第10話京美の過去
第10話
翌日、暗闇にいた
またまたあの空間
虫達や虫に塗れた桜子が映る
責めの声が響き、身体中に虫が動き回る
気持ち悪さに吐き気を催すぐらいの空間だった
「…嫌…もう無理…」
そう思っていた時
「ワンワンッワンワン」と響いた
木霊するように響いた
気が付けば、天井
「これで何度目の悪夢?もう嫌よ…」と思っていた
チワワが、近くに来てくれた
それが癒しとなり、京美の心が軽くなりました
いつもの身支度をして、会社へ歩いて向かった
道中警察が検収を行っていた
「最近の世の中は、怖いわね…」と思いつつも、会社へ出勤する京美
京美は、いつものように仕事には真剣に取り組んでいた
昼休みまで取り組んでいた
書類の訂正、複製、プレゼン資料など多くの仕事をしていた
しばらくして、魔裟斗が「弁当を一緒に食べない?」と聞いてきた
魔裟斗は、花男が京美の彼氏になることを、いちばん嫌がっていた
しかし、「ごめんなさい先輩…今日、花男くんと一緒に食べることを約束してしまっているので…」京美はそう言い断った
「そうか…」と魔裟斗はそう言うと去っていった
魔裟斗は、内心ムカついていた
「憎い…憎い…花男が憎い…俺の恋を邪魔しやがって…」
魔裟斗がこんなことを思っていることなどとは、知らず一緒に屋上へ向かった
しばらくして、京美は屋上で花男と交流した
2人は、フェンスを背にして寄っかかりながら、座って弁当を食べ始めた
空は、青々とした空
2人は、3日後の予定について話し合っていた
「3日後楽しみだわ!」と京美は、微笑んで言った
「ぼ…僕も楽しみだよ」と花男は、言った
2人は、そんな質素な会話をしながら、仲良く食べていた
京美は、床にいる黒い物体を見かけた
小さな物体だ
ゴキブリだった
「きゃぁ!ゴキブリよ!嫌!嫌!嫌!」と京美は、そう叫びながら慌てて後退した
花男は、咄嗟に手でゴキブリを手で持つと、屋上のフェンスの外へ投げた
黒い物体は、そのまま地面へと落ちていった
「ありがとう…」
叫びすぎて息切れになっていた京美は、言った
「どういたしまして…先輩…」と京美を心配した花男
「大丈夫よ」とホッとしたように言った
「ところで、苦手なのですか?」と聞いた花男
「ええ、苦手…見てれば見てるほど苦手…悪夢でさえ見るわ」と気分が悪そうな顔をして言った
もちろん、京美自身が体調を崩して気持ち悪いやとかではない
「どうしてそんなに見てしまうのですか?」と丁寧に聞いた花男
京美は、言いたくなさそうな顔をした
1分間が空いて口を開いた
なぜなら、京美は花男に知って欲しかったからだ
「私は、小さい頃から虫に、不幸にされてきたの…3歳の時スズメバチに刺されちゃったし、毒蛇に噛まれたし、小学生の時には、クラスの男の子たちにゴキブリを無理やり耳に入れられそうになったり、タランチュラを手のひらで誤って潰しちゃったり、色々なことがあって虫は、本当に大っ嫌いなの」
すると、花男が抱き始めた
するとこう言った
「可哀想な先輩…大丈夫僕がいるから」と慰める花男
それを、隠れて見ていた魔裟斗は、さらに憎しみが湧いてきた
その目は、獣の中の獣で、左目に春男が映り、右目には刃物が映っていた
次回第11話




