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「くたばれ、クソ神様」  作者: 無脊椎動物
いざ、ブリフィアへ
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58、フォーメーション「安定」

活動報告で更新についてお知らせが有ります。

「はい、注目!」


 大体のチームが揃ったのを見計らってクロードは予定の変更を大声で伝え始めた。

 結局、チームごとで洞窟に入るという最初の予定ではなく俺達が先行することに。

 反応はパット見不満もなく納得してくれたようで良かった。


「それじゃ、俺達が行った30分後から入ってくれ」


「行きましょうか」


「はい」


「ああ」


 因みにニコニクは新しいチームメンバーを見つけられたようだ。 

 あいつらにはそのうち埋め合わせをしてやらないとな。



 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽



「本当に見張りが居なくなってるな」


「だろ?」


 罠を警戒しながら洞窟に向かった俺達だったが特に何もなくたどり着くことが出来た。


 なるほど、確かに前は居た二人の見張りが居なくなってる。

 その他には洞窟にも大量の出入りしている足跡にも変化がない。


「‥‥‥ん?」


「どうしたの、アラタ?」


 何だろう、何かが変わってるような、そんな違和感を感じる。

 いや、気のせいか?

 洞窟、足跡にもやはり変化なし。


「いや、何か引っ掛かったんだが、多分気のせいだろう」


「‥‥‥アラタも?」


「も? カコもなのか?」


「うん、何かは分からないんだけどね。何か腑に落ちない点がある気がするの」


 腑に落ちない点、か。

 俺の感じた違和感と一緒のものか?


「二人とも、何してるの? 早くしないと30分がたつわよ」


 俺達二人でうんうん唸っているとクーアからの催促がかかった。


 そうだったな、今は時間制限があった。

 今は洞窟の偵察をするのが優先か。


「すまない、少し考え事をしていた」


「今行きます!」


 とりあえずは気持ちを切り替えて行こう。

 それにしてもやはり大きい。

 遠くから見てトラックでも通れる、と思ったがこれなら重機とかでも余裕で通るのではないだろうか。


「それじゃあ予定通り俺が先頭、後ろにカコちゃん。そして回復役のクーアを中心に遠近両方できるアラタ、で行くぞ」


「了解、殿は任せろ」


 因みにこの並びは安定性を重視したものだ。

 まず先頭に一番近接戦闘が出来るクロードが相手を抑える、そしてその後ろからカコが魔法を撃つ。

 クーアは全員との距離が中心に立ち、回復魔法や支援魔法を行き渡らせる。

 そして俺は最後尾から前線に速度の速い光魔法で援護しつつ、万が一後ろから来た時に俺が抑えてクーアの移動時間を稼ぐ、と言うものだ。


 俺は洞窟に足を踏み入れる。

 するとヒヤリとした空気と若干のカビ臭さが俺達を包み込む。


「意外と冷えるな」


「洞窟は大体こんなもんだぞ」


「だから生活にある程度余裕が出てきたなら防寒着を買っておくのをおすすめするわよ」


「そうなんですね」


 まあ、俺の場合創れるんだけどな。

 これが終わったら二人分の防寒着を創っておこう。

 あとついでに今後使われそうな道具も。


「ちなみにどんなのが良いでしょうか?」


「一番のおすすめは、スノーウルフの毛皮ね」


 そんな雑談を交わしながら、しかし俺達は警戒しながら歩みを進める。

 それにしても何も起こらないな。

 罠はともかく、魔物すら出てこないなんてな。



「‥‥‥ねえ、アラタお願いがあるの」


「何だ?」


 もう少しで突入から三十分にならんとしているときにカコからの声がかかった。

 どうしたのだろうか? 何かに気づいた、と言うような様子だが。


「足跡に鑑定って出来る?」


「鑑定か? 一応出来るが」


 とは言ってもな、足跡は外から変わり無く出入りしている足跡でなんの変‥‥‥ん? ()()()()()()()()


 ‥‥‥違う! 最初に見たときは()()()()()()()()足跡だ!

 少なくとも外に出ていく足跡は見ていない!


「鑑定!」


「どうしたんだアラタ?」


 ‥‥‥やっぱり、出ていく足跡はできて間もないものだ。

 見張りは居なくなったのではない、移動したのだ。


 ならば何処に逃げた?

 ‥‥‥ダメだな、さっぱり分からない。

 とりあえずはまずクーアに報告しよう。


「なあ、クーア」


「た、大変です!」


 不意に俺達の中を走り抜けたのはそんな焦っている声だ。


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