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転生者は身バレしても平穏を求める  作者: 天原 重音
ドロシー編 とある転生伯爵令嬢の一日

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4/4

一日の終わり

 バウンド公爵邸に着いたら、玄関ホールで学校から連絡を受けた公爵夫人に抱き付かれた。隠れてやり過ごした事を教えて公爵夫人を落ち着かせて、自室に荷物を置いてから、居間に向かった。

 居間で公爵夫人から根掘り葉掘り聞かれたが、隠れていた間に図書司書の先生が事を収めてくれたので問題無いと何度も言う羽目になった。

 公爵夫人は何かと心配性だ。公爵家の子供、嫡男(結婚済みで子供もいる)と長女(去年、領地内の代官と再婚した)は領地にいるので王都にはいない。

 自分は居候にも等しい状態なので、心配してくれている内はありがたいと思うしかない。

 夕食時になれば、学校で起きた事などについて聞かれる。

 普段は授業内容について教えれば良いが、今日はミリセントの実家が経営している喫茶店で食べたフルーツパフェについて話した。

 公爵夫人は、自分が話すミリセントの新作のお菓子に対して、変に食いつきが良いのだ。どこかのお茶会で自慢していそうだ。

 夕食が終わったら、自室に戻って課題と予習と復習を行う。公爵夫人は自分の勉強の邪魔をしてまで暇潰しをするような人ではなかった。

 夕食が終わりお茶を一杯飲み終える頃になれば、バウンド公爵が帰って来る。

 予習と課題を終わらせたら入浴を終える。寝る前に復習と机の上に積み重ねている本を読む。


 毎日、今日とほぼ変わらない生活を送っている。

 今の日々の良し悪しは何とも言えないので割愛する。

 まぁ、記憶を取り戻す前よりかは遥かに良い状態なのは断言出来るが、如何せん、周りがね。

 

 寝る時間ギリギリになったら、公爵夫妻に挨拶をしてから着替えて眠る。

 構いたがりな公爵夫妻なので挨拶をしないと、ちょっと大変なのよ。

 眠る前に今後について考える。

 一年数ヶ月後には、学校を卒業する。学校を卒業したらどうするか、その進路が決まらないのだ。

 ウルフスタン先生が言うには、進級するまでに半分ぐらい固めれば良いと言われた。でも、言葉通りに受け取れなかったので、毎日、卒業後の進路について考えている。

 バウンド公爵家から独立したいんだけど、自分の立場を考えるとそうもいかない。


 答えが出ないまま、今日も眠りに落ちた。




 登場人物


・ドロシー・グラント

 主人公。菊理の転生先。

  

・バウンド公爵家

 ドロシーの後見を務める家。

 バウンド公爵夫人が木霊。



 貴族学校

 主人公在籍クラス 男十一名、女子十名、合計二十一人。一クラス二十~二十三人で構成されている。


・ジャスティン・ウルフスタン

 個性的な生徒が集まったクラスの担任教師。撫でつけた銀髪。瞳は金色だが吊り目。

 見た目は『ちょっと儚げな美丈夫』だが、人狼なので腕力を始めとした戦闘能力は高い。

 王国の騎士団長にならないかと誘われるほどの実力者だが、人の上に立つのが嫌で教鞭を取った。

 

 女子生徒


・イーニッド・ヴァーノン

 眼鏡を掛けた腐女子な吸血鬼。双子の兄・イーノックがいる。渾名の付け方が独特。

 

・アイリス・ホワイト

 イーニッドの腐女子仲間。風霊。

 

・ハーマイオニー・カーリー

 イーニッドの腐女子仲間。炎霊。


・ミリセント・アーモンド 

 お菓子作りが好きな土霊。


 以下女子生徒名簿


・ネリー・オーツ

・ラヴィニア・フロックハート

・エリザベス・アナキン

・フリーダ・フォーチュン

・ジョージアナ・カービー




 男子生徒


・イーノック・ヴァーノン

 女装吸血鬼。双子の妹イーニッドがいる。


・オスカー・ウィザーズ

 ドМなインキュバス


・アルヴィン・ウィンターソン

 百合の間に挟まりたい氷霊少年。

 イーニッド、アイリス、ハーマイオニーの三人が集まっていると、『僕を温めて!』と突撃する。大体、炎霊のハーマイオニーに燃やされる。

 

・シオボールド・バトラー

 脱衣癖の有る人魚少年。


 以下男子生徒名簿


・メルキオール・バベッジ

・バッカス・アヴァロン

・カミール・ギブソン

・ドノヴァン・クロッカー

・エドガー・レイク

・フロイド・レッキー

・エルモア・ギボンズ

ここまでお読み頂きありがとうございます。

ドロシー編はここまでとなります。

予備ネタで終わる作品の後日談でしたが、どうでしょうか? 

三編の一つなので、追加を投稿する時には、割り込みで投稿する事になると思います。


今回初の試みですが、感想の返事は基本的に行いません。イメージ的には、動画のコメント欄です。皆さんで感想を述べ合う分にはOKです。


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― 新着の感想 ―
割と穏やかな日々を送れているようでなによりです。この大騒ぎの生活が穏やかに思えてしまうというのは悲しい話ですが
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