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失った思い出  作者: ういもと
第2章 奈穂の物語
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27話 関係

奈穂はこの前と同じく、アパートの前に下ろしてもらって家に入る。


鍵は持っていたためそれを使って家に入る。


家の中は暗く、真輝はまだ帰っていなかった。


私は朝、放置していた食器を洗い始めた。


「いつまで続くのかな」


ポツリ呟いた言葉は誰もいないため答えは返ってこなかった。


奈穂は記憶喪失のフリをする罪悪感から早く解放されたいと思っていた。


しかし真輝との微妙な関係がなくなるのではないかとも考えていた。


そんなことを考えながら行っていたためか思ったより早く食器を洗い終えてしまった。


「よし」


声を出して気合いを入れ、洗濯物と布団を取り込むことにする。



外に出ると目を細めるほど日光が強かった。


しかし、それくらい日光が強いため洗濯物は暖かかった。


当然、干していた布団も暖かく、横になるとそのまま寝てしまいそうだった。


そんなことを考えながら布団をベッドに敷き、洗濯物を中に取り込む。


何かお母さんみたい


洗濯物を畳みながら私はそんなおかしな考えが頭に浮かんでにやけてしまった。


それが丁度終わったところでお兄ちゃんが帰宅した。


「おかえりなさい」


玄関でお迎えして、洗濯物をしておいたことを伝える。


「何か、悪いね」


真輝が申し訳なさそうに言う。


「暇なので良いですよ」


「ホントありがとうね、じゃあ、続き観る?」


荷物を置いた真輝がリビングに移り尋ねる。


私は当然、観ると答えた。


その映画は何回も観ていたが、やはりラストは面白くてつい、見入ってしまった。


そして夕飯はその話で盛り上がった。

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