第9話 このジジイ、何が言いたい?
本日2話目です。神、うるさいです。
俺は煎餅をかじる。
「ポリポリ」
「わしが悪いんじゃ〜、わしが、わしが〜」
「ポリポリポリ、ん、美味い」
「わしは心の冷たい鬼じゃ〜、人殺しじゃ〜、フンコロガシの田舎もんじゃ〜」
最後の方はもう何が言いたいのかわからない。
爺さんがおいおい泣きながら、頭を抱えて畳をダンダンと叩く。
「ポリポリポリポリバキッ、あ、割れた」
「わしは何ということをしてしまったんじゃ〜」
「もう一枚」
「わしは神でありながら人を殺めてしまったんじゃ〜、わしなんかムカデで十分じゃ〜、ダンゴムシじゃ〜、カメムシじゃ〜」
なんか、何気に強い虫ばかり言ってんな。
「ポリポリポリポリ」
「わしを殺してくれ〜、こんな神なんか不要じゃ〜」
ついに爺さんは頭を床に叩きつけ始める。
ガンガンうるさい。迷惑だ。
「じゃ、遠慮なく」
俺は、なぜだか近くにあった金属バットを手に取り振りかぶる。
「うわぁ〜〜〜、ちょっと待った〜!!!」
「ん?何だ?」
「まさか本気で殺す気か⁉」
「?そうだけど?」
「とりあえずそのバットを下ろすのじゃ!!」
「あれは言葉の綾じゃ。それに神は不死じゃぞ」
「そうなのか……(チッ)」
「今、舌打ちが聞こえたような……」
「気のせい気のせい」
ね?神うるさかったでしょう?ホントこの神何がしたいんだか。
ボク、あの神嫌いです。書いてる分には楽しいけど、実際に対話したら絶対にめんどくさい、あのジジイ。
『ほれほれ、そんなこと言うでない』
は!?何でここにいる、クソジジイ。
『誰がクソ爺じゃ!』
ほらめんどくさい。
『めんどくさいとは、誰に向かっ』
はい、次回もジジイと鈴音の会話です。
お楽しみに!!
…………可哀想な鈴音(泣)




