第19話人間不信
第19話
暗闇の中にいた
「裏切り者!裏切り者!裏切り者!…」という声が響く
すると虫の大群が押し寄せた
虫達が京美を襲う
口の中へ、爪から中へ、虫が体にまとわりついてくる
カサカサと……ネチョネチョと……ニョロニョロと……
「もう嫌…」
気がつくと天井が見える
近くには、両親がいる
ベッドから起き上がる京美
「父さん!母さん!怖かった…」と言うと抱きついた
「良かったよお前さんが無事で」と京美の母は、言った
「お目覚めになったのですね」と優しく言う医者
「そうやって!私のことを殺すつもりでしょ?」と突然叫び始めた
医者や両親は、目を見合わせて聞いた
「どうしたんだ?医者だぞ?」と京美の父は言う
「赤の他人よ!赤の他人なの!嫌!」と叫び始めた京美の両親は、心配になり検査をしてもらいました
京美は、重度の人間不信となってしまったらしいのだ
両親は平気なのだが、友達、親友、恋人、赤の他人の言う些細なことでも、疑うようになってしまったのだ
その頃、テレビのニュースを見ていた京美
そのニュースはこれだった
「ニュースです……悪山魔裟斗容疑者30歳が殺人罪及び未遂で逮捕されました。魔裟斗容疑者は、桜子を殺害し、男性4人が殺された連続殺人を行い、京美さんのペットストちゃんを絞殺し殺害し、花男さんを拷問し、京美さんを殺害しようとした疑いで逮捕されました。警察調べに対し、魔裟斗容疑者は『京美の為にやった』と供述しております。」とアナウンサーが言った
京美は、「この人は嘘をついてるに決まってる!」と思っていた
人間不信になっていたから
可哀想な京美、人を信じれなくなってしまったのです
京美の心は、ズタボロ気味で、悲しすぎて痛かった
次回第20話




