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毒舌秘書は社長の私を放っておけない。  作者: 三千
山路商会の社長のご子息、雅也さん
73/146

EP73


雅也さんはその端正なお顔を真っ赤にされ、『あ、ありがとうございます』と俯いてしまった。

ありゃりゃ。恥ずかしがり屋さんなのかな?

『もし良かったら、その……今度、一緒にお食事でもどうでしょうか?』

あ。そゆこと?

私は、手話で答えようとした。

が。

そこで、今までずっと黙りこくっていた井桁秘書が、ずいぃぃっと入ってきて、名刺を雅也さんにずいぃぃっと差し出す。

「アポイントメントは私を通していただきますよう」

ぽかんとした表情の雅也さん。私は慌てて、井桁さんの言葉を手話で通訳。

すると、雅也さん、名刺を素直に受け取ると、『わかりました』と名刺入れに仕舞う。

なぜかそこで、睨み合いが始まった。

『お食事にお誘いするのも、一応あなたを通しますが、私は臆することなく千夏さんをお誘いしますからね』

???

「そうですか。必要な会食かどうかは、私が判断して、社長……千夏さんに通します」

え???

ち、千夏さ……

すると雅也さんが、くるっとこちらを向いて、『千夏さん、個人的な連絡先を教えていただけないでしょうか?』

ずいっと一歩近づいてくる。

その距離、なんと1メートル。ちょ、まあまあ近いよね?

と、その間にずいっと入り込む井桁氏。近い近い近い!!


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