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失った思い出  作者: ういもと
第2章 奈穂の物語
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4話 駅

公園からしばらく歩くとお店の数が増えてきたことに気づいた。


さらに何本も線路が通っていることに気づいた。


その線路に辿って行くと大きな駅ビルが見え、商業施設がいくつも入っているのが外からでもすぐにわかった。


周辺もガラリと変わりカラオケやショッピングセンター、おしゃれなお店やファミレスといった建物が立ち並んでいた。


夏休みだということもあり、駅周辺では若者たちが楽しそうにはしゃいでいた。


私もいつもなら友達と一緒にこんな感じで楽しく街をぶらついたり、カラオケで盛り上がったりしてたなと疎外感を胸に感じた。


そのためスマホが恋しくなりスマホの電源をつける。


ホーム画面には友達からカラオケ行こうという連絡と母さんからの着信を伝えるアイコンとが出ていた。


私は適当に友達に返信し、現在地を確認する。

お母さんからの連絡は悩んだが無視をしてしまった。


無視をしたことにより罪悪感に苛まれ出づらくなる、そしてまたを無視をして罪悪感が生まれる負の連鎖の中に私は埋もれていた。


そんなことに苦しみながら現在地を確認した結果、1キロも進んでいなかった。


時刻は3時近くになっていた。


まだ半分過ぎていなかったためちゃんと着くことができるのか不安で呼吸が少し乱れる。


深呼吸で一旦落ち着かせる。


何も考えずに出てきたことを後悔する。


しかしお父さんの行動は絶対に許せなかった。

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