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城と従者とお姫様

 昨日は衝撃的な出来事を聞いた。

 所詮、男と女の世界だった。

 キャバクラでもスナックでもある、たわいもないことだった。

 だが、違和感がある。

 本当にこれが答えだろうか。

 考えても考えても、答えは出ない。


 考えることをやめて、私はこれからメイド喫茶に行くかいかないかを考えた。

 そういえば、あめさんが9月末で卒業だった。

 私もその日に卒業しよう。

 4ヶ月ほどメイド喫茶で遊んで、勉強にもなった。

 何よりも楽しすぎた。

 名残惜しいが、「ネクタイに危険だよ」と言われている。

 潮時だな。


 ぐっさんはどうしようか。

 あなたパトロンですよっていっても、「何を言っているんだぼうしさん」と言われるのが目に見えている。

 ストレートに言っても、本人が肯定しない限り、私に何かできることはない。

 できるならぐっさんには教えてあげたいが、どう教えていいものかわからなかった。

 9月の土曜日はあと3回。

 3回行って終わりだな。

 twitterを見ると、あめさん卒業イベントのツイートがあった。

 楽しませてくれたお礼として、お金大好きなまいさんの店で金を使っていくかね。


 次の土曜日、私はメイド喫茶にきていた。

 徐々に満席になる店内。

 今日はメイドが3人。

 まいさん、あめさん、てんさん。

 いつも通りの顔ぶれを見て、本人達は気づいていないけど、まいさんに騙されているんだなと同情してしまった。

 他人の人生に、これ以上足を踏み込んでもしょうがない。

 それを忘れれば楽しい店だ。

 私はお酒も進んで酔っぱらってしまった。

 隣にはぐっさんとマサさんがいて、楽しく会話をしていた。


 その時、まいさんの声が店内に響いた。

「私、女子カーストトップだから」

 まいさんを背にしていたので、誰と話していたかわからない。

 その言葉を聞いて、まいさんのほうに顔を向けた。

 どのお客もまいさんに突っ込まない。

 しばらくするといつも通り会話が始まった。


 私は酔っぱらっていたのでぐっさんに失礼な言葉を言ってしまった。

「ぐっさん、結婚しないんですか?」

 先週いろいろな事実を知ってしまった中での失言。

 ぐっさんは笑いながら

「ぼうしさん、酔っぱらっているよ」

 と笑っていた。

 その後、私は店を後にした。


 悪いお酒の飲み方をして久しぶりに二日酔いになってしまった。

 ふとある考えが浮かんだ。

 城と従者とお姫様。

 城は通っているメイドの店。

 従者はお客。

 お姫様はまいさん。

 なぜかそんな考えが浮かんだのでtwitterで呟いた。

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