

 「ん? そうなのか?」

 「うん、まりもちゃんはね、毒による攻撃を無効化する

  能力を持ってるんだよ、最初からね」

 「ふむ……。って、え? あ!!」

 Mは気付いた。まりもは最初から、

 催眠スキル「ヤシオリ」にかかった振りを

 していただけだったのだ。

 別れ際にまりもが言う。

 「よかったらまた遊んでくださいね、Mさん、クスクス」


・ 「草原の町」に戻り、すべての魔を倒したと報告する。

 王はアンノとミコン姫の結婚を許し、アンノに王の座を譲った。


・城をあとにするM、R、アマテラス、そして幼女。

 町の人達が取り囲み祝福する。

 MとRとアマテラスは、信仰のコインを大量に獲得。

 「よかった。これでしばらく遊べるね、次は何を作ろうかな」

 「うーん……」Mが考えるが何も浮かばない。

 「子供とか……」幼女がぼそりと言う。

 「いや……、それは……」Mが苦笑する。


・町の人が開催してくれた祝賀会が終わり、

 宿屋についた4人(?)。

 

 Rはこの世界を作った時の、Mとの言葉を回想する。


 >「この世界を100年楽しんだ後は、

 > この世界を消し去って、元の宇宙と地球に

 > 戻してくれないか。

 > もしOKだったら、俺はよろこんでアドバイスするよ」

 >

 >「えーー? 100年で私が楽しめなかったら?」

 >

 >「その時は……、まあ、俺の責任でもあるだろうから、

 > もう一回かな」

 >

 >「やったーーー!! いいよ、その条件で!」


 約束の百年までは、あと数年あるが、

 Rはこの世界が大好きになっていた。

 あと数年で消しちゃうなんて、もったいない。考えられない。

 

 Rは窓を開けて月を見る。今日の月は本当にきれいだ。

 Rは考える。Mさんにも、この世界を大好きになってもらおう。

 そうすれば、Mさんもこの世界を消したくなくなるはずだ。


 Mと、アマテラスと、幼女が、それぞれの思いを抱きながら

 Rを見つめていた。

 月はそんな彼らと、ポニーテール惑星を、やさしく照らしていた。

 BGM。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ