◼◼◼の旅の風景
「着いたね■■■姉ちゃん!」
ふぅ、さすがにあれだけ馬車に乗っているとお尻が痛くなってしまいましたね。
「ねえねえねえ! 見て回ってきても良い?」
「何言ってるのニコ!」
ふふふ、。まあ、この風景を見るとその気持ちは分かります。
ここは⚫⚫⚫⚫、世界でも屈指の港町であり世界の貿易の中心地ですからね。
現にここから見えるお店にも今まで見たこともないような果物や、変わったデザインの服が並んでいます。
「ああ、気をつけて行ってくるんだよ」
「本当! ありがとう魔法使いさん!」
「どういたしまして。ニーナも行ってくるかい?」
「え、あ、良いんですか?」
まあ、わくわくしてるのはニーナも一緒のようですしね。
先程から周りを見渡しながらウズウズしていましたし。
「しかし、私達だけで大丈夫でしょうか?」
「それについては大丈夫だと思う。これぐらい大きい街なら治安も良いはずだろうしね」
確かに、貿易の中心地で犯罪が横行していたならば国同士の問題に発展しそうですしね。
「ほらニーナも行くよ!」
「あ、ニコちょっと待って! ······では行ってきますね」
「はい、行ってらっしゃい」
そう言って二人は駆けて行きました。
それにしても二人とも凄いスピードてすね、よっぽど楽しみなのでしょう。
「さて、■■■は良かったのかい?」
「私はとりあえず魔法使いさんに付いていきます」
と言うよりもそれが本命ですが。
こう言っては何ですが、あの二人が来てからは魔法使いさんと二人きりで行動することは滅多にありませんでしたから。
「そんなに面白くもないよ? 特に見たいものとかも無いし」
「うーん、とは言っても私も欲しいものは無いですし」
むしろ魔法使いさんを見ていたいです。
「そっか。なら一緒に見て回ろうか」
「はい、そうですね」
そうして私達はただ目的もなく目についたものへ歩いていきました。
······ああ、どうしましょう。
こうやっていざ二人きりで歩くと顔が少しにやけてしまいます。
「ねえ、■■■」
「は、はい! 何でしょう!」
どうしたのでしょう? もしかして笑ってるのを見られてしまいましたか?
「こうやって二人っきりなのは久しぶりだね」
「あ、そ、そうですね」
改めてそう言われると、何やら恥ずかしい様な嬉しい様なキモチになってきますね。
「だけど良かった、ニコニコしてるから退屈はしてないみたいだしね」
ああああぁぁぁ! 見られてたぁぁぁ!
「ん? どうしたの?」
「いえいえいえいえ! 何でもありませんよはい!」
「そ、そう」
あああああ引かれてしまっています!
これは不味いですよ! 早急に何か手を打たなければ!
「そういえば先ほどの店に面白いものが有ったんですよ!」
「へえ、どんなの?」
よし! 第一段階は成功です!
「こっちですよ付いて来てください!」
「わっ、急に引っ張らないでよ」
そしてちゃっかり手を繋ぐことも出来ました、さすが私!
とりあえずはこのままお店まで引っ張って行きましょう、やっぱり今の真っ赤な顔を見られるの恥ずかしいですからね。
このまま顔を見られないようにして行きましょう。




