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次世代機パスクア  作者: 柳井リュウ
31/48

insider

☆クローバー☆


「ヨシュア・ショーンよ。親愛なるロイン・フッカ首席に伝えてくれ。

ナウティルスは月を離れ火星に向かう。

ここでな、あの人口管理局のメジャー・アドマイア・パァーヴ局長の曾孫の、航宙軍遊撃大隊の士官メジャー・パーバート・パァーヴ少佐が、ワシを心配して可変機で追いかけて来おった。

来たそうそう搭載のコロンの模擬戦の相手を務めて、乗員の練度を上げてくれて大変助かった。

あれは模擬戦だ。

それでだな、ありがたいことにメジャー少佐はこのまま同道してくれるそうだ。

それをパァーヴ局長に伝えておいてくれ。

曾孫がこの艦にいると。

そのメジャー少佐の提案した、月利用のスイングバイが成功して、日程が加速度的に進行しているともな。

それから、ロイン閣下の集めてくれたクルーが姫君の歌を組み上げた。

この後送る楽しみにしておれ。

では、ヨシュア・ショーン、ロイン・フッカ首席によろしくたのむ」

ワシの話しの後に姫君の歌を流した。

ワシもこのくらいの事はひとりで苦もなくできるのだよ。

【……遠い地で見た懐かしい場所の


蒼く輝く水の惑星は


すべてを受け入れ愛を咲かせてる

想いの示す未来の先へと………】

しばらく聴いていよう。

心地よいな……。

………………………………。

「艦長。姫の歌、いくらなんでもエンドレスすぎ」

突然の声に目を開けると、簡易スペースパイロットスーツ姿のメジャーが滑るようにブリッジに飛んできていた。

「ほう?そうか?」

「終了予約せず、休まれたんだよ」

「すまんな、耳に心地よすぎて、ついな」

良い様に子ども達との関係を持ったらしいメジャーは、この数日で子ども達には少佐、少佐と慕われているし、ワシのよいサポートをしてくれるようにもなっていた。

労働者の子どもには悪影響しかないが、やはりゴリ・ラリアンは必要であったかと今更ながら思う。

「本題だクローバー艦長。姫の歌のあのノイズ、映像データらしい」

「そうか?そういう報告はどの機関からも届いておらんがな」

「この艦の、旧式の再生機の中にに、再生出来るのがあるかも知れないんだそうだ」

旧式?あれはでかすぎて、持ち運びが出来なかったりと、使い勝手が悪いのだが?

「とにかく、見たい。案内に来てくれ」

と飛び去る。

わしは、ロイドにデータを入れようと考えながら、メジャーの後を追った。

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