表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハイスクールラリースト!  作者: 銀乃矢


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/24

第2話「入部からいきなりデビュー」

入学式が終わり、部活見学が始まる。


夏空のいたあの頃とは違うきれいになった工場に向かう。

そして鉄のドアを開く。

「すみませーん!」

中に入るとタイヤのゴムの匂いや、エンジンオイル、ケミカルオイルの匂いが充満していた。

「あ、いらっしゃーい!見学の子?」

「あ、はい。ここの見学に来ました」


「じゃあ案内するよ。あ、私秋原真紀。部長やってるよ」

部長と一緒に工場内を回る。

「この自動車競技部はね、タイムアタック部門とラリー部門の2つに今参戦してるの」

ラリー。その言葉を聞いた時、ピンと来た。


「まず、このトヨタ86のレースカーみたいなやつがうちのタイムアタック部門で使ってるマシン。SUPERGTのマザーシャシーの86のものと同じなんだけど…知ってるかな?」

「あ、はい、わかります」


「もしかしてレース好き?」

「あ、自分カートレースやってて。」

「え、名前なんていうの?」

「奏汰、萩原奏汰です」

「え!あの夏空の息子さん!?」

まただ。夏空の息子って。

「じゃあここ入るのは必然か〜。あ、ラリー部門の方も見る?」

「見させてください」

そうして向かった先には赤いGRヴィッツがリフトアップされていた。

「このヴィッツが私達のラリー部門で使ってるマシン。私が乗ってるの」

「そうなんですか?」

「私、このヴィッツでラリーの時は峠飛ばしてるよ」

「なんか想像できないです。部長さん優しそう」

「そうかなぁ〜。」


「もし入部するならどっちの車乗りたい?」

「自分、ラリーの方乗ってみたいです」

「そっか。じゃあ入部するなら今週中に入部届持っておいで」

「わかりました」


翌日、奏汰が持ってきた入部届を真紀が受け取る。

「じゃあ、入部届を受理します。福原先生のところにいこうか」

「あ、はい」


「あ、その前に他の人紹介するよ」


最初に向かった先には数枚のモニターの前で計算や設計をする女性。

「この子は日野森穂乃果。うちのエンジニアやってくれてる」

「日野森穂乃果だよー。よろしくねー。これから車のこと色々極めていこう!」

「あ、はい、お願いします」


そうして次のエリアに行く。

そこにはボディを溶接する筋骨隆々な高校生がいた。

「琉くん、新しい子が来たよ」

「お、1年生が来てくれた!俺は中村琉、メカニックやってる。お前と同じ1年生だ。よろしくな」

そうして右手を差し出してくる。

その手はゴツゴツしていた。

1年生だけどすでに多くの修理をこなしてきたのだろう。


「その辺に太一先輩もいると思いますよ?」

「わかった、探してみる」

そういって真紀と奏汰は太一を探す。


すると、リフトアップされたシビックEK9の下に人の足が見えた。

真紀がその足を叩く。

すると車の下から出てくる。


「なんすか?真紀さん」

「新しい子が来たから紹介したくて」


「萩原奏汰です」

「あ、俺、神野太一。よろしくね〜。萩原…?」


「もしかして、夏空選手の息子さん?」

「あ、はい」

「そうなのか。まぁ、よろしくね」


その時、もう1人が段ボールを抱えてきた。

「あれ、真紀さん、その子は?」

「あ、新しい子だよ。」

「萩原奏汰です」

「湊幸介、よろしくな。」

その一言だけでそのまま太一のもとに行ってしまった。

「とまぁ、今紹介したのがうちのラリーチームだね。」

「人はそんなに多くないんですね」

「そうだね。うちは少数精鋭の形でやらせてもらってる」


「じゃあ、あとは先生のところ行こうか」


「せんせー、いますかー?」

86のエンジンルームを部員たちと覗き込んでいる女性がいた。

「あら、真紀さん、どうしたの?」

「あの、新入部員なんですけど」

「あら、もう入ったの、名前は?」

「萩原奏汰です」

「あれ、萩原ってことは夏空くんの息子さん!?」

「はい。」

「夏空くんは元気にしてる?」

「あ、はい。」

「それで、どっちのマシンに乗りたいの?」


「えっと、ラリーカーに乗りたいです。」

「あら、ラリーカーなの?てっきりタイムアタックの方に行くと思ってたよ」

「ちょっと、最近興味があって」

「じゃあ、早速乗ってみる?」

「いいんですか?マシンまだ整備中じゃないですか」

「いいのいいの、もうほぼ終わってるでしょ?あのヴィッツ」

「はい!ばっちし整備済みです!」

「じゃあ、コースにマシン持っていって」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ