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「くたばれ、クソ神様」  作者: 無脊椎動物
いざ、ブリフィアへ
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青年の旅の風景

「着いたね■■■姉ちゃん!」


 ニコの声が馬車に響き渡る、長い馬車の道のりもようやく終わりだ。

 ここは⚫⚫⚫⚫、世界でも屈指の港町であり世界の貿易の中心地、らしい。

 らしいと言うのも■■■が教えてくれた。


「ねえねえねえ! 見て回ってきても良い?」


「何言ってるのニコ!」


 ニコは今すぐにでも飛び出したそうにして、それを止めるニーナといういつもの光景。

 それにしてもニーナも我慢しなくてもいいのに。


「ああ、気をつけて行ってくるんだよ」


「本当! ありがとう魔法使いさん!」


「どういたしまして。ニーナも行ってくるかい?」


「え、あ、良いんですか?」


 二人だけ、と言うのは不安だがこれだけ大きな街なら大丈夫だろう。


「しかし、私達だけで大丈夫でしょうか?」


「それについては大丈夫だと思う。これぐらい大きい街なら治安も良いはずだろうしね」


 それを聞いた途端、ニコは目を輝かせて立ち上がった。



「ほらニーナも行くよ!」


「あ、ニコちょっと待って! ······では行ってきますね」


「はい、行ってらっしゃい」


 そう言って二人は駆けていった。

 そういえば■■■はよかったのだろうか?

 ■■■もこんなに大きな街は初めてだろうに。


「さて、■■■は良かったのかい?」


「私はとりあえず魔法使いさんに付いていきます」


 ぼくに付いてくる?


「そんなに面白くもないよ? 特に見たいものとかも無いし」


「うーん、とは言っても私も欲しいものは無いですし」


 そうなんだ、まだ十七歳なのに、いや、もう十七歳か。

 もうそんなに経つんだな。


「そっか。なら一緒に見て回ろうか」


「はい、そうですね」


 そうしてぼくたちは肩を並べせて歩き始めた。

 ・・・・・・そういえば、こうやって二人っきりで過ごすのも久しぶりだな。

 そう思い■■■を見ると楽しそうなに笑っていた。


「ねえ、■■■」


「は、はい! 何でしょう!」


「こうやって二人っきりなのは久しぶりだね」


「あ、そ、そうですね」


「だけど良かった、ニコニコしてるから退屈はしてないみたいだしね」


 そう言うと■■■は顔が一気に真っ赤になった。

 別に楽しんでいるのを恥ずかしがらなくてもいいのに。


「ん? どうしたの?」


「いえいえいえいえ! 何でもありませんよはい!」


「そ、そう」


 や、やけに必死に否定するな。


「そういえば先ほどの店に面白いものが有ったんですよ!」


「へえ、どんなの?」


 ものすごく強引な話題転換だけどここは乗ってあげよう。


「こっちですよ付いて来てください!」


「わっ、急に引っ張らないでよ」


 ■■■に勢いよく手を引かれ、ぼくは転びそうに成りながら引かれるがままにする。

 後ろからでも分かるほどに顔を真っ赤にさせている姿に少しドキリとさせられる。

 繋がれた手から感じる■■■の熱ぼくの手にゆっくりと伝わり広がっていった。

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